皆様、お正月飾りの一つ羽子板ですが、羽子板を購入したのはいいけれど、飾る時期や飾り方そして、重要な処分方法が全くわからない…。
そんな方は意外にも沢山いるのでは?
今回はそんな悩みを解決する為に羽子板について色々調べてみました。
では、まず羽子板について詳しく解説しています。
☆羽子板飾りの由来とは?
羽子板飾りは、お正月の時期に「女性の健康を守り健やかに育ちます様に」と私たちを悪い物から守る魔除けの為に飾られるお飾りです。
この飾りの特徴は羽子板と着物を着たお人形さんがセットになったお飾りという点です。お人形さんの着物のデザインも沢山の種類が有りますが、一般的に羽子板飾りのお人形さんが着ている着物は赤を基調とした配色で作られています。
このお飾りは、お正月前におじいちゃんやおばあちゃんが、初孫に向けて贈り物として送られる飾り物、そして結婚式の際に新郎新婦に送られる贈り物としても有名です。
☆羽子板飾りを売っている所は?
この羽子板飾りはデパートや百貨店、専門店で販売されていて、種類も豊富に取り揃えられています。羽子板飾りの種類の中には、小ケースに入った綺麗な飾りや、羽子板にオルゴールが付いたタイプなども有り、華やかで、見とれてしまうものが沢山有ります。
お人形の着ている着物も沢山のバリエーションがあるため、着てみたいデザインの着物を揃えてみたり、ショーケースの淵の配色などを好きに変えたりと、色々な部分で楽しめます。
このお人形は女の子が産まれた時や結婚のお祝に送られる飾りとして有名ですが、自分の娘が生まれた際に揃えてもいいとさています。
☆羽子板飾りを飾るのはどこ?
さて、肝心なお飾りを飾る場所ですが、まずは、羽子板飾りを飾るのに、避けた方がいい場所をみていきましょう。
・キッチン
キッチンはお料理をする場所ですので、お料理油やミキサーなどの混ぜ物が大切なお人形に飛んでします可能性が高いです。
・水回り
キッチンと洗面台などの水回りがある近くもやはり避けましょう。食器を洗っている時や、歯を磨いている時、顔や手を洗っている時に、お水や石鹸が大切なお人形さんに付いてしますので、避けましょう。
・人の良く通る場所(動線)
人が良く通る場所は、振動などで飾りが倒れてしまっては大変です。ガラスの小ケースの飾りであれば、子供が引っ掛け転んでしまう可能性も有りますので避けましょう。
それでは反対に、飾る場所に最適と言われている場所はかきになります。
・ダイニングルーム
大きい台の上や余ったスペース等、振動の影響を受けにくい場所。
・直射日光が当たらない所
直射日光は人形の着物なども剥げるので、当たらない所で有れば、綺麗な状態を保つ事が出来ます。
・玄関先
悪い物から身を守って頂けるので、玄関先は飾り場所として適しています。置き場所は棚の上に飾られる事が多く、この場所に飾ると見栄えもよくなるため来客時などの印象も良いでしょう。
・子供の手の届かない所
タンスの上など、小さい子供の手が届かない所は飾る所として適しています。万が一子供が無理やり取ろうとして怪我でもしたら大変ですからね。
☆羽子板飾りはいつから飾る?
昔は、羽子板飾りが届いたその日に飾ることが良いと言われていました。その理由は羽子板飾りが贈られてくる時期が、年の暮れの時期だったのです。今は、早時期や新郎、新婦の贈り物とされていますので、時期に関しては、12月13日頃から12月30日頃に飾る様になりました。
大安などの縁起のいい時に飾るといいとされています。
お飾りを飾るのに避けたい日は12月29と12月31日です。12月29日は区立てと言われ苦しみを連想するといわれて、12月31日は一夜限りと言われています。ですので、基本的にはこの日は避けて下さい。
飾り始めるのに良いとされている日付は12月13日になります。正月事始めといわれる時期で、お正月に舞い降りてくる年神様をお迎えする準備に入ります。年神様はお正月に各家庭に訪れて下さる神様です。この神様が来て下さったら、新年の幸せをもたらすと言われています。
羽子板飾りもしっかりとこの時期に準備し、子供の大切な初正月をお迎えしょう。
☆羽子板飾りはいつまで飾れるの?
神棚などに飾る場合は年中飾っていてもいいとされています。基本的にお飾りの片づける時期は決まっていませんが、お正月に出したお飾りと言う事でお正月の時期が終わる頃、松の内の時期と言われています。
松の内の時期は、年神様が来られる際に目印となる門松などを飾っている期間の事で、関東では1月7日まで、関西では1月15日までとされています。
その時期にお正月飾りと一緒に片づける方も多い様です。又、三月の桃の節句の日にお雛様と一緒に飾る方もいます。女の子の日ですので、お雛人形と羽子板飾りを飾ると物凄く華やかで楽しい雰囲気に包まれるのではないでしょうか?
この時期に、ひな祭りが終わると一緒に片づけるのもいいです。
☆羽子板飾りの処分方法は?
お人形を専用に供養して頂けるお寺さんが有りますので、お寺に相談し、持っていくのがいいとされています。その他に葬儀場でお人形の為の供養をして下さる所も有ります。それは葬儀屋さんに相談してみるのが良いかと思います。
私たちの健康を祈り、災害等の厄災から身を守って下さったお飾りですので、しっかりと感謝を伝え供養して頂けるのが一番です。
いかがでしたか?今回は羽子板の飾りに付いて詳しく解説してみました。
飾りは大切に扱って頂いたら、長期間綺麗な状態を保てます。どうしても事情があって処分をするという際には今まで家族の身を守ってくれていた事に十分感謝し、適切な方法で処分しましょうね。
では、今回の記事はここまで。最後まで読んでくださりありがとうございました。
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