体格的にも精神的にもまだまだかわいらしい小学生ですが、常識を知らずに成長してしまった問題児は子供にとっても大人にとっても厄介な存在です。
そんな小学生の問題児とはできるだけ関らないようにしたいものですが、同じ小学校に自分の子供が通っているとどうしても避けて通ることができません。
また近所に問題児がいると、より面倒なことに巻き込まれがちです。小学生なのに問題児である場合、大抵はその子供の親に原因があります。そのため親同士の付き合い方も慎重にならなければなりません。
自分の子供がいつ問題児に巻き込まれるかは、誰にもわからないことです。子供の周囲に問題児がいるのであれば、できることから対応しておきましょう。ここからは小学生が問題児であるかどうか見抜くポイントとあわせて、問題児から子供を守る対応策を解説していきます。
小学生の問題児は親に原因アリ!問題児を見抜くポイントとは?
子供の同級生や遊び友達に問題児がいるかどうか、すぐに見抜ける人は少ないでしょう。特に小学生は家庭よりも外で過ごす時間が長いため、親の知らないところでトラブルに巻き込まれてしまうことも考えられます。
そこで事前に子供が関わっている小学生が問題児であるかどうか、見抜く目を養っておきましょう。
・親に放置されている小学生は要注意!
最近は子育て中の母親が働きに出ていることは珍しくありません。特に子供が小学生になると、パートや時短勤務からフルタイムの仕事へと切り替える人が増えてきます。
母親が遅くまで働くようになると、小学生は放課後自由に行動できるようになります。すると常識を把握していない問題児は、周囲の小学生や大人に迷惑をかけてしまうのです。
親に放置されている小学生は、帰宅時刻を守らない傾向にあります。家に遊びに来た子供の友人が遅くまで帰らない場合は、問題児の可能性が高いです。
・小学校や地域の行事に参加しない親の子供は要注意!
授業参観やPTA行事、地域のお祭りや清掃活動など、子育て中の親が参加しなければならないイベントは多岐にわたります。働いている親であっても、子育てをないがしろにしない人であればイベントには参加するものです。
ただ普段から子供を放置している親は、子供のイベントには参加しない傾向にあります。そのため周囲の保護者も問題児の親を見ることが無く、どういう人間なのか判断できなくなってしまうのです。
小学校の行事にいつも参加しない、参加しても時間に遅れる途中で帰るなど、目につく行動をする親の子供は問題児になる可能性が高いでしょう。
・挨拶ができない親は要注意!
小学校や近所であったとき、こちらから挨拶をしても愛想が悪い、無視をする、目を合わせないなど気になる部分がある親は要注意です。人見知りや体調が悪いなどの可能性も考えられますが、何度も同じような状況が繰り返される場合は厄介です。
親が当たり前に挨拶ができない人間だとしたら、その子供も当たり前のことができない可能性が高いでしょう。
・厳しすぎる親は要注意!
子育てに一生懸命で子供を厳しく育てている親は、まともな人間に見えるでしょう。しかし制限が厳しい中で生活をしている子供の中には、反動で問題行為に走ってしまう子供もいるのです。
自分の家ではゲームをやらせてもらえないから友達のゲームを奪う、お菓子を制限されているから友達の家で遠慮することなく食べる、親の見えないところで悪いことをするなど、少し気になる行動をする子供を見かけたときは注意しましょう。
問題児は上手にかわせ!子供たちを守る対応策5選!
小学生の問題児は、年齢を重ねるほどに問題行動が増える傾向にあります。本来は周囲の大人が正しい方向に導いてあげるべきなのですが、他人ができることはわずかです。
どういう行動をすると人に迷惑をかけてしまうのか、問題児に理解させることは大切です。自分の子供を守るという意味でも、問題児とはできるだけ距離を置くようにしましょう。
・自分の家のルールを徹底する
自分の子供が問題児と一緒にいると、不安に感じてしまうでしょう。しかし家に入れないようにすると外で遊んでしまうため、より親の目が届かなくなります。
そこで問題児と遊ぶときは、あえて自宅の中で遊ばせます。ただしお菓子やジュースは出さない、ゲームは親の前だけでやってもらう、遊べる時間はあらかじめ決める、などルールを設けましょう。
まずは自分の子供に家のルールをしっかりと把握させ、問題児にもあらかじめ伝えておきます。ルールを守らない場合はもう遊ぶことはできない、としっかり理解させましょう。
・習い事を増やす
小学生の問題児は、暇な子供を探して仲間にします。放課後自由な時間が多ければ多いほど、小学生の問題児が寄ってきてしまうのです。そこで自分の子供には、習い事をしてもらいましょう。
習い事の中に問題児がいるのであれば、違う習い事に変更する方法が効果的です。
・他の親と情報交換をする
子供の話や自分が経験したことだけでな、全て把握できないこともあります。そこで同じ小学生を育てる他の親と、定期的に情報交換をしておきましょう。どんな問題児がいるのか知っておくと、トラブルに巻き込まれる可能性をぐっと減らすことができます。
・放課後の時間はできるだけ家にいる
働いている親の場合、小学生が放課後なにをしているかはっきり把握していない人が多いものです。親は家にいると思っていても、勝手にどこかに出かけているケースも少なくありません。
特に小学生でも高学年になると、嘘をつくことを覚えます。自分の子供が言っていることを全て信じるのは危険です。自分の子供が問題児になってしまわないためにも、放課後の時間には親が在宅できる環境がおすすめです。
・子供の話は些細なことでも聞き逃さない
忙しいとついつい子供と話す時間が少なくなってしまいますが、実は子供の話にこそ大事な情報が隠されています。
尋問のように聞き出すことはおすすめできませんが、毎日子供と話す習慣を作っておくと、些細な会話から問題児の様子や子供との関係性が見えてきます。問題が大きくなる前に親が把握しておくことが大切です。
まとめ
小学生の問題児は親に問題があるケースも多く、一度目を付けられてしまうと厄介な存在です。自分の子供が被害者になってしまわぬよう、できることからしっかり対応しましょう。