冠婚葬祭/マナー

一周忌/7回忌/13回忌をする際、親戚はどこまで呼ぶべき?

亡くなった方のために行う法要。親戚はどこまで呼べばいいのか迷いますよね。それぞれ家庭のやり方があるのかもしれません。私も母の実家と父の実家では親戚の呼ぶ範囲が違います。一般的には、四十九日以降の法要を行う場合は、家族や親戚だけの様です。

ただ、一体どこまで呼ぶのが正しいのか知りません。そこで、今回は1周忌・7回忌・13回忌それぞれ、どこまでの親戚を呼べばいいのか?どんなことをするのか?など法要に関する疑問を調べてみました。どの法要もそうですが、日にちが決まり次第、なるべく早く親戚に連絡をするようにして下さいね。

食事を出す場合は、特に、しっかりと人数を把握しておくことが重要になります。参列する側も、仕事や予定が入っている場合、キャンセルさせてしまうかもしれません。そうなるのは失礼に当たりますので、なるべく早く2・3カ月前には連絡をするようにしましょう。

一周忌の親戚はどこまで呼ぶの?

一周忌の場合、なくなってすぐのような気がしてしまいます。そのため、一般的には家族や親戚だけだと言われていますが、亡くなった方と親しい友人を呼ぶこともあるようです。特に、若くして亡くなった方の場合は、友人に来てもらいたいと考える方も多いでしょう。

そう言う方は、日にちが決まった時点で、芳名帳などで連絡が取れるかどうか確認をするようにして下さいね。では、早速、親戚はどこまで呼ぶのか見ていきましょう。

・親戚を呼ぶ範囲

一周忌はまだまだ、亡くなって間もない時ですので、範囲の広い親戚の方に声を掛けるようにしましょう。簡単に言うと葬式に参列していただいた方たちですね。葬式程ではなくても、親戚を呼ぶ範囲は広いと言えます。

・一周忌は何をするの?

一周忌の大きな行事としては「納骨」が一般的です。納骨をする日にちは決まっていませんが、一周忌に納骨をする方が多いと言われています。故人が顔の広い方だったり、親戚の方と仲が良かった場合は、多くの親戚が集まる一周忌の日に納骨をする方が、故人も喜んでくれるかもしれませんね。

・納骨に気を付ける事

お墓の場所にもよりますが、お墓が外の場合、夏や冬だと納骨する時間が苦痛に感じてしまうことがあります。特に、老人や赤ちゃんの場合は、夏の暑さや冬の寒さが辛いはずです。そんな方は、どこか待っていられる場所を確保しておきましょう。

私自身も、子供が1歳になる前に納骨へ行ったのですが、真夏だったため子供が心配でなりませんでした。ただ、参加している側は、そのようなことは言えませんので、呼ぶ側が気づいてあげられるといいですね。

7回忌の親戚はどこまで呼ぶの?

一周忌に比べて7回忌は、故人が亡くなってから時間がたっています。そのため、一周忌で来て頂いた親戚よりも、範囲が狭くなっていくと言われています。法要自体も7回忌以降は規模を小さくなっていく様です。

・親戚を呼ぶ範囲

範囲が狭くなると言っても、しっかりとした範囲を知りたいものですよね。一般的には故人の家族や、その兄弟家族くらいで十分の様子。ただ、関係が近かったとしても、遠方に住んでいる方だったり、なかなか来ることのできない方は招かなくても大丈夫だと言われています。その場合は、本人同士しっかりと話しておくことが大切です。

・7回忌は何をするの?

7回忌は規模が小さくなるため、アットホームな雰囲気になるはず。そこで皆さんと一緒に個人を供養してもらう事が目的となります。

その後は、食事をして終了という流れになるのが一般的です。そこで、気になるのが食事。自宅で用意をされる方もいますが、なかなか全員分の食事を用意するのは大変なことです。どうしても自宅で行いたい場合は、仕出しを摂ることをお勧めします。

また、お店などで食事をする場合は法事用の食事が準備されているところにしましょう。そうすることで無難でしっかりとした懐石料理が出てきますよ。親戚が理解のある方たちであれば、故人の好きだったものをみなさんで食べるというのもいいですよね。

13回忌の親戚はどこまで呼ぶの?

7回忌以降は呼ぶ人も、親戚の範囲もそこまで変わらなくなってきます。となると、13回忌はどのように行われていくのでしょうか?

・親戚を呼ぶ範囲

本当に親しい家族だけで十分です。簡単に言うと、お正月やお盆に会う家族や親戚程度というこということになります。しかし、親戚の仲の良さにもよりますが、とても仲がいい場合はお招きしましょう。ただ、一周忌とは違いますので、友人などに声を掛ける必要はありませんよ。

・13回忌の服装

13回忌ともなると服装が「喪服ではなくてもいい」と言われることが多いです。しかし、喪服を着ていかない場合、どんな服装がいいのか迷ってしまいますよね。

一般的に男性はスーツですが、色が黒でなくても大丈夫です。派手な色はいけませんが紺やグレーなどが一般的だと言われています。また、女性であれば暗い色のワンピース主流ですね。子供の場合は、制服がある年齢であれば、制服で十分。私服を着る場合は、暗い色の服であれば何でも大丈夫です。

ただ、ジーパン・Tシャツなどラフすぎる格好はNGになるので、気を付けましょう。そして、色も黒・紺・グレー以外のものは不向きです。特に赤などの明るい色は見につけることのないようにしましょうね。

まとめ

一般的に年数がたつにつれて、段々と呼ぶ親戚も少なくなっていくことがわかりましたね。ただ、どのくらい故人との距離が近かったのかにもよります。今回の記事では、一般的な話であり、絶対にそうしなければいけないわけではありません。

例えば、故人が若くしてなくなっていた場合、職業が教師などいろんな方と関わる仕事をしていた場合は、一周忌でも参加したいと言って下さる方は多いでしょう。逆に、100歳を超えるほどの年齢でなくなっていた場合、友人などは少ないと予想します。

それぞれ、亡くなった年齢や環境によって変わってきます。そして、家庭環境にもよりますよね。法要を行う場合は、一人で決めてしまうのではなく、家族や周りの方の意見を聞くようにしましょう。そうすることで、それぞれの家庭のやり方に気づくことができますよ。

今回のように一周忌・7回忌・13回忌などの法事で呼んだ、呼ばれていないなどで、トラブルになってしまうことも多いです。トラブルになってしまっては故人の方も悲しみますよね。そうなることのない様に、招く方はしっかりと話し合いましょう。

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