子供の学校から呼び出しがあった、子供が学校でトラブルを起こした、そんな時どうすればいいのかパニックになりますよね。対処の仕方を間違ったら今後の学校生活にも影響するかもしれない。そんなトラブルの対処法,謝罪の仕方を紹介します。
子供のトラブル学校編!呼び出されたらどうする?
小学生の子供を持つ親のよくあるトラブル第一位。ずばり子供同士のけんかです。どういったけんかが多いのか、トラブルになるのか事例と対処法を紹介します。
事例1.ある一定の友達にいつも意地悪を言う
同じ相手に何度も同じことを言う問題です。
~対処法~
まず子供の気持ちを知る。
やる側になると「やった理由があるはず」とわが子をかばいがちになりますが、それでは上手く相手と解決できません。どうしてそんな意地悪を言ってしまったのかゆっくり落ち着いて話を聞いてあげましょう。
感情的になって聞くといい結果はうまれませんから、冷静に聞いてあげてくださいね。その時に「辛かったね」や「わかるよ」と共感する言葉で相槌しながら聞いてあげると素直な気持ちを言いやすくなります。
子供の気持ちを知ったら、相手の気持ちを考えさせる。
もし自分が同じ相手から嫌なことを何度も繰り返し言われたら?と問いかけてみましょう。冷静になっていれば、きっと「嫌な気持ちになる」など相手の立場になって考えられるはずです。
そうなればあとは簡単。嫌な気持ちにさせたことはいけなかったと教え、このままでいいのか尋ねます。子供が「謝る」気持ちになったところで、ただ謝らすだけではなくこれからどうするのか考えさせます。
一度やめてと言われたらもう二度と同じことは言わないとか、子供なりに何か考えるはずです。親の方から一方的に何かを押し付けるのではなく、子供自身で考えた案を採用してくださいね。子供の方から案がでないときは、ヒントを与える程度ですべては言わないようにしましょう。
そうすることで、自分で決めたことに責任をもつ意識が生まれ再発防止にもなります。
今後の約束事ができたら、相手に謝罪する。
もうこの時には素直にごめんなさいが言える状態になっていると思います。嫌々ごめんなさいを言わされている姿をみたら相手の保護者もいい気にはなりませんよね。
そうなると後々の関係にも響きますから、子供が本当に悪いことしたなと感じ取れる姿になるまでは焦って謝らせなくていいと思います。最後にきちんとごめんなさいが言えたわが子をうんと褒めてやってくださいね。
悪いことをしてしまったけど、きちんと謝ればいいんだということを自覚させてやってください。こうすることで悪いことをしたときにごまかす癖を減らすことができます。
事例2.友達にケガをさせた,友達のものを壊してしまった
これもあるある問題ですよね。そんなつもりはなくてもつい手が出てしまった。友達のものを借りたら壊してしまったなど予期せぬことで起こってしまうトラブルかもしれません。
~対処法~
とにかく早く謝罪をしましょう。
どんな理由があろうと相手をケガさせた,ものを壊したは、大人であれば犯罪です。ですから、わが子が何を言おうとまず子供を連れて謝罪しに行きましょう。その時に相手のケガの状態,ものの破損状態を気遣う言葉を忘れずに。
手紙や電話で謝罪するよりも直接会って謝罪する方が今後の関係にも影響してくると思います。やはり直接謝罪のほうが誠意が伝わりますよね。治療費や弁償代の話題にも触れましょう。相手が病院に行っていれば治療費のことや今後のこと,ものであれば修理代や弁償代について尋ねましょう。
値段を言われた場合は素直に受け入れその額を払いましょう。「お金は結構です」と言われたら後日、菓子折りなどを持っていくようにしましょう。
子供に、ケガをさせたりものを壊したりしたらこんなに大変なことになるということを見せておく。
子供は自分の親が何度も謝っている姿を見ると大変なことをしたんだなと感じます。そう感じさせることで二度と同じことをしないと意識させることが必要です。
また、どうしてケガをさせたのかものを壊してしまったのかもすぐには聞かずとにかくそんなことをしたあなたが悪いということを意識させましょう。ケガをさせたら自分の意見は聞いてもらえない、自分はかばってもらえないと感じさせることが大切です。
しばらくたってから理由を聞くのは構いません。
以上、小学生の子供を持つ親によくあるトラブルを紹介しました。
子供のライントラブルについて
小学生よりも行動範囲が広くなる中学生。スマホを持ち始めると小学校とはちがうトラブルが増えますよね。それがライントラブルです。放っておくととんでもない事態になるかもしれないライントラブル。事例と対処法を見ていきましょう。
事例1.文字(文章)の意味の勘違い
A「明日カラオケにいこう」
B,C「いいね」
A「Cは何でくるの?」
これでトラブルになるんです。どうしてかわかりますか?AはCに交通手段を聞いただけなのにCからしたら「どうしてお前も来るのか、来ないでほしい」という意味に勘違いしていじめに発展したケースがあります。
親からしたら「こんなことで?!」と衝撃ですよね。でも実際こんな小さなことがきっかけでライントラブルが起こっています。
~対処法~
相手に勘違いされないために、主語述語をはっきり書こう。
子供に、短文で打ち返さないように教えましょう。上の例文を使って説明してあげるといいかもしれませんね。こっちはそんな気がなくても言葉が足りなくて相手が嫌な気持ちになることがあると知っていればトラブルは減らせるはずです。
事例2.画像の流出や画像の位置情報流出
軽いノリで友達に送った画像がばら撒かれたや画像の位置情報から個人情報が洩れるトラブルです。
~対処法~
個人が特定できるような写真や画像はむやみに送信しない。また、カメラの位置情報をOFFにしておく。どうしてダメなのか親がきちんと教えてあげましょう。
インターネット上にばら撒かれた写真の回収は不可能です。そういった怖さなどをきちんと教えてあげることでトラブルは減らせるはずです。
まとめ
いくつかの事例とともにトラブル対処法についてお話しましたが、いかがでしたか?
大人にとって大した事でないと思うことも、子供の間ではちょっとした勘違いを元に大きな問題に発展してしまうこともあります。できるだけ子供に寄り添いながら、見守ってあげてくださいね。
この記事を読んで少しでもトラブルが未然に防げれば嬉しいです。