昨今はブラック企業やホワイト企業にパワハラなど色々な労働問題がある現状ですが、今の社会がどんな一面を抱え多くの人がどんな悩みがあるのかクローズアップしました。
今回は退職をするにあたりどのような理由で退職するのか?本当は人間関係などではないか?
人が退職決断をしてしまう理由なども調べてみました。
☆退職理由のホンネ・ベスト10
大手就職支援会社が調べた主な退職理由をグラフにしたものがありましたので、どんな理由で退職しているのか見てみましょう。
・1位 上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった 23%
・2位 労働時間や環境が不満だった 14%
・3位 同僚・先輩・後輩と上手く行かなかった 13%
・4位 給与が低かった 12%
・5位 仕事内容が面白くなかった 9%
・6位 社長がワンマンだった 7%
・7位 社風が合わなかった 6%
・7位 会社の経営方針・経営状況が変化した 6%
・7位キャリアアップしたかった 6%
・10位 昇進・評価が不満だった 4%
このうような結果となりました。
2位は労働環境などがランクインをしていました。このことから人間関係で辞めていることが多いです。3位に同僚、先輩、後輩など確実な人間関係もありますが、1位の場合も人間関係と捉えてよいと思います。例え仕事上でも上司や経営者との意見の相違があればそれは人間関係となります。
若年層の人間関係嫌いが進んでいる?
実は若年層の労働者の場合でも変化が現れていました。
例えば飲み会を避けるや、無駄な人間関係は築きたくないなど理由は色々とありますが、この問題を捉える時に20代の働き盛りがこのような消極的なイメージや意欲が湧かないとなると、ゆっくりとはではありますが、退職理由で人間関係で辞める人が多い傾向の現ではないかと思います。
公益法人 日本生産性本部が発表している調査結果によると仕事をしていく上で人間関係に不安という回答が66.5%とかなり高い割合でした。
その一方で仕事で人間関係を広げて行きたいと回答したのは94.8%でした。ちなみにこの調査で対象になったのは新卒を対象にしたアンケートです。
☆仕事を辞めたきっかけ「人間関係」
続いてはどのようなことがきっかけで人間関係が嫌になり会社で辞めるようになったかまとめてみました。
・パワハラに合った
・挨拶をしても無視される
・お前は仕事が出来ないと強い口調で日々言われる
・何をしても無視される
・理由が特に見当たらないのに怒られる
・社内で派閥争いがあり人間関係がかなり複雑
・陰口を言われる
・常に理不尽な扱いをされる
・会社のやり方が気にくわない
・自分の考え方と社風が違う
・長時間労働で責任が重く人間関係も悪い
・上司の力が強いタメ正しくても色々と言われる
人間関係の場合はケースバイケースでかなり複雑なため、全ての原因を書ききれないですが、主な理由としてありそうな原因を探してみました。
このようにあげて行くとある共通点がありました。
もちろん同僚や後輩や先輩と言った身分が同じくらいで人間関係が悪くなってしまう原因も多いことは事実ですが、大半が上司や立場の強い人が部下に対して強い言動やプレッシャーなどを与えている事が多いことがわかりました。
実際問題として最近では大学生などの学生を中心としたバイトで通称ブラックバイトという問題が浮き彫りになっていました。
その大半は長時間労働や極端な低賃金で、学業があるにもかかわらずに正社員並みの勤務時間で働かせていたりパワハラで脅したりと問題は深刻でした。
日本の全体的な労働環境の悪さは様々ですが、第3位くらいに人間関係などのようなものがランクインしてくることから20代から60代まで人間関係の問題はあるということになります。
20代のしかもアルバイトまで正社員と同じような実態があるということはこのまま放置すればさらに拡大し働く世代にかかわらず悪化の一途を辿る可能性は高いとも言えます。
☆人間関係の退社は逃げなの?
しかしその一方で人間関係が良くない人はたくさんいる。ここで逃げても何も変わらない他の会社に言っても一緒だ!という意見がありますが、これについても調べてみました。
これは一概に全てをまとめてNOとは言えないでしょう。例えば余りにも怠慢な業務をし自分勝手な考えで仕事などが出来ていなければそれは仕方ないです。ただしある程度業務がこなせ意欲的に仕事をしていて色々と言われてしまうのはまた話しが違って来ます。
この二つのケースを考えた場合は片方は逃げですし、もう片方は逃げでもなんでもありません。それではどのようにすれば人間関係を良く築け周りの人から悪いことをしていないのにもかかわらず、パワハラなどをいわれた場合どうすれば良いかまとめてみました。
人間関係を良く保つ為に
人間関係を築きく要素として積極的になったり人の気持ちを理解する。仕事は誠実にこなすなど色々とあります。ただそれでもぶつかってしまうこともありますから、そこは熱くなりすぎた後に冷静になり問題点や改善点を探し出す必要があります。
ここで注意したいポイントは感情で考えるのではなく理性で考えることです。
いつまでも感情的になり一方的な考え方でいるのは自分の見ている世界の視野を狭め見えなくなってしまいます。理性的に考えれば色々な事が見えて来ますからそれが解決の糸口として役に立ちます。
上司や周りの人と関係が悪い場合はどうする?
もし上司に理不尽な待遇をされているのであれば人事部や別の上司に相談すてみることです。残念ながら会社は組織ですから、組織が動くのが1番の手立てです。話せるなら周りの同僚でも構いません。
また大きくない中小企業の場合ですが、これもまた相談出来る人に話をするべきです。また会社とは関係ない知人に話してもいいかも知れません。
このどちらも実践してみて改善出来ない場合はその会社はいい会社とは言えませんから退社して転職するべきと考えます。
☆まとめ
いかがでしたか?昨今の仕事は確かにストレスだらけです。そのストレスから抜け出すのも大変ですが、自分が出来る事を撃ち尽くしてやるべきです。
また前半では人間関係の退社が本当に多いのか?ということでデータを参考にしていきましまが、やはり人間関係の理由で退職するのは割と大い事がわかりました。
今回の記事で悩みが解決し何かのお役に立てていれば幸いです。