幼稚園は大切な子供を預ける場、そして、集団生活を学ぶ場ですよね。親心としてはベテランの経験を積んだ先生の方が頼りがいがあって、安心して預けられると考えている方は多いです。そのため、新任の先生が担任になるとわかった瞬間に、これから1年を不安に感じたりしませんか?
確かに、経験は少ないですし、子育ての経験がないため不安になる要素があります。しかし、新任の先生にしかない素敵な部分もあることを知っていますか?新任の先生が頼りないと感じた時、保護者はどのように接したらいいのでしょうか?そんな疑問を解決していきましょう。
☆新任担任のメリット・デメリット
新任の先生が担任だとデメリットの方が多く思いつきます。ですが、本当にデメリットだけなのでしょうか?私はそう思いません。それにデメリットだけが気になってしまうと、担任をしてもらう1年間を不安で過ごすことになりますよね。
そんな保護者と担任がいい関係が築けると思いますか?築けませんよね。先生と保護者で大切なのは「信頼関係」です。信頼関係を築くために、新任の先生のメリットやデメリットを理解しておきましょう。
・メリット
新任の先生のメリットは、ベテランの先生では真似できないものばかりです。新任の先生はベテランの先生と比べるとやる気があります。これはベテランの先生がやる気がないと言っているのではなく、ベテランの先生とは意味の違うやる気があるということです。
保護者としても新鮮な気持ちで真摯に子供と向き合ってくれる先生というのは嬉しいことではないでしょうか?私はやる気が見えて、子供に優しく向き合ってくれて、新鮮な気持ちを持ったまま保育をしてくれる先生なら子供を預けても安心できます。新任の先生だからこその気持ちの持ち方だと思いますよ。
・デメリット
経験不足はデメリットになるでしょう。ただ、4月はデメリットかもしれませんが、何も知らない新任の先生は吸収力もすごいため、段々と知識を増やし頼りになる先生になる可能性が高いですよ。もう1つのデメリットは「保護者対応」です。学校では保護者対応を学ぶ場はほとんどありません。
そのため、保護者から意見をした時にすぐに答えが返ってこない可能性があります。しかし、これは初めてのことなので多めに見てあげて欲しいところ。保護者対応が未熟なのは1年を過ごす間に大きく変わってきますよ。
☆新任担任に自信を付けてあげよう
新任の先生が頼れるようになるには、保護者や園児の力が不可欠です。私も子供を産む前までは保育士をしていたのですが、保護者や園児からの言葉ってすごい力を持っています。プラスの言葉をもらう事によって、自信がつき「もっといい保育をしなきゃ!」という気持ちになるのです。
・先生のいいところを見つける
先生のいいところを見つけましょう。いいところを見つけることによって、段々と保護者の気持ちがかわってきます。というのは、先生のいいところを見つけると、先生を信頼することが出来、頼りにできるようになるのです。新任の先生で不安になるのではなく、まずはいいところを見つけてあげましょう。
・子供が先生に対しての思いを代弁する
子供が先生に対してどう思っているのか聞いてみて下さい。子供は普段の先生をよくみているはず。女の子は特に観察力がすぐれているので、先生の真似をしたりすることもあるでしょう。そこで、子供の意見を聞いてみると、子供だから気づける先生のいいところを知っていたりします。
これは保護者にとってもメリット。「先生がそんなにも頑張ってくれているのだ」と知ることができます。そんな子供の声を先生に教えてあげましょう。子供からの言葉は本当に何物にもかえられないくらい嬉しいものです。
・感謝をする
園児かの言葉と同じように、保護者からの言葉も先生にとって大きな力があります。感謝してもらえると先生の気持ちが強くなりますし、更に頑張ろうという気持ちを持つことが出来るのです。そして、保護者も感謝する気持ちを持つことで、先生と良好な関係を築くことができていきます。
☆新任担任としっかりと話しをしよう
担任の先生が新任というだけで、見下したりしていませんか?新任かもしれませんが、きちんと知識を持ったプロの先生です。安心して大丈夫です。安心して預けるためには、先生との信頼関係が必要不可欠。信頼関係を築くためには、先生とたくさん話をすることが大切です。
話をしていくうちに、段々と信頼することができ、もしかしたら、保護者が思っているよりもずっとしっかりした先生かもしれません。話をしようと言っても、改まってする必要はないですよ。送り迎えの時にちょっと挨拶以外の世間話をしてみるだけで十分。
また、毎日しなくても大丈夫ですよ。ちょっと保護者に余裕がある時は、子供の面白い話ができた時など、ぜひ話をしてみて下さい。
☆他の先生も頼ろう
新学期が始まったばかりの頃は、新任の先生が頼りないと感じてしまうのは仕方ないです。そんな時は、他の先生に頼ってみましょう。例えば園長先生や主任の先生など…。相談したことや話したことは自然と担任の先生に伝わるはずです。
他の先生を頼ることで保護者は悩みが解決し、新任の先生は新たに勉強することが出来る…。お互いにいいことだらけです。そして新任の先生が慣れてくると、だんだん先生の方から気にして声を掛けてくれるようになるはずです。
確かに経験不足なところはどうしても出てくるとは思いますが、それは大きな気持ちで見守ってあげましょう。幼稚園側も新任の先生のフォローをしてくているはず。他の先生とも話をしながら子供の成長を見守っていきたいですね。
☆まとめ
保護者の立場として、新任の先生が頼りなく感じてしまうのは十分にわかります。しかし、幼稚園の先生の立場としては「もっと頼りにして欲しい」というところが本音です。保護者も先生も子供のことを思って、日々を過ごしています。
子供のことを思っている立場の人が保護者以外にもいるって心強いことだと思う。すぐに子育てを相談できる人がいることで心が軽くなる方も多いはず。頼りにする相手が若いとかベテランとかは関係ありません。
「どれだけ子供のことを思っているか?」が大切だと思いますよ。頼りないと感じてしまったら、積極的に先生とコミュニケーションをとって信頼関係を築く努力をしましょう。お互いが歩み寄ることで子供にっていい環境にしてあげられるはずですよ。