・進路が決まって、他に合格していた学校に行かないと決めた時
・健康やその他経済的な理由などで進学を辞退したい時
そのような時に「入学しません」ということを伝えるために出すのが入学辞退届です。出す機会が頻繁にあるわけではないので実際書き始めると気になることが色々と出てきてしまい、なかなか難しいなと思っている方も多いかもしれません。
そこで今回は、入学辞退届について色々と調べてみました。受験シーズン、気になる皆さんはぜひご参考にしていただけたらと思います。
入学辞退届は手書きorパソコン?
書き始める時にまず悩むのは、パソコンで打ち込むか手書きにするか、どちらがいいの?という点。
受けた学校によって入学辞退届のひな形がホームページに用意されているところもあります。そんな場合はそちらを印刷して記入していく形になると思いますが、すべてを自分で用意する場合、どんな用紙にどんな風に書けばいいのか分からない方も多いかと思います。
入学辞退届は、簡単に言うと「入学をお断りします」ということを学校に伝える文書ですよね。もちろんパソコンで打ち込んだものが失礼にあたるとかそのようなことはありませんが、ご縁があって合格を頂いた学校へのおわびのお手紙にもなるわけですので、手書きで書くのをおすすめします。
同学部や分野などの学校ですと、ご縁自体がここで切れるわけではなく後々にお世話になることもあるかもしれませんし、けじめとしてもきちんとしておくことは大切なことです。
手書きの場合、柄などの無い白い便箋に書くのがよいでしょう。横書きは目上の方に出すのには不向きです。縦書きのほうがより丁寧な印象になりますので、縦書きの便箋を選びましょう。封筒は、便箋を三つ折りにしたものが入る大きさの、白地もしくは茶色のものを選びます。
入学辞退届/理由の書き方
入学辞退届を書く準備を整えたものの、理由をどう書けばいいのか悩みますよね。
断る理由を濁したりストレートに言わないことが美徳や礼儀だったりすることもありますが、入学辞退届はその名の通り届け出でもあるので、理由は正直に書くのが良いでしょう。
健康や経済的な理由などは自身のプライバシーにも関わりますので、「一身上の都合」や「やむを得ない事情」という言い回しでも構いません。
しかし、複数の学校を受けていることは学校側も想定内ですので、他校に行くことになったことを伝えるのは失礼にはあたりません。そのまま事実を記入しましょう。
ただ、〇〇大学の方が優れているから、などの悪い理由や何かを否定するようなことは伝えるべきではありませんので注意しましょう。
入学辞退届/具体的な書き方
(例文)
〇〇学校 校長(学長)〇〇殿
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度合格を頂いたこと大変光栄に存じますが、誠に勝手ながら、~
【理由を記入】
~〇〇(学校、学部)への入学を辞退致したくお願い申し上げます。
本当に申し訳ございません。
末筆ながら御校のますますのご発展をお祈り申し上げます。 敬具
日付
住所
氏名
【理由】の例
・他校に進学するため
・一身上の都合により
・将来を展望し自身の研究についても熟慮した結果、他大学へお世話になることに致しました。(大学院など)
大学院への入学辞退届の理由欄に関しては、成人済みということもあり、簡潔に答えるよりも礼儀と相手への配慮を加えたほうが良いでしょう。
学校側から用意されているひな形がある場合は記入欄を埋めていくだけなのですが、それでも理由の欄を記入する際の言い回しは悩んでしまいますよね。先述したように理由はなるべく事実を素直に書くようにしましょう。
まとめ
合格を頂いた学校にお断りをする、わび状にもあたるのが入学辞退届です。今回はご縁がなかったものの、お世話になっていたかもしれない学校へのおわびですから、感謝を伝えることと誠意を持って書くことを忘れないようにしましょう。
書き方など少し難しいところもありますが、後々のビジネスの場でもこの経験はきっと役に立ちますよ。
では、今回はここまで。最後まで読んでくださりありがとうございました。
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