小学生の恋愛事情は、年々進んでいると言われています。携帯電話を持っている小学生が増え、簡単にインターネットを使えるようになったことやメール・LINEなどの手軽な連絡ツールが増えたことが影響しているようです。
小学生の恋愛は決して悪いことばかりではなく、誰かを大切に想う気持ちを育むことができます。たくさんの愛情を感じることにより、自分を大切にする気持ちも芽生えるでしょう。
ただ小学生はまだ成長段階ですから、恋愛において知識や経験が圧倒的に不足しています。そこで周囲にいる大人は、小学生の恋愛を否定せずに見守りサポートしてあげることが大切です。
自分の子供が恋愛のことで悩んでいるようであれば、悩みを聞き出しアドバイスをしてあげましょう。子供が親に恋愛の相談をできるようにしておくと、トラブルに巻き込まれる可能性も低くできます。
ここからは小学生の恋愛についての悩みを聞き出す方法、どこまで親が容認するべきか、子供を傷つけないアドバイスの仕方を解説していきます。
小学生の恋愛は親が一緒に悩もう!上手な聞き出し方とは?
小学生はまだ幼い一面がありますから、恋愛に興味が出始めると何らかのサインを出します。「身だしなみや洋服に気を使うようになった」、「急に自分のことを”俺”や”私”と呼ぶようになった」、「人前で親と一緒に行動するのを避ける」、「屋外で遊ぶ時間が増えた」などはサインのひとつです。
ただ思春期になると同じようなサインが増えるため、一概に恋愛が原因とは考えられません。ただ小学生の子供は恋愛をすると一気に様子が変わるため、日頃から子供の様子をよく観察しておきましょう。
・小学生の恋愛は悩みだらけ!親のサポートが子供を助ける!
小学生が恋愛をしていても、基本親ができることはそう多くはありません。基本的には見守ることが大切ですが、小学生の恋愛は悩みがつきものです。家庭の中では親が悩みを共有してあげましょう。
恋愛初心者の小学生ですが、中にはマンガや雑誌・テレビなどからたくさんの情報を得ている子供もいます。それ自体は悪いことではありませんが、その情報が全て正しいことかはわかりません。
小学生同士で共有している情報にまどわされると、子供たちは悩んでしまいます。そんなときは大人が正しいこと・間違えていることを教えてあげることが重要です。
・小学生から恋愛のことを上手に聞き出す方法とは?
いきなり小学生に、「好きな人はいる?」、「恋愛はしている?」と親が聞くのは野暮です。まずは日頃の親子関係を良好にし、何でも話せる環境を作っておきましょう。そしていきなり本題を切り出すのではなく、少しずつ恋愛トークにシフトしていく方法がおすすめです。
例えば、お父さん・お母さんが小学生のときに好きだった人の話は小学生の興味を引き付けるかもしれません。インパクトのある話をする必要はありませんから、「小学生のとき、こんなことがあったのよ。」と思い出話をしてあげましょう。そこから徐々に小学生の子供の話題へと移行してください。
小学生のデートやハグはどこまで認める?
小学生がデートをするとなれば、親は少し複雑ですね。しかし少しずつ色々な経験をすることが成長に繋がりますから、許せる範囲でデートをさせてあげましょう。
・小学生のデートはどこへ行く?
小学生のデートはただ子供同士で遊ぶだけと考えるのは危険です。特に周囲に見られるのが恥ずかしいと感じていると、小学生であっても人目につかない場所に行きたいと考えます。
普段人が立ち入らない場所やカラオケボックスなどの個室には行かないように注意しておきましょう。また家の中でデートする場合でも、大人がいない家の中に出入りしないよう伝えておきましょう。
・小学生のデートは何をする?
小学生は自由に使えるお金が限られていますから、大人のようなデートはできません。デートといっても公園や図書館へ行く、家の中でゲームや宿題をするなどが大半です。
しかし同じデートばかりしていると小学生も飽きてしまいますから、そのときは注意しましょう。大人が考えもしない行動をする場合もあるので、やってもいいこと・いけないことの線引きははっきり小学生に伝えてください。
・小学生の手をつなぐ・ハグをするは許す?許さない?
小学生であっても、異性に触れたいという感情は抱きます。ただ我慢できなくなったとき、自分を制御できるか・できないかが重要です。興味本位で先に進んでしまわないよう、小学生の子供には親がアドバイスしてあげましょう。
小学生の恋愛で手をつなぐ行為は、許されるケースが大半です。ただ恥ずかしさを感じることなく、周囲の視線を気にしない場合は厄介です。手をつないでも良い場所であるか、周りの人に迷惑をかけていないかなど、最低限のことは気をつけるように伝えておきましょう。
小学生の恋愛やデートで、ハグをするのは意見が分かれるところです。ケースバイケースですが、頻繁なハグはNGにしておくと安心できます。また少しでも違和感があれば離れるよう、子供に防衛策を伝えておきましょう。
・親ができる小学生の恋愛・デートへのアドバイスはある?
小学生の恋愛やデートに、親が細かく口出しをすると子供は拒否反応を示します。そのためどうしても伝えておきたいことだけを、明確にアドバイスしましょう。
一番は、小学生が自分自身を大切にすることです。恋愛やデートが嫌な思い出になってしまわぬよう、何をしたらどんなリスクが考えられるのか、小学生と親が一緒に考えましょう。何でもダメと否定するのではなく、どうすれば小学生が好きな人と楽しい時間を過ごせるのか意義のあるアドバイスをしてあげてください。
まとめ
小学生の恋愛は、大人とは異なるポイントで悩みが発生します。自分が小学生のときとは状況が異なることをしっかり理解し、子供の目線に立ち悩みを共有してあげましょう。
また小学生が恋愛やデートで悲しい経験をしてしまわぬよう、大人が正しい知識を伝えてあげることが大切です。子供にとって恋愛が素敵な経験になるよう、さまざまな体験を重ねてきた親が有意義なアドバイスをしてあげてください。