夫婦関係

離婚したい理由はないのに離婚したい!?理由はお金の使い道?

私は未婚ですから、離婚について語るのは、ちょっとおこがましいような気がしてしまいます。しかしながら、結婚していないからこそ、まっさらな気持ちで客観的に見つめることができます。

私の同級生を思い起こしても、早く結婚して夫婦円満の家庭を築いていたり、早く結婚して離婚してしまったり、といろんな人がいます。お互い好きで結婚したのに、その気持ちに終わりが来るなんて私には理解できません。

そこで、現代の離婚の特徴と原因、そして離婚のシグナルについて紹介していきます。

 

離婚しやすい年齢の特徴は?

 

厚生労働省、平成21年度「離婚に関する統計」の概況をもとに男女別の離婚率について紹介していきます。このデータは昭和25年から平成20年までの長期にわたるものですから、年次的な流れを読み取ることもできます。

こちらで使う離婚率の割合は、統計上最新の平成20年のものを載せています。

年次的な流れの変化は?

昭和25年の時点で離婚率は高くても男女ともに約20%でしたが、多少の上下は見られますが、男女ともに若い世代での離婚率は少しずつですが増加傾向にあります。特に増加傾向が目立つのは、男性では19歳以下と20歳以上から34歳以下の年齢層です。

子どもができてしまった責任から婚姻関係を結んでしまい、心が成長していないのに夫婦となったことも一因として考えられます。女性では、19歳以下と20歳以上~34歳以下の年齢層で離婚率が全体的に増加していると言えます。

男性で離婚率が高いのは? 

20歳以上~24歳以下(約50%)と離婚率が最も高く、続いて19歳以下(約45%)の順です。

また、25歳以上~29歳以下(約25%)、30歳以上~34歳以下(約18%)となっており、19歳以下、それから20歳以上~30代前半までの男性は離婚率が高い傾向を示しています。

女性で離婚率が高いのは?

19歳以下が群を抜いて高く約75%、次いで20歳以上~24歳以下の女性で約50%と続きます。さらに、25歳以上~29歳以下の女性においては約22%、30歳以上~34歳以下では約15%です。

 

男女ともに共通する離婚理由は?

 

最高裁判所が公開している司法統計のデータ(平成27年度)をもとにして紹介したいと思います。ここに示す以外にも原因はありますが、男女とも共通して見られたものを2つ取り上げます。

「性格が合わない」

意外なことに、これは男女どちらでも離婚原因のトップとして挙げられていました。付き合っている時は相手に嫌われないようにと必死にどこかで自分にセーブをかけている自分がいます。

しかし、いったん結婚してしまえば安心してしまって、見せていなかった素の姿をさらしてしまうことになります。だんだんとお互いに傲慢になってしまうことが日常茶飯事となってしまったら大変です。

それまでは何ともなかったことが、だんだんと許せなくなり、ついには同じ空間にいることにさえ息苦しさを感じてしまうようになるのです。

「お金を無駄に使う」

無自覚に独身の頃と同じような感覚でお金を散在してしまっている人が多いようです。夫は、お酒やギャンブル、釣りなどのレジャーにお金をつぎ込んでしまい生活費を入れなくなって愛想を尽かされるパターンが見られます。

妻は、ブランド物の服や化粧品などにお金を使ってしまい、夫に経済感覚を疑われしまうことが引き金となります。家庭によって世帯年収はまったく異なりますので、生活を営む上で圧迫するようなものでなければいいと思います。

しかし、それらにお金を使うことで家計を困窮に追い込んでいるのだとしたら、それは浪費としか呼びようがありません。健全な結婚生活を営んでいく上で、しっかりとしたお金の管理をしていくことは大切です。

 

離婚前の4つのシグナル

 

我が家は離婚なんてまだまだ大丈夫という人も、もしかしたら予備軍になっているかもしれません。離婚しそうな夫婦に見られるいくつかの兆候をまとめました。どれか1つでも当てはまるものがあれば、しっかりと自分自身を見つめ直していきましょう。

  • 夫婦で会話をする時間が減った

夫婦間で一切の会話がなければ、ただの同居人で、情的なつながりはまったく感じられなくなってしまいます。たとえ夫婦の間であっても「ありがとう」や「お疲れ様」などのねぎらいの言葉は大切です。

夫婦で会話をする時間がなくなってしまうと、お互いに大切なことについて相談をせずに勝手に決めてしまったりしてしまいます。やがてだんだんと自分の気持ちばかりが先走ってしまい、夫の立場、妻の立場で考えることが難しくなってしまうのです。

1人で外出する機会が多くなった 

お互いの趣味を尊重しながら、あまり干渉せずに仲良くやっている人もいますから、そういう夫婦は除外して考えていきます。しかし、これまでずっと休日を一緒に過ごしていたのに1 人での外出が増えた場合は、夫婦で一緒にいることが苦痛にさえ感じていると考えてよいでしょう。

夫婦生活を送っていると、結婚前に思い描いていた結婚生活とのズレをだんだんと感じてきている証でもあります。このような状態が続いていけば、いつか結婚生活にピリオドが打たれてしまっても不思議ではありません。

異常なほど束縛が強い

スマホのメールや写真をこっそりチェックするような妻や夫をあなたはどう思いますか?たとえ夫婦であっても触れてはいけない領域があり、これはルール違反です。相手のためというよりも、自分の中の不安を打ち消すために行っていることで、自分に自信がないことを意味しています。

あまりにもこういうことが続いていけば、お互いの関係がギクシャクしてしまっても不思議ではありません。

存在そのものが疎ましく感じるようになった

恋は盲目と言いますが、恋愛中は相手の嫌なところは見えないようにシャットアウトしてしまうのです。結婚してからそれに気付いても受け止めることができる人と、そうでない人がいます。お互い育ってきた環境も考え方もまったく異なる他人どうしが夫婦となったのだから否めません。

正直にそのことを伝えるような話し合いの場を設けて、イライラが募らないようにしましょう。「熟年離婚」という言葉を耳にしますが、長年の積もり積もったものが一気に爆発してしまうのでしょうね。

まとめ

離婚したいと思って結婚する人はいませんが、現実問題として若年層において離婚率は上昇傾向にあります。男性は23歳前後と19歳以下、女性は19歳以下において離婚率が高いのが特徴です。男女ともに共有する離婚理由として、「性格の不一致」と「金銭の浪費」が挙げられています。

また、離婚前の兆候として4つを挙げていますが、しっかりと相手を思いやっているか振り返ってみてください。

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