実際に飛行機に乗るときにあたりを見回してみると、LCCを使う時はたいていの人がペットボトルや水筒を手にしていますが、JALやANAを使う時では、乗客のペットボトル保有率が明らかに低いのです。
「自分で飲み物を用意する事も出来るけど、機内の飲み物サービスがあれば喜んでそちらを利用したい」という人が多いことの表れのような気がするのは、私だけでしょうか?
それに、小さい子供たちにとっては、飛行機に乗って制服を着たCAさんたちに飲み物をサービスしてもらうことは、大きな楽しみのひとつのようです。
私の友人の子供たちも、
「こんどひこうきにのったら、りんごジュースもらうんだ!」
「ぼくはオレンジがいい!」
なんて、次にいつになるのかわからない旅行の時の飲み物をもう決めていたりしますから。そうして飲み物のサービスをしていただけるのは嬉しいのですが、
「本音を言うと、もうちょっと飲みたいな。」
「本当は、コーヒーも欲しかったけど、ジュースって言っちゃったからなあ・・・」
そんな風に思って、ちょっとモヤモヤすること、ありませんか?
「できるものなら、おかわり、したい。」
「でも、大の大人が、そんなこと言ってもいうのもな・・・」
「実はずっと気になっているけど、聞くのもなんだか恥ずかしい」
という方も、きっといらっしゃるのではないでしょうか。
JALのCAに飲み物サービスについて直接聞いてみた!
そこで、JALに搭乗した際に、JAL国内線のCAさんに直接聞いてみました。
「あのー、付かぬ事を伺うのですが・・・飲み物って、おかわりできるんですか?」
CAさん「はい、もちろん結構です!ぜひおっしゃってください。」と笑顔で即答でした。
今までドキドキしながら、お代わりしたくてもできなかったあなた!
「お弁当食べてるし、もうちょっとお茶飲みたいなあ。」
「今日はすっごく喉が渇いてるから、この紙コップ1杯だと足りないよ〜。」
「やっぱり眠気覚ましのコーヒーもちょっと飲みたいな・・・」
などと思った時には、恥ずかしいとか悪いとか思わずに、ぜひCAさんに声をかけて、おかわりをお願いしてみてくださいね。
JALの国内線でいただける飲み物は?
ちなみに、今、JALの国内線では、どんな飲み物が提供されているか、ご存知ですか?
以前は飲み物をサービスしていただくとき、CAさんが
「コーヒー、りんごジュース・・・・・がございます。」
と口頭で教えていてくれていましたが、さすがにCAさんも全ての乗客一人一人に全種類を伝える時間はありませんでした。
そのため、私は
「他にも種類ありそうだけど、まあ、コーヒーにしておこう」
と思って頼んだら、隣の人が
「期間限定のジュースください」
と美味しそうなジュースをもらっていて、ちょっと羨ましい思いをした経験があります。今、JALでは飲みもののサービス時には、CAさんが写真入りの分かりやすい飲み物リストを乗客に見せて
「どれになさいますか?」
と聞いてくれます。これなら、全部の種類の中から一番飲みたいものを選ぶこともできますよね。ちなみに2018年4月30日現在、JAL国内線で提供されているのは次の飲み物です。(JALホームページより転記)
・スカイタイム(キウイジュース)
・アップルジュース
・コカ・コーラ
・冷緑茶 “綾鷹(あやたか)”
・温かい緑茶
・コーヒー
・コンソメスープ
・ミネラルウォーター
あなたはこれまで見逃していたものはありませんか?私はコーラを頼んでいる人を見たことがなかったのでちょっと意外でした。もし気になるものがありましたら、次の機会に選んでみてくださいね。
おかわりではなく、先に飲み物をもらうことはできる?
では逆に、おかわりではなく、順番にドリンクが配られるのを待たずに先に飲み物をいただくことってできるのでしょうか?例えば、水を飲まないと死にそうに気分の悪い時、常備薬をすぐに飲むために水が欲しい時などはどうなんでしょう?
これもCAさんに伺ってみました。
「通常の我慢していただける状態でしたら、やはり公平性の問題もありますので、順番をお待ちいただきます。でも、お薬のお水ですとか、急を要する場合でしたらもちろん先にご用意いたしますので、ぜひおっしゃってください。」
そうですよね、たくさんの乗客がいるのですから、我慢できるくらいの喉の渇きなら、やはり順番を待つのが当然です。でも、薬を飲みたい時、どうしても気分が悪くて水分が欲しい時などは、CAさんに声をかけみましょう。
頼んではいけない時は?
ただ、やはり安全上の理由から、いつでも飲み物を頼めるわけではありません。
CAさんに
「さけたほうがいいタイミングってあるんですか?」と伺うと、
「安全上の理由で、サービスできない時がございます。」
とのことでした。例えば、離着時はCAさんも安全のために着席しているので飲み物をサービスすることはできませんし、離着陸時ではなくても気流の影響などで飛行機の揺れが激しい時は、飲み物のサービスができないこともあります。
また、わたしが以前JAL便を利用していた時、飲み物のサービス自体は行われていたものの、揺れがかなり激しかったのです。その時は、万一サービス中に飲み物がこぼれた時の火傷を防ぐために、熱い飲み物(スープ・コーヒー)の飲み物はサービスせず、冷たい飲み物だけが提供されていました。
特にお子さんをお連れのお客さんなど、お子さんが火傷をすることになってもいけないですものね。上記のような場合はお願いできませんが、それ以外の場合は、基本的にはCAさんに声をかけると対応していただけるとのことです。
やはり大切なのは「乗客が安全に空の旅を続けること」なんですよね。
まとめ
JALのCAさんは質問にもにこやかに答えて下さり、逆に
「お客様、いかがされましたか?もしかして、今日お飲み物をリクエストされた時に、断られたりされたのでしょうか?」
と心配されてしまいました。
「違うんです!一度、聴いてみたかったものですから・・・」
と説明すると、ホッとした様子を見せ、笑顔になって
「ぜひ、ご希望のあるときは、おっしゃってくださいね!」
と言ってくださいました。さすがJALのCAさん、丁寧ですね〜。
最後に、CAさんのお話をまとめると、
・飲み物はおかわりOK!
・順番を待たずに先にもらうことも可能ですが、薬を飲むための水や気分が悪い時の水分を取るためなどの理由のある時に限ります。
(順番を待てるくらいの通常の喉の渇きは、順番を待つこと)
・安全上、離着陸時や機体の揺れが激しい時は飲み物の提供はできません。
やはり、大人としてわきまえることはわきまえつつ、いただける時に「おかわり、ください」
とお願いして、空の旅の時間を幸せな気分で過ごしたいものですね。