引っ越しの際に出費として痛いのがこの敷金礼金ですよね。物件はなるべく敷金礼金が0円のところがいい!なんて方は多いのではないでしょうか。ですが良い物件ほど敷金礼金が高いのが現状です。
しかし、礼金を敷金に変えられたらお得ではありませんか?
倍に戻ってくる可能性が!そこで敷金礼金の意味やいつ払うべきかを紹介します。
敷金礼金ってどんな意味なの?
家賃さえ払っておけばいいのでは?と考える方も多くいらっしゃると思いますが、実は敷金礼金はとても貴重なんですよ。ここではしっかり敷金礼金についての違いを把握しておきましょう。
・敷金とは?
まず初めにお伝えしたいことは敷金は戻ってくるお金です。敷金とは簡単に言うと「保険」のようなものをいいます。例えば、やむを得ず「家賃が払えなくなってしまった」などのキープ金として備えられているということ。
家主さんに負担がかからないようになっている仕組みなんです。もう一つは退去による修繕費、ハウスクリーニングとして敷金から差し引かれる仕組みです。ここでは家はキレイに使用しておきたいところ。
しかし、近頃では敷金に対してのトラブルが急増しているようです。
〈トラブル例〉
・喫煙による壁紙の張り替え
・畳の張り替え
・家電製品を置いた跡などのクリーニング代
・元からあったキズやへこみによる請求
・エアコンの清掃代(古物に限る)
など。
キレイに使用していてもこのように請求をする悪質な家主さんも中には居られるということです。トラブル回避のためにはしっかりと事前に契約内容を把握しておくこともとても大事なのです。
それでもトラブルが回避されないという時は公的機関に相談してみましょう。
礼金とは?
礼金とは戻ってくるお金ではありません。
礼金は家主さんに「家を貸してくれてありがとう」の感謝の気持ちを込めて、お礼としてお渡しするお金のことです。
こんな話があります。
戦争が終わった頃、日本は辺り一面が焼けて住む所さえままならなかったときに住む所を与えてくださった方が居られました。その住む所を与えてくださった方に感謝の気持ちを込めてお礼としてお金をお渡ししていたそうです。
これが礼金のはじまりでした。今でも代々受け継がれているのでしょう。ですが、礼金が0円という家もあるほどに時代も変わり、たくさんの物件で溢れています。礼金が0円だと確かに嬉しいけど、なんだか少し躊躇ってしまいますね。
礼金はいつ払う?交渉次第ではお得になる?
引っ越しでお金がいろいろと嵩んでしまいますよね。そこで少しでも抑えたいのがこの礼金!
実はお得になれることがあるんですよ。
それが「値下げの交渉」です。
家主さんにとってはやはり満室のほうが収入を得られますよね。この時に空室が何部屋かあれば当然入居してもらいたいでしょう。
礼金を値下げすることによって空きが埋まるということを家主さんは確信していますので、このタイミングを見逃してはならないのです。ですがここで一つ注意点なのですが、どの物件でも値下げを交渉できるかといったら出来ないのが現状です。
特に新築による物件は新しいので値下げしなくても満室になりやすいといえます。最寄駅から近い、周りの環境が良かったりなどですとなかなか難しいようです。
値下げがしやすい物件とは、最寄駅が遠かったり、築年数の古い物件、周りの環境が悪い、空室が多いなどです。値下げがしやすい物件はそれなりにデメリットがあるということ。
後悔しないように物件を選ぶ際はしっかりと比較しながら探すといいでしょう。
〈値下げ交渉がしやすい方法とは?〉
手っ取り早く交渉をすませたいという方は不動産の営業の方を味方にするといいでしょう。営業の方に礼金を値下げしてくれるかの交渉をしてもらえるかを確認します。交渉していただく際は、こちらから営業の方に頼むのですから姿勢は低く対応しましょう。
無理な値切りは絶対にしてはいけません。
あくまで営業の方と家主さんとの間で行いますので強制はしないようにしましょう。
そして物件は即決しないことをお勧めします。営業の方は交渉しなくてもいいと確信してしまいます。ですからここは一歩おいて、「ここのお部屋が気に入ったんだけど予算が少し足りない」ことを営業の方に伝えます。
「値下げをしていただけたら即入居します」とのことを伝えましょう。
この即入居ですが、すぐに入居してもらうことで部屋は空室にならないため収入を得たい家主さんにとってはとてもありがたいことなのです。
ここでポイントをしっかりと掴むことで交渉率がUPします。営業の方との関係は良くしておきましょう。借りる側と貸す側の問題として信用が非常に大切ですので心がけておきましょう。
礼金を敷金に変えられることが可能!?
敷金は戻ってくるお金です。交渉によっては礼金を敷金に変えられることが可能なんです。メリットとしては、部屋をキズを付けてしまった、汚してしまったなどというときに修繕費、ハウスクリーニング代を請求される際に支払いがしやすいということです。
敷金に余裕があることで退去もしやすいと思います。家主さんにとっても安心できると思います。また、家をキレイに使用していて退去時にはハウスクリーニング等の請求はなかったというときは倍に戻ってくるのです!
とてもおいしい話しではありませんか?
得をしたい方にお勧めします。
まとめ
いかがでしたか?
やはり引っ越しの際は少しでも得をしたいですよね。私も物件を選ぶときはじっくり時間をかけて比較しながら探したものでした。いろんな不動産をめぐりながら悩んで悩みまくりましまよ。
そして選んだ物件の家主さんが本当に親切な方で礼金を0円にしていただいてくれたことや、退去時なんかも「ここくらいうちのほうで直しておくから」って敷金引かれずに済んだこともありました。
なんか応援してくださってもらい…
家主さんとの相性もだいぶ重要だと思います。
それが縁ですよね!
値下げ交渉の一番は「良い家主さんと出逢えるかどうか」にかかってくるので、物件の情報収集してみてもいいかもしれませんね。
ですので、ぜひみなさんもご参考までに値下げを交渉されてみてはいかがでしょうか?
きっとお得にお家を借りれますよ。