職場に仕事ができない人がいると、周りがフォローしたりしていて自分の仕事がスムーズに進まないこともありますよね。
また、仕事ができない人がいるだけで、職場の雰囲気が悪くなってしまったり、最悪の場合いじめなどに発展してしまう…。
いじめがある職場の雰囲気はとても悪いです。
そんな職場になる前に対処する必要があります。職場の改善は上司だけがするものではありません。
社員なら誰でも改善することが出来るのです。そのためには、みんなが一丸となって仕事ができない人に対して接し方を変える必要があります。
仕事ができない人を「仕事ができない」と決めつけてしまうのではなく、理解することから始めてあげましょう。
仕事ができない・遅くなってしまう原因
仕事ができない方は、やる気がなく見えてしまいますが、そうではありません。
仕事を頑張ろうと思っている方もいるはずなのです。
でも、考え方が違ったり、根本的に仕事のこなし方がわからないこともあるでしょう。仕事ができない方の原因を知ることで、指導方法が見えてくるでしょう。
・目標がわからない
仕事をしていて目標がある方が仕事早くできますよね。
仕事ができない人や遅い人は目標がないために、仕事に積極的になれないのです。
そのため、仕事ができない人には、ちょっとした目標を見つけてあげることが大切になります。
例えば「○○時までにしあげましょう」でも大丈夫です。
ゴールを見つけてあげることで仕事にやる気が出てくるはずです。
・先を見て仕事ができない
1日の仕事の中で先を見越すことができません。
そのため、他の方がしたら1時間で終わることが2時間も3時間も掛かってしまうのです。
簡単に言うと「自分が仕事が遅いことでどんな迷惑が掛かるのか分かっていない」ということになります。
そのため、今している仕事がその後どのように周りの方に関わっていくのか分かりやすく教えてあげましょう。
例えば、書類が出来上がったらその後、上司がチェックしますよね。
となると書類を早く出来上がらせないと上司に迷惑をかけてしまいます。その周りとの繋がりを的確にはっきりと教えてあげる必要があるのです。
・周りと比べてしまう
以外にも仕事ができない人は周りのことをよく見ている方もいるのです。ただ、思考回路がネガディブなので仕事に対してプラスになりません。
自分が周りの方と比べて仕事ができていないことに気づくと、どんどん自信をなくしてしまい「だから私はダメなんだ、だから仕事遅いんだ…」となってしまうのです。
その結果、仕事への意力がわかずに、仕事が遅くなってしまいます。
・仕事する順番が分からない
一気にやらないといけない仕事を複数抱えている時ってありますよね。
そこで、仕事ができない人はその複数の仕事で優先するものが分からなくなってしまうのです。後から頼まれた仕事の方が急ぎなのに、始めに頼まれた方を先にしていたり…。
同じ仕事をこなしていたとしても、要領が悪いと「仕事ができない人」となってしまうのです。仕事を複数抱えていることがわかったら、優先順位を教えてあげましょう。
仕事の指導方法
実際に仕事を指導する時には、どのようなことに気を付けながら指導をしたほうがいいのでしょうか?
今回は指導する中でどんなことに気を付けたらいいのか、立場順にわけてご紹介していきます。
・後輩
後輩に指導する時には「できなくて当たり前」だというスタンスで教えてあげましょう。
1から丁寧に伝えることでしっかり理解が出来るので、その後、スムーズに仕事ができていきます。
後輩となると一方的にこちら側が伝えることが多くなってしまうのですが、そうならずに伝えた後には「分からないことない?」などと質問できる時間を作ってあげましょう。
この一言で仕事をしていて分からないことが出てきたときも質問がしやすくなります。質問ができる環境にいるとちょっとした疑問も解決しながら仕事ができるので覚えが早くなるのです。
・同僚
同僚に指導する場合は、対等に話すことが大切です。
立場的には一緒なのに、上から目線で話されたらイラッとしてしまう気持ちは分かりますよね。そのような気持ちにさせないように話しをしましょう。
例えば、相談しながら仕事を進めていったり、自分が注意されたことを仕事ができない同僚にも伝えておいてあげたりしましょう。
そうすることで仕事ができない方も、同僚からもらえる情報で仕事を進めていくので、効率よくできるようになるでしょう。
・先輩
仕事を指導するとなると、先輩に対してはとても難しいものがあります。先輩となればそれなりにプライドがあるため話し方に気を付けなければいけません。
先輩には指導するというよりも、頼りにしているように話してみて下さい。例えば、先輩がミスした書類があるとしましょう。
ミスをそのまま伝えてしまうと先輩も良い気がしないので「なんでいけないのでしょうか?」と質問したり、一緒に考えたふりをしてあげると先輩も冷静に自分のミスと向き合うことができます。
その後、ミスの理由が分からないと後輩にかっこ悪い姿を見せることになるため、仕事を一生懸命に覚えようとするのです。頼りにされていると思うと仕事への意力へと繋がります。
無視すると逆効果?
仕事ができない人に対してイライラしてしまい、仕事で八つ当たりをしてしまったり、無視をしてしまうことってあるかもしれません。
しかし、それはとてもいけないことです。
というのも、仕事ができない方が周りからの態度に気づいた時に、仕事がしにくくなります。仕事がしにくい環境で、スムーズに仕事をするのは無理ですよね。
仕事ができるようになってほしいと思うのであれば、仕事がしやすい環境にしてあげることが大切になります。
無視したくなる気持ちも分かりますが、少しだけ優しく接してあげましょう。
まとめ
仕事ができない人に対して一番大切なのは「質問しやすい環境」だということがわかりましたよね。また、仲良くなっておくことも大切です。
仕事ができない人=やる気がないというわけではありません。仕事に対して「頑張ろう」と思っている人も必ずいます。
そんな気持ちを汲み取って仕事をしてあげて欲しいです。
慣れるまでは、接し方など難しいかもしれませんが、毎日同じように接していったら慣れていきます。皆さんにとって仕事がしやすい環境になることを祈っています。