妊娠/出産

妊娠中の妊婦はふくらはぎと足が痛い?足がつる対処は湿布がベストか!?

妊娠中、夜中にふくらはぎがつってもがき苦しむ妊婦さん、夜眠れなくて困っていませんか?また、一度足をつる経験をしてしまうとまたあの痛さがきたら嫌だなぁと不安になっていませんか?

足がつった時の対処法などを紹介します。

妊娠中ふくらはぎ足がつって眠れないときの対処法

妊娠中ふくらはぎ足がつって眠れないときの対処法

妊娠中のこむら返り(ふくらはぎがつること)どうして起こるのでしょうか?原因がわかれば、予防と対策ができますよね。まずは、妊婦の足がつる原因を紹介します。

妊婦/足がつる原因

①おなかが大きくなることによる血行不良

妊娠中はおなかが大きくなってきますよね。おなかが大きくなるとそれだけ下半身に負担がかかるため血流が悪くなります。血流が悪くなると、体が冷えやすくなったり筋肉が硬くなったり収縮したりします。

そうなることで、筋肉への働きに重要な栄養分のミネラルが不足します。結果、足がつる(こむら返りする)原因になるそうです。

②妊娠中に必要な栄養を赤ちゃんにとられるから

妊婦さんは、赤ちゃんをおなかの中で育てるために一般の人より多くの栄養素が必要になります。また、赤ちゃんの成長のために栄養が優先的に送られる仕組みになっています。

そのため、妊婦さんはミネラル不足(カルシウムやマグネシウム)になり筋肉の収縮が鈍くなり、足がつりやすくなるそうです。

③体のゆがみ、体型の変化

妊娠後期になると、おなかがさらに大きくなり(赤ちゃんが成長)妊婦さんの骨盤はゆるんで広がるようになります。

骨盤がゆるんで広がると、骨盤を支えていた足の筋肉がしだいに横に引っ張られます。引っ張られた筋肉はもとに戻ろうと収縮しようとします。この収縮しようとする働きが足をつる原因になるそうです。

④運動不足や疲労

妊娠中はさまざまな運動・動きが制限されますよね。それがきっかけで運動不足になったり、おなかが大きくなったことでちょっとしたことで疲れやすくなったりします。

その結果普段よりも運動量が減少し足の筋肉が低下することで、筋肉の収縮が鈍くなり足がつりやすくなるそうです。

自分がどの原因かわかりましたか?4つの原因がわかったところで、それぞれの対処法を紹介していきます。

妊婦/足がつる対処法

①血行不良による対処法

・足を温めて血行をよくしよう!

入浴中や風呂上がりの足が温かいときに優しくマッサージをして筋肉をリラックスさせてあげましょう。あまり強くマッサージしてしまうと筋肉を傷つける可能性があるのでボディクリームなどをぬってやさしくマッサージしましょう。

足首→ふくらはぎ→太ももの順番です。末端から体の中心に向かってリンパマッサージをし、血流のめぐりをよくしましょう。

②とられた栄養(ミネラル)を取り返す食事

・ミネラル(カルシウムやマグネシウム)豊富な食材を積極的に摂取しよう!

どの食材にミネラルが多く含まれているのかわかりませんよね。安心してください。ちゃんと紹介しますよ。

~カルシウムが多く含まれる食材~

牛乳などの乳製品・海藻類・小魚・豆腐

~マグネシウムが多く含まれる食材~

かぼちゃ・豆製品 です。

この食材に加えて、野菜やくだものも一緒に摂取すると吸収率がアップするそうなので一緒に食べるといいですね。

ただし、ミネラル豊富な食材しか食べないとなると栄養が偏ってしまいますので、バランスよく食べてくださいね。

③体(骨盤)のゆがみを治しましょう

・骨盤のストレッチでゆがみ改善!

仰向けに寝て足を肩幅に開き、膝を立てます。

立てた膝をくっつけたまま左右にゆっくり倒します。倒すときに両手は床に軽くつけ、肩が床から離れないように注意してください。たったこれだけで骨盤のゆがみが解消できます。

④無理のない運動で運動不足解消

・ウォーキングやストレッチ・マタニティヨガをしよう!

無理のない運動は必ず体調のいい時にしてくださいね。また体を動かすときは水分不足にならないように水分をこまめにとることも忘れずにしてください。

普段全然運動してこなかった人は、ウォーキング15分間から始めましょう。慣れてきたら30分間に伸ばし、さらに朝30分・夕方30分の一日1時間してみましょう。そのときに10~15分置きに水分補給してくださいね。

ストレッチは、まず床に両足をそろえて伸ばして座りましょう。

両手はお尻の後ろの床につけます。次にゆっくりと息を吸いながら両足首を顔の方(手前)に曲げ、息を吐きながらつま先を伸ばします。これを何回かくり返すだけで、こむら返りの予防になります。

マタニティヨガは、文章では説明しにくいので、ネットで検索するとわかりやすく説明してくれている動画がたくさんあるので、そちらを参考にしてください。

⑤番外編 

・着圧ソックス(メディキュットやスリムウォーク)やサプリメントの活用

着圧ソックスを使用する場合は夜寝る時用を必ず使用するようにしてくださいね。

着圧ソックスを履いて寝ると冷え防止(血行不良の防止)やむくみ解消(足の疲れ予防)になるので、ふくらはぎがつらなくなりました。

サプリメントは、ミネラルを手っ取り早くとる方法です。ベビー用品の売っているお店や薬局で取り扱っているので自分の好み(味など種類があります)で購入してください。

4つの原因から5つの対処法を紹介しました。これで少しでも足がつって眠れない夜を解消できればいいなと思います。

妊婦は足がつる時に湿布を使っていいの?

妊婦は足がつる時に湿布を使っていいの?

足がつった時に一日中足に違和感があったり、痛みがとれなかったりしますよね?そんなときに妊婦は湿布を使ってもいいのか気になりませんか?

結論から言うと、妊婦は湿布を使ってはいけないんです。

もちろん湿布と同じ成分が含まれている塗り薬もダメです。では、どうして湿布を使ってはいけないのか説明します。

湿布に含まれる薬の成分は、皮膚から静脈に吸収され血液に入り全身にまわります。当然、おなかの中の赤ちゃんにも薬の成分は届きます。実際にこの薬の成分が赤ちゃんに届き、動脈管収縮が起きた例がいくつも報告されているそうです。

その結果、いま販売されている湿布には「妊娠中の使用はお控えください」などの文言が書かれているはずですし、病院でも湿布は処方されません。

ですので、足が痛いから湿布を貼ろうという行為は赤ちゃんに危険ですのでやめてくださいね。

まとめ

妊娠中の妊婦さんの悩み、ふくらはぎ・足がつって痛くて眠れないときの対処法を紹介しました。もう一度言いますが、湿布はダメです。

マッサージをしたり、食事を見直したり、運動やストレッチをしたりして薬に頼らず対処してくださいね。

この記事を読んで、一人でも多くの妊婦さんが夜中に足をつらずにぐっすり眠れることを願っています。

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