成人式に男性は着用することが多いとは思いますが、スーツは就活で着用するのは男女ともまだまだ着慣れない感がありますよね。そこが新鮮で良いなと今では思いますが。
まだ見ぬ未来の扉を叩くとともに、様々な経験を積む覚悟をもって飛び込む結構長い道のり、居場所への最初の一歩にもまだ届いていない新しい時間です。厳しい時間でもあります。
その時間を戦い抜くために、就活で気になるところスーツから面接まで実体験や知人から聞いた目の当たりの現実を紹介したいと思います。
☆スーツはどんなので何着あったらいいの？
最近はどんどん使いまわせる機能的で便利なものがたくさん出てきていますが、どれだけ便利でもだいたいみなさん１着から３着は用意しているようです。清潔感の面からいってもこれくらいはあった方がよいですよね。
最低でも２着はあった方がよいとされます。それは、何があるかわからないので予備として１着はすぐに使えるようにしておきたいからです。片方汚してしまったり、破損してしまったりの場合に替えがきくように、不測の事態は字のごとく予測不能です。
さらにその不測の事態にも対応できるようなスーツ選びができたら準備はより万端になりますよね。撥水加工がしてあったり、伸縮性のあるものならある程度は先に述べたような事は防げると思います。走り回る本当の子供ではないのでこれらのことはあまり心配しなくて良いかと思われますがもっと気にしたいのは面接等での見られ方においての注意点です。
無難に、どこでも通用するものをベースに選びましょう。どこでどうみられているかわかりません。その上で他に注意したい点をいくつかあげたいと思います。
店員さんに聞く
色々なジャンル、分野で活躍する社会人にスーツを販売するプロなので相応しいスタイルや色味を知っていると思います。参考にしましょう。
季節感のあるもの
普通に出かける上で私服を選ぶのにもこれができない人は見苦しいかと思います。
入社後も視野に入れる
どこでも通用するものに並ぶ考えですが、いつでもきちんとした印象を与えるという意味ではかなり重要です。意外と覚えているものであったりもします。
サイズ感
だぼだぼで不恰好であったり、短すぎて窮屈であったり、体サイズにスーツがあっていないとだらしない、マイナスな印象を与えます。ここでもきちんとしたイメージは重要だと気づかされます。やはり２，３着は用意しておきたいところです。
☆面接遅刻でも採用される事ってあるの？
結論からいうとあります。私の場合、氷河期といわれる時代だったので、会社資料もまともに送られてはきませんでした。そこで私も相当就活して、たくさん説明会、面接等受けましたが、やっとつかんだ３次までの面接の２次面接にあろうことか１５分も遅刻してしまいましたが、なんとか面接してもらい内定をもらいました。
ただそれは、面接官がいわゆる本物の変わり者で運がよかっただけです。私が採用する側にいたなら、やっぱり時間を守れない人は信用できません。
それはこの年齢になってある程度社会って、会社ってこういうところなのだという認識をもっているから言えることかもしれませんが面接等に来た学生が、どんなに個人的に見てよい人間だったとしても、同じ会社の同僚、後輩、部下として接する事仕事する事はできても、客の立場になって仕事を依頼するかといったら絶対にしないと思うからです。
単純に、人は賃金を得るために働くのであって、同じ会社に属するのならば金銭の授受はありませんが（雇い主なら別ですが）、仕事相手取引先で見れば、時間を守れない人を信用して仕事依頼することはないからです。
周りの意見を聞いてみると、遅刻しそうな時、連絡を速やかにする、どれくらいで行けるか連絡する。誠実に謝罪する。切り替えを早くして、面接の目的を達成する。次回があるなら機会を設けてくれた事にお礼をする。どれも当たり前のことだけれどもなかなかできないのでしょうか。これらは、常識の範疇であり、時間を割いてくれた相手への最低限の礼儀です。
☆就活に個性はいらないの？
大学へ進学すると、もしくは中学高校で私服で通学する場合もありますが、一日のほとんどを制服で過ごしてきたたいていの学生は全くのプライベートでない限り着用しない私服選びに悩みます。友人の私服姿に新鮮味を覚えたりしますよね。
みんなが制服を着ていてその中の一人でいることに慣れて安心したりしているので、進学して不安を覚えたりするかもしれません。女性は制服のある会社の部署に配属されるとこの私服選びに苦労せず楽な気持ちになったりします。大勢の中の同じ自分に慣れているので、大勢の中の違う自分になることに不安が生じるのです。
就活の上で求めらる個性とは最初から変わった考えを持った人、行動をする人ではなく、色々な考え方をする人がいるよね、でも最低限多数の考えに合わせてこれだけは守ろうよとラインを引いた場所がモラルのボーダーラインであるように、社会人としての常識は持っていながらその上でさらにその人だけが持っている強みを、色をみせてくれないかといわれているものなのです。
これを見つけるのはなかなか難しいですよね。今流れているCMの１シーンで自分の長所をエントリーシートに母親に書いてくれないかと冗談交じりに頼むシーンがありますが、自分の評価をするのは他人であってなかなか自身ではすることがないから苦手意識を持ってしまう表れだと思います。
自分で評価することは自己満足になりかねないと無意識に過大評価を避けているのです。自慢になってしまってそれがともなわないと相手に思われるのが怖いということも考えがちですよね。でも、それを要求されるのが就活なのです。
いかに自分を知って検挙にアピールできるかというところなのですね。それも競争なので本当につらいところです。
☆まとめ
就職先の営業支社の統括管理者であり、後にその会社の社長になるだろうといわれていた当時営業部長であり、遅刻した私の担当面接官だった人は、その営業所のレジェンドであり会社宗教の教祖的な存在でした。
遅刻した私を拾ってくれた理由は「いい子だったから」私の何を知っている？？と思いながらも出会いに感謝しながらも度々その変わった発言から衝突し生意気にも怒鳴りあったりしました（笑）
その方が言っていたのが、人に好かれるのはとても難しい。嫌われないようにしなさい。
お客相手にという意味ですが、就活でも、まずは清潔感！です。
そろえたスーツを武器にしっかり自分を見つめて（そんな時間この先ないような気がします）戦いきってもらいたいです。
