新しい職場では仕事が分からないために、新人を教える担当の方がいます。仕事を教えてくれる人が上手ならどんどん仕事を覚えやりがいを感じられることでしょう。
ただ、仕事を教えてくれる方が下手な場合は、なかなか思うように仕事ができるようにならないため、もどかしい気持ちになったり、教えてくれる人にイライラしてしまいます。教えてくれる人も仕事上は目上の方になるため、トラブルになりたくないのが本音です。
しかし、教え方が下手だといつまでたっても仕事が分からず、一人立ちすることができません。教えてくれる方が下手な場合はどうしたらいいのでしょうか?特徴や対処法をお伝えします。
仕事を教えてくれる人が下手な人の特徴
仕事がなかなか覚えられなくて悩んでいる方、実は上司の教え方が下手なことが原因かもしれませんよ。仕事に対してやる気があるのに、思うように仕事を覚えられないのは辛いです。
もし上司が今からお話する「教え方が下手な人の特徴」に当てはまるようであれば、あなたが悪くて仕事が覚えられないわけではないかもしれません。上司に当てはまるか考えながら見て下さい。
・伝えたい事がわからない
仕事を教えてもらう中で、どこがポイントなのか?何を伝えたいのか?分からない…。そう感じているのであれば、上司は教え方が下手です。
教える方もあなたに分かりやすい様に考えて話しをしてくれているのかもしれませんが「分かりやすく」を考えすぎて伝えたいポイントにたどり着くまで遠回りしているのでしょう。
特に専門用語の多い職場だと、専門用語を使わないように分かりやすく伝えるのは難しいです。その結果が「結局何を言いたかったの?」とあなたに感じさせてしまいます。
・威圧的で質問がしにくい
教えてくれる方が怖いとなかなか、疑問を持っても聞きづらいですよね。仕事を一通り教えてもらっていたとしても、実際仕事をしていることで出てくる疑問点があります。
しかし、教えてくれる方が怖いと質問がしづらいために、分からないまま仕事を続けてしまうことになるのです。その、怖い方に立ち向かっていける方なら問題ありませんが、怖い方に話しかけるのは勇気がいります。
そんな時は、教えてくれる方がいない時に違う方に聞いてみましょう。そうすることで疑問点がスムーズに解決できるかもしれません。ただ、教えてくれる方もパッと見が怖いだけで、実は優しい方の可能性もあります。
初めは緊張するかもしれませんが、一度は質問をしてみましょう。そうすることであなたのやる気を感じてくれて、優しく教えてくれるかもしれませんよ。
・声が小さくて何を言っているか分からない
最近では人と人との関わりが少なくなっています。そのため、人間関係が苦手な方も多いです。人間関係を築いていくことに自信がない方は、人と話すことが苦手なので声が小さい傾向にあります。
声が小さいと教えてくれていることがわからないので、仕事が上達することができません。もう少し声を大きくして欲しいということは目上の方に失礼なので、こちら側から話しかける機会を増やしましょう。
あなたとの信頼関係が築けていくと相手も心を開き、会話に自信を持って呉れる可能性があります。教えてくれる方も会話に自信を持つことで話す声が大きくなってくるはずです。質問する回数を増やしたりして教えてくれる方との関係性を良くしていくように努力をしてみて下さい。
・専門用語を使って説明する
どのような職場でも、その職場の方にしか分からない専門用語があります。そんな専門用語を当たり前のように使って説明されても新入社員には分かりません。専門用語を使って教える方は、教えることに慣れていない可能性があります。
説明を受けている時に分からない用語をメモしておいて、一通り説明が終わった時に聞けるようにしましょう。そうすることで、相手も専門用語を使っていることに気がつきます。教えることに慣れていないと、どんなことに気を付けて教えればいいのかも分かりません。
そのため、あなたが聞くことによって相手に気づかせることが大切になるのです。教え方が下手な方はまず、何が下手なのかを知らせる必要があります。それさえわかってくれれば、きっと今以上に教え方がわかりやすくなり、あなたも仕事ができるようになるはずです。
仕事の教え方が悪い/ムカつく人への対処法
仕事の教え方が下手だったり、上から目線で話してくる方はイライラしてしまう気持ちは十分にわかります。しかし、仕事の付き合いがあるからこそ、その気持ちをストレートに伝えてしまうとトラブルになる可能性が高いです。
どうしても教えてくれる方との相性が悪かったり、教え方が悪くて仕事内容が理解できない場合は、どうしたらいいのでしょうか?対処法を見ていきましょう。
・ストレートに分からないところを聞く
教えてくれる側もペースに合わせていたら、なかなか仕事を覚えることができません。そのため、まずある程度の仕事のペースがつかめて来たら、細かい部分のわからないところを聞いていきましょう。
そうすることで、教える側も教える範囲が狭いことで、余分な知識を詰め込む必要がなく簡潔に伝えることができます。
・仕事を実際にしてもらい見て学ぶ
言葉で理解できないのであれば「一度見本を見せて下さい」というような事を言って、実際に仕事をしてもらいましょう。実際の仕事を見ることで、自分のわからない部分がなぜできていなかったのかわかってきます。
また、一度自分で仕事をしてみてわからなかったところは、仕事内容を知る前よりも見る視点が変わってくるのです。これを繰り返すことによって仕事を自分のものにすることができます。
・どうしてもダメなら担当を変えてもらう
どのような対処法を試してみても、教えてもらう方との相性が合わず仕事へ行くことが憂鬱になってしまうようでしたら、担当を変えてもらいましょう。ただ、言い方に気を付けて下さい。
職場を変えない限り、教えてくれている方との付き合いは続きます。そのため、ストレートに「教え方が下手」と伝えてしまうのはいけません。少し柔らかい言い方ができるように考えてから伝えるようにしましょう。
まとめ
職場はなかなか変えることがないので、同僚や上司の方との付き合い方は大切になります。だからこそ、教えてくれる方が下手でもどうにもできない現状に悩んでしまうのです。
ただ、それではあなたが「仕事ができない」というレッテルを貼られてしまう可能性があります。そのため、どうしても仕事ができない場合は、同期や同僚に相談しましょう。
相談することで何か新しい方法が見つけられるかもしれませんよ。一人で抱えるのは辞めて、助けを求めることも大切です。