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幼少期のトラウマは性格や人格形成に関係する!?克服法は?

幼少期は性格形成に重要な時期と言われています。とくに0〜6歳の頃の親との関わりは将来の性格や人格形成にとても大きく影響していきます。

性格はもってうまれてくるものだと思っている方が多いかと思いますが、果たして親との関係がどのように子どもの性格や人格形成に影響してくるのでしょうか。また、幼少期にうけたトラウマ、心の傷は大人になっても心の中に根付いており、なかなか自分で取り除くことができないと言われています。

しかし、今回はそんな幼少期のトラウマを克服する方法も合わせてご紹介していきます。

☆幼少期の親子関係が将来の性格や人格形成に関係

親の子どもに対する関わり方がどのような子どもの性格に繋がってくるのでしょうか。

タイプ別にみていきましょう。

一つ目に、「支配する親」があります。

「これはだめ。」「あれはだめ。」などと、親からすると、子どものためを思っていっていることでも、子どもの意見は全く聞いていないことになります。そのため、子どもは常に服従するようになり。親の顔色を伺いながら過ごしていくようになります。

そうして、自分で考えたり動いたりできなくなり、消極的な性格になりやすいと言われています。

二つ目に、先ほどとは逆に「何でも子どもの言いなりになる親」です。

子どものことを尊重しようと思うがゆえに、何でも言いなりになってしまいます。その結果、子どもは我慢を覚えることがなく、人を尊重することができなくなります。自分の思い通りにいかなければ、キレたり、暴力的な性格になるそうです。

三つ目は、「過保護の親」です。

子どもを大切に思って、必要以上に守ろうとしまう。親が先に何でもやってくれるので、子どもは依存的な性格になります。自分で何もできない上、意欲的でなく、何でも人に頼ってしまうことが多くなります。

さいごに、「無関心の親」です。

今は、共働き家庭が多い中、家事や仕事に追われなかなか子どもと向きあう時間がない親に多いです。子どもからすると、自分のことに無関心だと感じ取り、愛されていないと思うようになります。そうすると、自尊心が失われ、自己肯定感ももてなくなります。

いかがでしょうか。少し当てはまる部分がある人もいたのではないでしょうか。私も、2人の息子をもつ母親ですが、ドキッとさせられる部分がいくつかありました。自分の子どもは大好きで、大切な存在には違いないのですが、その思いがかえって子どもの人格形成の邪魔をしているのではないかと、不安になりました。

子育ては100人いたら100通りのやり方があり、100通りの性格の子どもが育ちます。初めての子育てだったら、誰もが子育ての壁にぶつかるかと思います。子育てで一番大切なことは、「子どもを信じることです」子どものことを心配しすぎたり、なんでも制限してしまうということは、子どもを信じてあげれていないからなのです。

子どもを1人の人として信じてあげましょう。

次に、幼少期にうけたトラウマを克服する方法をご紹介します。

☆幼少期のトラウマ克服法

幼少期にうけたトラウマ、心の傷が消えないで大人になると、自分が受けたことを同じように自分の子どもに繰り返したり、仕返しをしようとしたりします。また、自傷行為に繋がることもあるのです。

これは、同じ状況を再現することにより、過去の悲しい気持ちを発散させようとしたり、過去をやり直そうとするのです。トラウマは親の虐待などさまざまな出来事によって形成され、過去にできたトラウマはなかなか取り除くことができないものなのです。

では、どのようにしてこのトラウマを克服していけば良いのでしょうか。

先ほども述べましたが、トラウマは古い記憶が原因になっているため、自分自身の中に根深く染み付いています。思い出すだけでも、辛く悲しい体験なので、できるだけ、誰しもが、早く取り除きたいと願うものでしょう。

まずは、イヤな記憶を紙に書き出してみましょう。もう一度イヤな思いでをよみがえらせるので、とても苦しい作業かと思います。しかし、書き出すことで、客観的に出来事を振り返ることができます。

そして、その過去のイヤな出来事から学んだことを書き出しましょう。そうです。プラスの方向にもっていくのです。「この体験によって、精神的に強くなった。」「この体験によって人の気持ちに早く気づけるようになった」など。些細なことでもたくさん学んだことを書き出しましょう。

とにかく、過去のイヤな思い出をプラスの思い出にかえていくのです。この出来事があったから、今の自分があるんだと、自信にかえていけると、トラウマだったことが、自然と脳の中から消えていくのです。

また、人に話すこともトラウマの克服法として、良いとされています。自分のトラウマを人に話すなんて、恥ずかしいですよね。ですが、人に話すことによって、実は私も、、と同じ様な経験を打ち明け合うことだってあるのです。

その時に「私だけじゃなかったんだ」とまた、トラウマい対して前向きな気持ちになれますよね。客観的に自分を見つめ直せたりできるので、本当に信頼できる人に一度話しをしてみるのもいいかもしれません。

まとめ

今回は、幼少期のトラウマが性格や人格形成に関係するのかどうか、またその克服法をご紹介しました。誰しもが、幼少期に恐怖や不安な体験から、何かしら心の傷を負っています。

その体験が、根強く心に残っている場合は、大人になってからもその傷が癒えず、他人を傷つけたり、自分を傷つけたりする行為に繋がってしまうことがあります。しかし、そんなことを続けていては、いつまでたってもトラウマはマイナスな思い出でしかありません。

今回ご紹介したように、過去のイヤな思い出を、プラスの思い出にかえていけるように働きかけてみてください。はじめは少し抵抗があるかもしれません。思い出したくないほどイヤな思い出なら辛いかと思います。

しかし、新しい自分、幸せな未来のためにも頑張って克服してみませんか?トラウマは「過去の出来事」です。未来は自分の手でかえることができます。解決できない問題ではないのです。

この克服法を取り入れて、楽しい思い出を上書きして、イヤな思い出を解消していきましょう♪

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