子供が小学生になると、一人で留守番をさせなければならない場面が増えてきます。特に働いている親にとって、小学生の留守番は深刻な問題です。しかし小学生のみを留守番させるときは、親がしっかりと心配してあげましょう。
何かあったらどうしようと考えることが、心配事を解決するきっかけになるからです。まずは小学生が留守番している間に起きるかもしれないリスクを想定してください。そして事前にリスク回避できることは、しっかり対策しておきましょう。
小学生でも1年生と6年生では、できること・起きるかもしれないリスクが異なります。そのため学年によっても留守番できる時間やタイミングは差があると考えましょう。また夜にどうしても小学生を留守番させなければいけない場合、日中の留守番とは異なる事態が予測されます。
混乱や思わぬ事故を招かないためにも、夜の留守番ではどういったことに気を付けるべきか確認しておきましょう。
小学生の留守番は何が心配?いつからだと大丈夫?
保育園や幼稚園に通っている間は、遅くまで子供を預かってくれる場所が多数あります。しかし小学生になると環境は一気に変わり、留守番をする時間が増えてしまいます。まずは小学生の留守番では何を心配するべきなのか、ひとつずつ確認していきましょう。
・鍵の持ち運びや開け閉めが心配!
小学生は学校や出掛けた先では、自分で荷物を管理しなければなりません。家の鍵は小さいものですから、何かの拍子に無くしてしまうことは珍しくありません。他にも出掛けるときに鍵を忘れてしまい、帰宅後家に入ることができない心配もあります。
家に帰ったあとも鍵を閉め忘れてしまうと、防犯面が心配です。小学生の留守番中に大人が電話をして鍵を閉めているか確認をすると、心配事を解消できます、
・暖房器具や火元の取り扱いが心配!
気温が低くなると、小学生が留守番中に暖房器具を操作する可能性が高くなります。特に雪が降る地方は石油ストーブを使うことも多く、リスクが数倍にも跳ね上がります。小学生でも安全に扱えるパネルヒーターを用意するなど、対策が必要です。
またガスコンロは留守番中に決して触らぬよう、小学生に言い聞かせましょう。低学年の時期に留守番をさせるときは、大人が出掛ける前に元栓を閉めておくと安心です。
・食べ過ぎや飲み過ぎが心配!
小学生に留守番をさせるとき、お菓子やジュースを用意しておく家庭が大半です。留守番中にお腹が減ってしまい、何か食べられるものを探すよりはリスクは少ないでしょう。
しかしお菓子やジュースを買い溜めしておくと、小学生が勝手に飲み食いしてしまう可能性が出てきます。夕食時間にお腹が空かないと健康や成長にも影響するため、お菓子やジュースは必要な分だけ用意し、残りは小学生が見つけられないところに隠しておきましょう。
・勝手に出掛けてしまわないか心配!
小学生になると子供同士で遊びに行く機会が増えますから、留守番中に勝手に出掛けていないか心配になることがあるでしょう。親に行き先を告げていたとしても、どこかで迷惑をかけていないか心配になるものです。
どうしても心配なときは、小学生にGPSを持たせます。そうすると、大人が子供の居場所をいつでも確認できるようになり安心です。
・いつからだと小学生は留守番できる?
小学校の低学年は、短時間であれば留守番ができるでしょう。しかし放課後に数時間留守番させるのは、若干心配です。まずは親が買い物に出かける間の数十分から留守番の練習をし、留守番の心得を学ばせてください。
小学校の中学年になると、放課後留守番をする子供が増加します。1~2時間であれば安心して留守番できるようになる年齢ですが、思いがけない行動をすることもあり注意が必要です。親も子供も留守番に慣れてくる時期ですから、定期的に留守番のルールを確認しておきましょう。
小学校の高学年は、大体の留守番をこなせるようになります。しかし何でもできるようになる年齢だからこそ、気を付けなければならないことがあるのです。留守番中に勝手に出歩くことや、友人を家に招き入れて悪いことをするリスクが増えるので、留守番後はしっかりと子供の様子を確認してください。
夜に小学生を留守番させるリスク!時間や対応策を解説!
夜に小学生を留守番させるのは、とてもリスキーです。日中どんなにお行儀よく留守番している子供でも、外が暗くなる夜は不安でいっぱいになります。いつもとは違うリスクを想定しておきましょう。
・夜=恐怖が小学生のイメージ!
外が暗くなると、家の中は一気に暗闇に包まれます。いつもは明るい家の中が急に暗くなると、子供は不安になるものです。普段は平気なことが恐怖に変わってしまい、混乱してしまうかもしれません。混乱すると留守番のリスクが増大するため、夜が怖いと思っている小学生は要注意です。
・小学生の生活習慣が乱れる!
小学生は夜になると、意外に大忙しです。夕食を食べて、お風呂に入って、布団に入らなければなりません。この他にも勉強時間や翌日の支度なども入れると、さらにハードスケージュールです。留守番をしていると大人の目が届かないので、小学生の生活習慣は乱れやすくなり、寝る時間が遅くなるなどのリスクが考えられます。
・夜の留守番は時間を定める!
急な残業など、突然夜に小学生を留守番させなければならないケースもあります。しかし夜の小学生の留守番は、遅くても午後9時までが限界でしょう。これより遅くなると翌日にも支障が出るため、パートナーにできるだけ早く帰宅してもらう、残業を切り上げるなどの対策が必要になります。
・夜の留守番はどうしても困ったときだけ!
毎日夜に小学生を留守番させるのは、さまざまなリスクが考えられます。子供が小学生の間は、できるだけ夜の留守番はさせないように心がけましょう。どうしても夜に留守番をさせることになったときは、すぐ大人に連絡できる環境を作っておくと安心です。
まとめ
小学生の留守番は心配事ばかりですが、子供の性格や年齢によっても留守番できる時間やリスクが変化します。自分の子供だけは大丈夫と過信せず、小学生のみで留守番をさせるリスクは常に考えておきましょう。