赤ちゃんといえば四六時中泣いているイメージはありませんか?
赤ちゃんは泣くのが仕事といわれるぐらいですから。ところが、おっぱいを飲む以外はずっと寝ている赤ちゃん。心配ですよね。でも実際のところ、月齢にもよりますが赤ちゃんは一日の半分以上を寝て過ごします。
また、赤ちゃんが抱っこしてもぐずぐず。激しく泣いてどうしようもない。こんなに泣くのは何かあるのではないかと心配になるかもしれません。このわけのわからないぐずり泣き実は成長のあかしなんです。どういうことなのか詳しく説明していこうと思います。
赤ちゃんが寝すぎるのは病気なの?
赤ちゃんが寝すぎじゃないのかと心配なあなた、月齢別に赤ちゃんの睡眠時間をみてみましょう。
生後0から1カ月の赤ちゃん 16~17時間
生後1から3カ月の赤ちゃん 14~15時間
生後3から6カ月の赤ちゃん 13~14時間
生後6から12カ月の赤ちゃん 11~13時間
生後1歳~3歳の幼児 11~12時間
どうでしょうか。思った以上に赤ちゃんって寝て過ごすものなんです。これは一般的に言われている赤ちゃんの睡眠平均時間ですが、赤ちゃん一人ひとりによって睡眠時間もばらつきがあります。
ですから一日の大半を寝て過ごす赤ちゃんもいれば覚醒して全然寝ない赤ちゃんもいます。寝すぎるから何か病気ではないのかなという心配は無用です。
むしろ寝る子は育つといわれるように赤ちゃんは寝ている間にいろいろと整理したり成長したりするそうなので健康そのものだと言えると思います。月齢の低い赤ちゃんは睡眠のリズムが整っていないためずっと寝続けることもまれではありません。
生後3カ月ぐらいになると昼と夜の生活リズムができてくるので日中は起きて夜にまとまって寝る子も増えてきます。ですので気になるかもしれませんがあまり神経質に考えなくても大丈夫です。
赤ちゃんのぐずり・激しく泣くのは病気だった?!
赤ちゃんがぐずったり泣いたりするのは当たり前です。赤ちゃんはまだ言葉がしゃべれませんので泣くことが唯一のコミュニケーション手段なのです。少しのことでも泣くのは当たり前。
赤ちゃんは泣くことが仕事とわかっていても毎日毎日赤ちゃんのお世話をして激しく泣くのを見ていたら辛くなりますよね。どうしてうちの子はこんなに泣くのか?何か悪いのか?と心配になる気持ちもわかります。
私自身も我が子の泣き声を聞くのがしんどくなってイヤホンをして気を紛らわしたり少し赤ちゃんと距離をとったりしたことあります。
では、赤ちゃんは泣いて何を訴えているのか。原因はいくつか考えられます。まず一つ目は、お腹が減って泣いているからです。月齢の低い赤ちゃんは胃にためることができませんのですぐにお腹が減ります。
授乳から1時間もたっていなくても泣いてしまうこともあります。二つ目は、おむつが気持ち悪いからです。不快を感じて泣いていることがあります。三つ目は、うんちがしたいからです。
便秘がちな赤ちゃんはうんちがうまく出せなくて泣いてしまうこともあるそうです。うちの子はだいたいこの理由で泣いていました。綿棒浣腸をしてうんちを出してあげれば機嫌がよくなりました。
四つ目は、暑すぎたり寒すぎたりしていませんか。赤ちゃんは体温調節がまだ上手ではありません。また大人よりも体温が高めのためすぐに汗ばみます。
大人が肌寒いくらいが赤ちゃんにとっては適温だそうなのでエアコンなどを上手に使って赤ちゃんが快適に過ごせるようにしてあげましょう。五つ目は、リラックスできない状態にあるからです。
テレビの音が大きかったり部屋が明るかったり赤ちゃんにとって何か刺激になるものがありませんか?赤ちゃんはすごく敏感なのでちょっとしたことが気になって泣いてしまいます。
六つ目は、洋服のタグやボタンなどが肌にあたり不快感をもっているからです。基本的には赤ちゃんの肌に直接あたる服(肌着)はタグが外についていたり縫い目が外側になっています。
しかし外国製のかわいい洋服などは見た目重視のためタグやボタンなどが直接赤ちゃんの肌にあたるものもあります。泣いている理由の一つとして考えられるので洋服のチェックをしてあげるのもいいですね。
七つ目は、甘え泣きです。ただ単に抱っこしてほしくて泣いている場合があります。いろいろどこが悪いのかなと心配していたのに抱っこしたとたんニコッと笑顔になんてことはよくあることです。
八つ目は寝たいのに上手に寝られない。これはうちの子はあるあるでした。眠たい時間にお出かけなどをしてしまっていつもの昼寝の時間とくるってしまいと不機嫌になったり寝ようとしたとき(うとうとしているとき)に何かで起こされて寝付けなかったりするともう爆泣きです。
いくつかの理由をあげましたが、何をしても泣き止まない・普段と様子が違うときはよく観察をしてください。泣き方が見たこともないほど激しく泣いた場合どこか具合が悪いのかもしれません。
おかしいなと思ったら自己判断せずに病院に行ったり#8000に電話をかけて相談してください。
まとめ
赤ちゃんの寝すぎ問題。振り返ってみればよく寝ていてくれたあの頃が一番楽だったなんて話もよく聞きます。赤ちゃんに寝すぎというのはありません。
赤ちゃんはまだ体力もありませんし活動できる時間が少なくて当たり前です。赤ちゃんは寝ているときに成長するのでよく寝る子は育つということです。
また赤ちゃんが激しく泣くことも当たり前です。おしゃべりすることができないのですから泣いて訴えるしか赤ちゃんには手段がないのです。毎日24時間赤ちゃんと過ごしていると赤ちゃんが何を訴えて泣いているのかだんだんわかってきます。
私自身も初めての子育てで最初の数が月は「何で泣いてるの?」「泣きたいのはこっちのほう」「どうして泣き止んでくれないの?!」などいっぱい思いました。でもある日考え方を変えてみたんです。
「何か伝えてくれているの?」「泣くのが仕事」と。するとマイナスだった気持ちがだんだんなくなっていきました。
赤ちゃんによって泣く理由は決まってくるとおもうので慣れてくると「はいはい、うんちを出したいんね」など理由もすぐわかってきます。(ビンゴだったとき嬉しくなります。)今は大変かもしれませんがいつか必ずお世話しやすくなります。