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幼稚園の慣らし保育で泣く・慣れない子供への正しい親の対応方法は?

幼稚園へ預ける事、新しい環境の変化に親子で不安になっている方は多いです。私は保育士をしていて、今は2児の母です。そんな私が、保育士目線と、親目線で慣らし保育の乗り越え方を伝授します。

慣らし保育で泣かれてしまうと、親も辛い気持ちになりますよね。実際に保護者の方も泣いている方は多かったですし、私もその中の一人です…。慣らし保育は子供も、保護者も幼稚園に慣れるために必要な期間になります。

その期間をどのように過ごしたら、子供が楽しく、保護者は安心して幼稚園に通えるようになるのでしょうか?

☆幼稚園の慣らし保育で泣いてしまう理由

幼稚園の慣らし保育で、子供がどんな理由で泣いているのか理解してあげましょう。そうすることで「楽しく通えるようにするにはどうしたらいいのか?」わかってきますよ。

また、子供は親に気持ちを理解してもらえると、自然と安心し肩の力が抜けます。肩の力が抜けると、子供も幼稚園の楽しいところに目が行くようになるはずです。

・親と離れるのが寂しい

子供はお父さんやお母さんが大好きです。また、核家族が多いために、幼稚園へ入るまでに親から離れたことがない子供が多い。そのため、保護者と離れることが寂しくて泣いてしまうのです。ただ、これは幼稚園への感情から泣いているわけではありません。

親は子供に対して安心できるように「迎えに来るからね」というような言葉を掛けてあげましょう。そうすることで、子供はだんだん安心して幼稚園へ行けるようになりますよ。

・新しい場所への恐怖感

幼稚園は新しい場所です。今まで園庭開放などで行っていればいいですが、そうでなければ新しい環境・新しい友達と新しいことばかりで、怖くなってしまいます。大人でも1人で誰も知らないところへ行くとなると勇気がいる…。それと一緒です。

そんな子供には、幼稚園は楽しい場所だと伝えてあげることが大切。お部屋に飾ってある壁面で気を引いてあげたり、園庭の遊具で気を引いてあげたりして、楽しい場所だという事を教えてあげましょう。

・幼稚園で何をするのか分からなくて不安

幼稚園で何をするのか分からないことに不安を感じる子供が多いです。特に女の子は大人びているために、先のことを考えて不安を感じやすいと言われています。例えば、公園や遊園地などであれば何をする場所なのか分かっているはず。

しかし「幼稚園」とだけ聞くと、何をする場所なのか分かりらないですよね。なので、幼稚園は「友達と遊ぶ場所」「先生がいろんなことを教えてくれる場所」と教えてあげましょう。そうすることで、安心して通えるようになるはずです。

☆幼稚園に預ける時の正しい親の対応

幼稚園の慣らし保育では、親も寂しい気持ちは十分分かります。しかし、送り出す時の親の対応次第で子供が楽しく幼稚園へ行けるかどうか変わってきます。子供が幼稚園へ楽しくいけるように、親の対応の仕方を覚えておきましょう。

・しっかりと抱きしめてあげる

幼稚園へ行くことに不安を感じている子供が多いです。そんな子供と十分なスキンシップをとるようにしましょう。特に、抱きしめてあげることによって子供は安心するので、スムーズに幼稚園へ行けるようになります。

抱きしめてあげる以外にも、ハイタッチなどでも十分。登園する際にするスキンシップを決めておくと、子供のスイッチが「幼稚園へ行こう」と自然と切りかわるのです。

・保護者は笑顔で送り出す

保護者が笑顔でいないと、子供は不安になってしまいます。そのため必ず笑顔で「行ってらっしゃい」と言うようにしましょう。そうすることで、子供も笑顔で行けるようになってきます。お父さんやお母さんの笑顔はすごい力を持ちます

。保護者の方も寂し気持ちや不安な気持ちがあるかもしれませんが、その気持ちはグッとこらえて、笑顔いっぱいで送り出すようにしましょう。

・いつまでも幼稚園にいない様にする

子供を幼稚園へ預けてから、子供の様子が気になって、いつまでも幼稚園にいる保護者の方がいます。しかし、子供から保護者の姿が見えてしまうと、なかなか気持ちを切り替えることができません。特に泣いている子供の場合「なんでいるのに、きてくれないの?」と思ってしまいます。

そうなると、離れていることを寂しく感じて、いつまでも泣き続けることになる…。保護者が気になるのは分かりますが、いつまでも気持ちを切り替えることができなくて、泣き続けるのも可哀想だと思いませんか?

子供のためを思って、幼稚園に子供を送りだしたら、なるべく早く帰宅するようにしましょう。子供は案外、切り替えが早いので、過ぎに泣き止んで、楽しく遊んでいるかもしれませんよ。

☆幼稚園が楽しみになるような言葉掛けをする

子供が幼稚園の慣らし保育で泣く理由は、幼稚園での楽しい事よりも不安や寂しさが買ってしまうからです。それがいつまでも続いてしまうと、子供も親も辛い日々になってしまいます。そうならないために、子供が幼稚園を楽しみにできるような言葉掛けをしてあげましょう。

幼稚園には楽しいことがたくさんあります。例えば…

・友達がたくさんできて、一緒に遊べる

・歌を歌ったり、踊ったりできる

・制作をすることが出来る

・先生と友達と楽しい遊びをたくさん知ることが出来る…

少し考えただけでも、これだけのものが出てきます。子供によって楽しいと感じるものが違うため、子供がどんなものに興味があるのか?を考えてあげましょう。そして、毎日幼稚園から帰って来たらどんなことをしたのか聞いてみて下さい。

そこで、子供が「寂しかった」などのマイナスなことを言ったとしても、そこは聞き流して「楽しい」と感じた話を広げてあげましょう。そうすることで、子供はだんだんと幼稚園の印象が「楽しい場所」「たくさん遊べる場所」というものに変わってくるはずです。

毎日の言葉掛けの1つ1つが幼稚園を楽しめるのかどうかに繋がってきます。慣らし保育中に幼稚園の楽しさに気づけるといいですね。

☆まとめ

幼稚園の慣らし保育で泣いてしまう子供はたくさんいます。慣らし保育では泣いてしまうからいけない、泣かないで登園できるから偉いというわけではありません。どんな子供も新しい環境に慣れようと必死に頑張っています。

他の園児と比べずに、目の前の子供の頑張りを評価してあげて下さい。泣いてもいいのです。それだけ、お父さんお母さんが大好きなのだと思ったら、更に愛おしいと感じませんか?

もう1つ知っておいてほしいのは、ずっと泣いている子供はほとんどいないということです。ほとんどの子供は保護者と離れてから少しで、気持ちを切り替えることができて、笑顔で過ごしています。保護者が思っているよりも子供はたくましくて、強いですよ。

子供の自立の1歩を暖かい気持ちで見守ってあげましょう。

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