夏の子供の楽しみのプール。そんな夏に同じように流行ってしまうのが夏風邪です。
夏風邪は長引くために、1度風邪を引いてしまうとなかなか治りません。
段々と治っては行きますが、スッキリ治らない風邪に親は、プールに入る時期に迷いが生じます。
治りかけでプールに入れてしまうと、風邪がまたひどくなってしまうこともありますし、幼稚園となると自分の子どもだけではなく、他の園児もいるため、移さないようにしないといけません。
このように考えていると「一体いつはいれるの?」感じてしまいますよね。今回はそんな風邪の治りかけでいつからプールに入れるのか解説していきましょう。
プールに入れる目安【症状】
プールに入れる目安として、分かりやすいのが風邪の症状を見ることです。
風邪が一番ひどい時からどのくらい治っているのか?今が、どのような状態なのか、それぞれの症状を見ながらお子さんの様子と照らし合わせてみて下さい。
・咳
咳が頻繁に出ていたり、痰が絡んだような咳をしている場合は、プールに入る時期ではありません。
子どもが咳をしているのをよく観察しましょう。喉に違和感を感じるような咳をしている間はプールを休ませましょう。
ただ、席をしているとしても乾いたような咳で、痰が絡まっていない、回数が少ないとなればプールに入っても大丈夫です。
ここで気になるのが咳の回数。一日に〇回と言われてもわかりづらいですよね。「あれ?咳しなくなったかも」と思えるくらいまで咳の回数が減ればプールに入る目安になるかもしれません。
・鼻水
鼻水が緑のような青色のようなものなら、まだプールに入らない方がいいでしょう。
また、透明な鼻水であっても常に鼻水が出ていたり、頻繁に鼻を拭かないといけないような状況でしたら、プールは休みましょう。
ただでさえプールに入ることで鼻水が出てしまう可能性があるのに、プールに入っていない状態で鼻水が出ているのであれば、他の園児に移してしまう可能性がありますよね。
鼻水が出ているうちはプールに入るのはやめておいた方が無難です。
・熱
熱がある時はもちろんプールに入ることは出来ません。
しかし、熱が下がったすぐもやめておきましょう。
というのも、熱が下がったばかりはまだ、体調が万全だとは言えないためプールに入ることでまた熱が上がる可能性があるのです。
熱が下がって3日以上たっていれば安心してプールに入れてあげることができるのではないでしょうか。
プールに入れる目安【子供の様子】
子どもの症状以外にも気を付けて見ておかないといけないところがあります。
というのも、咳も鼻水も熱もないけど、いつも通りに戻っていないこともあるからです。
普段の子どもの様子をきちんと見ておくことも大切になりますが、それ以上に、風邪の治りかけの子どもの様子も気を付けて見ておきましょう。
・だるそうにしていないか?
大人もそうですが、風邪の治りかけは風邪の症状がなくても、何となくだるかったり、体が重く感じることがあります。
同じように子どもも治りきらないスッキリしない時期があるのです。ただ、子どもはその曖昧な体の状態を言葉で伝えることは難しく、親が感じ取ってあげるしかありません。
特に、年少の場合は年長に比べて知っている言葉も少ないために、伝えられないことが多いです。
だるい状態でプールに入ってしまうと、風邪が治りきらず、更に長引いてしまうことがあります。そうなることがない様に、子どもの様子を見ておきましょう。
・プールに入りたいと思っているのか?
普段プールが好きな子供の場合は、プールに入りたいか聞いてみましょう。
体の調子が良ければプールに入りたがりますが、不調を感じている時はプールを嫌がってしまいます。子どもの返答で目に見えない体の不調を知ることもできるのです。
ただ、この方法はプールが好きな子どもだけにしましょう。
プールが嫌いな子どもで頭の回転が速い子は「体がだるかったらプールに入らなくてもいいんだ」と感じてしまいます。
そこの見極めはとても難しいところなので、プールが好きな子どもの場合にこの方法を使ってみてください。
・遊びはいつも通りか?
自宅や幼稚園で遊んでいる様子がいつもと一緒か比べてみましょう。
幼稚園での様子は分からないので、降園時に担任の先生に聞いてみて下さい。何となく、いつもと違う様子だったり、遊ばずにボーっとテレビを見ていることが多かったりした時は、まだ体が辛いのかもしれません。
プールに入れる目安【病院】
元々、大人しいタイプの子どもだと子供の様子でプールに入っていいのか?の見極めが難しいです。
また、親の判断次第では子どもがまた、風邪を長引かせてしまうと考えると不安もありますよね。そんな時は、病院を目安にしましょう。
・薬が終わってから
風邪をひいたことで薬をもらっている場合は、薬が終わってからプールに入るようにしましょう。
そうすることで、目安も分かります。薬が終わった時に、子どもがいつ通り元気に過ごしていたら安心してプールに入れてあげることができるでしょう。
・先生に聞く
どうしても分からない時は病院を受診して聞いてみましょう。
そうすることで、大体の目安を教えてくれるでしょう。医師に大丈夫と言われれば安心しますよね。親も子どもも安心してプールに入れてあげられるのが一番です。
まとめ
幼稚園でのプールは親が見ていないところで行われているので、不安になる部分もありますよね。
もしかしたら、急に幼稚園で咳や鼻水がひどくなることもあるかもしれません。
そんな不安な気持ちが少しでもあるなら、プールへ入れることは辞めましょう。
そして、風邪の治りかけはとても敏感な時期なのでちょっと刺激やプール後の冷えで、また風邪をひどくさせてしまうかもしれません。
そうなることのない様に、子どもが元気だと自信を持って言えるようになってからプールに入れてあげて下さい。
また、他の園児も一緒に入るため「他の親がどう思うか?」と考えてみるのもおすすめです。
例えば鼻水が出ていたら、他の親はいい気はしませんよね。このように目線を変えて考えてみるのも1つの方法です。
判断しにくい風邪の治りかけのプールは元気な状態の子供と見比べて判断し、安心して送り出せるようになってからにしましょうね。