毎日使ってるお風呂、黄ばみができますよね。
毎日掃除してるし、一生懸命ゴシゴシこすっているけど、黄ばみが取れない、と思ってる方は多いのではないでしょうか。黄ばみが気になって、お風呂でリラックスできない、なんて嫌ですよね。
そこで、その黄ばみを取るために、黄ばみの原因、黄ばみの発生を防ぐ方法、そして、黄ばみの落とし方をまとめてみました。参考にしてみてください。
お風呂プラスチックの黄ばみはなぜできるの?
そもそも黄ばみって何なんでしょうか、また、どうしてできるんでしょうか?黄ばみを取るためには、まず黄ばみそのものについて理解が必要です。
まず黄ばみとは、水垢や石鹸カスや皮脂、それと入浴剤に入っている着色剤などがプラスチックの浴槽について残ったものと考えられます。
また、浴槽はプラスチックでできているのですが、このプラスチックは長年たつと変色してしまうのです 。その変色も黄ばみとなっています。これらが、合わさって、黄ばみができています。黄ばみがなぜできるのかを、もう少し詳しく説明します。
黄ばみは、水垢や石鹸カスでできていると書きました。毎日、お風呂にはお湯を入れていますが、このお湯(水道水)の中には、水だけでなくカルシウムやマグネシウム等のミネラルが少し含まれています。
そしてこの、お湯の中に含まれるミネラルが、浴槽に少しずつ残り(といっても、見えないほどが堆積するイメージです)、それが最終的に目に見える黄ばみとなるのです。石鹸カスも同様でミネラルが含まれており、これらが堆積していくのです。
毎日の残った量は目に見えるほどでは当然無いのですが、塵も積もれば山となるです。やがて黄ばみとなるのです。入浴剤の使用も、黄ばみを起こす原因となっています。入浴剤の中には、入浴剤に色をつけるための、着色剤が入っています。
この着色剤がプラシックの浴槽に悪さを起こすのです。着色剤がプラスチックの浴槽と化学反応をして、プラスチックの浴槽の、黄ばみを起こすのです。したがって、色の濃い入浴剤の方が、一般的には黄ばみを起こしやすくなります。
プラスチックでできている浴槽そのものも、長期間使用すると色の変化(黄ばみ)が起こります。環境や浴槽そのものにもよりますが、浴槽は10~15年も経つと、黄ばみが発生します。残念ながら、今の技術では、防ぎようがありません。
さらに、水垢や石鹸カスや皮脂、それと入浴剤がプラスチックに悪さをして、黄ばみをさらに加速、発生させるのです。
黄ばみを防ぐための方法は?
では、黄ばみを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。上に書いたように、黄ばみの原因がわかった皆さんは、もう予想がつくと思いますが、改めて、黄ばみを防ぐ方法を書きます。まずは、毎日のお掃除をまめにすることです。
黄ばみの原因は、水垢や石鹸カスや皮脂、それと入浴剤です。ですので、これらをできるだけ残さない、早く取ることが黄ばみの最大の防止方法になるのです。お風呂を使った後には、すぐに掃除をする。特に、お湯が残るところを、念入りに掃除する。
すぐに掃除をしないときには、水で洗い流すだけでも効果があります。
また、入浴剤を使った時も念入りに掃除をする必要があります。するかしないかは別として、入浴剤の使用を控える、浴槽内のお湯を長時間ためない(翌日もお風呂のお湯を使うことをしない)ことは、黄ばみ防ぐことになります。
まぁ、これは別の問題になると思いますので、このような場合は、特にお掃除を念入りにしましょう。お風呂には黄ばみ以上に、カビの発生も大きな問題です。カビは高温高湿の条件で発生します。さらに、かびは、水垢や石鹸カスも大好物なのです。
ですので、黄ばみの対策と同様なことをすれば、カビ対策もできるのです。このように、毎日の少しの努力というか、注意で、黄ばみ、そしてカビも防止することができるのです。
発生した黄ばみの落とし方は?
それでは、できてしまった黄ばみはどうすれば落ちるのでしょうか。水垢と石鹸カスによる黄ばみがクエン酸が効果的です。水垢と石鹸カスはアルカリ性で、クエン酸は酸性なので、中和作用と言うことによって黄ばみを落とすことができるのです。
そんな難しい事はさておき、クエン酸を使ってみましょう。クエン酸はもうご存知ですよね、ドラッグストアなどでも簡単に購入できます。クエン酸は、食べ物にも含まれる通り、安心して使うことができますし、本当に便利です。
その使い方ですが、クエン酸を水に混ぜて(水100mlに対してクエン酸小さじ一杯分ぐらい)、それを黄ばんでいるところにつけます(スプレーするのが良いでしょう)。その後、黄ばみがひどい場合はラップをかぶせて、1時間ほど置いておきます。そしてラップを外して、スポンジでこすって、水で洗い流してください。
もちろん、市販の洗剤を使ってもいいですね。どちらにしろ、ひどい場合は、ラップをして1時間ぐらい置いておく方が効果的です。(市販の洗剤は使用方法を守ってください、安全第一です)。
重曹も黄ばみや、カビ取りに効果的です。重曹も水に混ぜて(重曹を2に対して水1)、黄ばみの部分に塗って、それからラップをし30分ぐらいした後に、ラップを剥がしてスポンジでこすって水で洗い流しましょう。
重曹はアルカリ性ですので、皮脂などの汚れに対して強いといえます。ですので、水垢や石鹸カスにはあまり効果は無いですが。入浴剤の使用が多く、そのために黄ばんでると思う場合でしたら、漂白剤の方が落ちるかもしれません。
漂白剤は、お風呂用のカビ取りを洗剤を使ってください。必ず、使用方法を守ってください、安全第一です。それと、クエン酸でも、洗剤と混ぜないようにしてください。本当は塩素系の洗剤とダメなのですが、細かい事を覚えるより、混ぜないことを徹底したほうがいいと思います。
また、大理石のお風呂にも使わないでください。そんな大理石のお風呂を使う人は、業者に依頼するのでしょうが。メラミンスポンジも効果的です。こちらも簡単にドラッグストアなどで手に入ります。
ただしゴシゴシこすりすぎないように注意をしてください。浴槽に傷が行くと、その時は黄ばみが取れても、すぐに黄ばみが発生するだけでなく、お風呂そのものを痛めてしまいますので。注意点としては、換気をしっかりしてください。
さらに、皮膚につくと危険なものもありますので、ゴム手袋をして掃除をしてください。特に、漂白剤等の洗剤を使う場合は、気をつけてください。お風呂はきれいになっても、あなたの手が汚くなるのは、違う問題になりますよ。
それでも、黄ばみが取れないとか、そもそも、ひどい黄ばみとかの場合は、業者に頼むという方法があります。業者に頼む場合は、事前によくチェック相談しておきましょう。作業時間、作業場所(範囲)、そして金額も異なってくるからです。
浴槽の交換は15年から20年経ったらすべきと思います。残念ながら、それぐらい経つと、黄ばみがとれなくなるそうです。というか、黄ばみだけなら別にお風呂に入れますが、それ以外の部品等が故障や機能が使えなることがあるからです。
浴槽だけなら、なかなかひびが入ることもなく、もっと使うこともできるのですが。
まとめ
浴槽の黄ばみって嫌ですよね。黄ばみは、水垢や石鹸カス、体からの油脂の残りや、入浴剤(その中の着色料)が原因で発生します。ですので、日ごろからマメに掃除をして、それらを溜ためないようにしましょう。
できてしまった黄ばみは、市販の洗剤でも良いですが、クエン酸がお勧めです。それでも取れない時は、業者に依頼する方法もあります。毎日の少しの工夫で、気持ちよくお風呂入ってください。