ホームステイを受け入れると一体いくらぐらいの収入になるの?
受け入れるためにはどう言った部屋や食事を用意するのがベストなの?
ホームステイを実際に行うためには、ホームステイにくる外国の方の事情も踏まえて様々な準備を行わなければなりません。
この記事ではそのようなホームステイ受け入れによって得られる収入の目安や、どう言った部屋を用意すれば良いのか、また、食事はどのようなものを出すべきなのかについてまとめてみましたので、ご参考にしていただけたら幸いです。
ホームステイ 受け入れ 収入
ホームステイの受け入れで得られる収入は、およそ一泊2000円〜3000円程度が平均です。仲介業者などに登録した場合には、謝礼としてこの金額が支払われることが多いようです。一般に、ホームステイの期間はおよそ1ヶ月〜3ヶ月と言われています。
そのため、単純に計算すると、一泊あたりの金額×30日で、60000円〜90000円ほどの収入になります。
ですが、ホームステイを行う場合には、外食費用やどこかに外出をするための費用など、様々な費用がかかるとされ、単純にこの金額全てを収入として見ることはおすすめしません。
Airbnbなどのサービスに登録して、ホストファミリーとなった場合には、場所やその他の工夫をすれば、月に10万円以上稼ぐことも可能です(実際にAirbnbでは、一泊の料金設定を約80000円ほどにしている方もおられます)。
ホームステイで収入を得ようとお考えの方は、これらの金額をご参考に、収入の予想を立てると良いでしょう。
ホームステイ 受け入れ 部屋
ホームステイの受け入れのための部屋については、一人だけ受け入れるのであれば、6畳ほどの個室があれば十分だとされています。
Homestay in JAPAN!!などのホームステイの受け入れを仲介する各団体などに登録し、ホストファミリーになる場合には、各団体により受入れの部屋について規定があります。
それらの規定では主に、個室か、相部屋の場合は同性であれば可とし、カーテンなどで仕切るのではなく、きちんとドア付きの部屋にするとされています。また、部屋に備え付ける家具も、ベッドと机があれば基本的には問題はないとされています。
外国の方にとってはアメリカの個室の広さと比べると日本の部屋は狭いと感じることもあるかもしれませんが、その際は家具などの配置を工夫してみるのも良いでしょう。
ホームステイ 受け入れ 食事
ホームステイの受け入れで悩むことの一つに、食事があると思います。ホームステイでの食事は基本はなんでも良いとされ、過度に豪華にしたりする必要はありません。
忙しい時には、コーンフレークやカップラーメンなど、手軽に用意できるものを出しても特に問題はありません。外国人に喜ばれる日本食は、手巻き寿司や揚げ出し豆腐、肉じゃがなどがあります。
ホームステイでの外国人は、アメリカや香港、フランス、イタリア、スイスなどと言った国から来ているようです。
以下では、そのような国ごとの食文化について簡単にご説明してみましたので、食事を作る際のご参考にしていただけたらと思います。
香港
香港では医食同源の考え方が主流で、バランスのとれた食事を普段の食生活でも取り入れて、健康維持に努めるとしています。
主な料理は薬膳スープや漢方ドリンク、また、フカヒレスープなどの広東料理で、広東料理では飲茶(ヤムチャ)という文化があります。
この飲茶とは、広東省などの区域で行われている文化で、広東料理などの中華料理の中でも、軽食である点心というものを食べる際に、一緒に中国茶を飲むことを言います。
この飲茶では、プーアル茶や烏竜茶などを飲むとされておりますので、ホームステイで香港などからきている方の場合には、こうした中国茶を食事の際に出すと喜んでいただけるかもしれません。
フランス
フランスでは、主に宮廷で出されていたフランス料理やフランスパン、ワイン、チーズなどが特に有名です。
フランス料理で代表的なものは、フォアグラやパテ、エスカルゴ、ガレットなどがあり、ワインではシャンパーニュやリースリング、ヴォーヌ・ロマネ、ムルソーなどが有名なものとなっています。
そのため、フランス国籍の方が来た場合には、晩酌で会話を楽しむ際にはワインやチーズを出したりすると良いかもしれません。
アメリカ
アメリカは移民の出入りが多く、それに伴い移民により食文化も発展して来たため、明確にアメリカ独自の食事というものはありません。
一般的には、朝食ではシリアルや牛乳などの簡単に作れるものが出され、昼食ではハンバーガーなど、夕食は比較的大き目のお皿に盛られたものをバイキング形成で食べたりします。
代表的な料理は、エッグベネディクトやマカロニチーズ、チリコンカルネなどがあります。
アメリカ国籍の方が来られた場合で、もし仮に日本料理などを出してうまく食べられないということになった場合は、これらの料理を提供すると良いと思います。
スイス
スイスでは酪農が盛んで、特にチーズを使った料理が種類も豊富で有名です。主に、チーズフォンデュやラクレット、シューブリック、フィレ・ドゥ・ペルシュなどが代表的なものとなります。
このうち、チーズフォンデュなどは日本でもよく手軽に作られるもののため、スイス国籍の方がホームステイにきた場合には出してあげると会話が弾むかもしれません。
タイ
タイの料理は、ミャンマーやベトナム、インドと言った様々な地域の影響を受けたものが多く、特に辛いものはインドの影響を受けて作られたもののようです。
代表的な料理は、トムヤムクン、ゲーンタイプラーというカレー、ヤムと呼ばれるサラダ、ソムタムなどがあります。
タイ国籍の方が来た場合には、タイの人は比較的辛いものが好きな傾向にあるため、食事内容について迷った場合には、カレーなどの辛いものを出したりすると良いと思われます。
まとめ
ホームステイの受け入れで得られる収入は、実際にホームステイを行う際にかかる外出の費用などによっても変化することがわかりました。
ホームステイでは、様々な国籍を持った方々が来て、交流を通じて、その後にとても生きてくるような経験ができることが多いようです。
実際にホームステイを行う場合には、相手方の国の事情も踏まえた上で実施すると、相手とのコミュニケーションも楽に進めることができるでしょう。
今後ホームステイを行おうと考えている方、今現在ホームステイを行っているけど提供している内容に不安をお感じの方などはぜひ、この記事をご参考にし、ホームステイをより良いものへとしていただければと思います。