子育て

習い事は幼児に必要!?やめどきややめる理由と一緒に考えよう!

少子化が進む世の中、平成28年度の国の調査によると一人っ子の家庭が46.6%、子ども2人の家庭が40.3%、3人以上いる家庭が13.1%でした。

周りをみても、子供が3人いるときくと、ついつい「お子さん多いですね!」と言ってしまいます。多くの家庭で子供が少なくなっている分、我が子への期待も大きくなるのは当たり前です。

実際、ある企業の調査によると、子どもの2人に1人が何らかの習い事をしており、4人に1人は2つ以上の習い事をしているようです。

それくらい幼児の習い事が普通となっているのですから、うちの子にも何かさせなくちゃと思う親心も当然です。子供のためにといくつもの習い事をさせている方もいらっしゃいますが、お気持ちは十分わかります。

私も、時間とお金に余裕があれば、できる限りの習い事をさせてみたかったです。では、限りある時間とお金を有効に使って子供の能力をのばすにはどうすればいいのか。

それは、お子さんの「心」「体」「頭」をバランスよく刺激する方法を考えればいいと思うのです。そして、「どういう大人になってほしいのか」を決めてから、そこにつながる習い事を決めていく事が一番ではないでしょうか。

子供は周りの大人(保護者)の創り出す環境次第で、成長の方向性がきまります。周りがどうであれ、我が子はどうなってほしいかを中心に考える事が大切です。

ちなみにいくつかの「幼児からの習い事ランキング」をみてみると、1位は「スイミング」、2位か3位は「英語・英会話」か「ピアノ」がランクインしているようです。

そのあとは、「体操」「学習塾」「サッカー」「武道」「音楽教室・リトミック」「そろばん」と続きます。生まれて2~3年で、我が子が何に向いているかわかる保護者はほとんどいないのではないでしょうか。

まずは「どのような大人になってほしいのか」に注目して考えてみてください。もし、違っていたら、習い事をやめるか変えればいいだけです。

習い事のやめどきはどう判断する!?

習い事のやめどきはどう判断する!?

私は三男が小学生のころ、剣道に通わせていました。主人がやっていたこともあり、近くに道場もあったので、本人をその気にさせて通わせることにしたのですが、早々にいきたがらなくなりました。

そもそも、本人はなんとなく入ったというのが本音でしょうから、今考えると当たり前の反応です。親としては、心身共に成長できる本人の為になる習い事だと思って通わせていましたので、行きたがらない息子をなだめながら通わせていました。

今考えるとこれはあまりよろしくない環境を作り出していたことになります。結局、6年生になる前に、本人の性格がだんだん暗くなっていることに気づき、やめるに至りました。

あの頃の私の考え方は息子の為というより、私の都合だったということに随分たってから気づきました。息子の気持ちより、剣道を習っている子どもの保護者や先生との関係上、やめさせにくいという状況に陥っていたのです。

私の場合は、本人(息子)の落ち込んでいく変化が分かりやすかったので、決断に至りましたが、そうでない場合は一度始めたことをやめる「やめどき」の判断はとても難しいと思います。

私たちの生活は、時間の経過に従って当たり前のように変化していきます。また、その状況に応じた判断をし行動をしています。今はよくても、その後の状況で、判断や行動を変えなければならなくなるのは、当然の流れなのです。

習い事を始めるときも、やめさせようか悩むときも、まずは子供に寄り添ってみてください。あなたは、子供が習い事の間、一休みや用事を済ませる時間に充てていませんか。

もちろん、何も問題が起きていない場合は、そうすることで、親子ともどもいい環境にいることになります。しかし、こうして習い事に関して悩んだときは是非お子さんの習い事を見守ってみてください。

あなたのお子さんはどんな顔で、どんな表情で、どんな様子でどのように習い事に取り組んでいるのか、感じてあげてください。きっと、判断の材料になるはずです。

やめる事は、決して悪いことではありません。やめる勇気も大切なことです。ただし、始めさせるときもやめさせるときも、本人(お子さん)には、理由をきちんと話すことを省略しないようにしてください。

そうしないと、お子さんは「〇〇させられた」という受動的な感覚に支配され、なんでも人のせいにするという考え方になってしまいます。

あなたの目でみて、耳で聞いて、感じたことを素直に受け止め、判断材料にすればいいのです。何が正しくて、何が間違っているのかではなく、あなたやお子さんがストレスを感じているのであれば、いったん立ち止ってもいいのです。

一度決めたら、ずっとそうでなければならないということにこだわる必要はないですね。

習い事をやめる時どんな理由がいい?もめない理由ベスト3!

習い事をやめる時どんな理由がいい?もめない理由ベスト3!

さて、いざやめると決めた時、次に悩むのがやめるタイミングと理由ですね。まずはやめるタイミングですが、こちらは割と決めやすいと思います。

①「月が変わる時」②「大会や発表会が終わった直後」③「一定の結果が出た時」などの「区切りのいい時」ですね。(もちろん、お子さんに悪影響が出ている等、早急に対処する必要があるときは速やかに伝えるようにしてください。)

①「月替わり」の場合は、月謝や会費納入を考えて決める事になりますね。

この時注意することは、習い事先との入会手続きの際に交わした規約等に、退会するときの条件等が記載されていますので、かならず確認してください。(やめる1ケ月前までに申し出る、毎月〇〇日までに申し出る事等)

②「大会や発表会が終わった直後」は、ひと段落した安堵感や達成感を得たこと、また、周りにできるだけ迷惑をかけずに辞められるタイミングだと思います。

次の大会や発表会までの十分な日数を確保できるタイミングとなります。(急にやめると人数の補充等で迷惑をかけることになります。)

③「一定の結果が出た」時は、本人や保護者が満足し、次の挑戦をするという理由にもなりますね。

もちろんこの場合は、「まだ続ければもっといい結果が得られますよ」と引き留められることになりますが、あなたとお子さんが本当に満足していることを伝え次のことをやりたいなどと前向きに伝えればそれ以上引き留められないはずです。

次にやめる理由です。これが一番頭を痛める問題ですね。特に、通っているほかのお子さんの保護者との交流が密になっていると、余計に言い出しにくくなるかと思います。では、できるだけスムーズな伝え方はどのようなものでしょうか。

「家庭の事情で…」

これが一番スムーズな理由と言えるでしょう。家庭の事情でしたら、それ以上深く踏み込めない内容ですので、受け入れてもらいやすい理由だと思います。

ただ、「どうしたのですか?」と聞かれることも考えられますので、その場合は、「家庭の事情なので、ちょっと…」「色々ありまして…」等というように、濁しておくことをお勧めします。あまり話してしまうと、あとで困ることもある様です。

「理由をそのまま伝える」

  1. 下の子の妊娠・出産
  2. 自分の仕事
  3. 兄弟姉妹の進学や習い事の変更
  4. 引越し  等

こいうった理由の場合は、仕方のないことですので、素直にそのまま伝えたほうがお互いに気持ちよく辞められると思います。

「本人の気持ちが変わったようですので…」

これは、お子さんもそう思っている場合に限ります。お子さんは、うまく話を合わせる事はできませんので、違うことを先生にはなしてしまった場合は、困ることになります。

以上です。どう伝えても、やはりやめることに対して、先生側は、いい感情は持ちません。やめることを決めたら、早めに短い理由で辞めることを伝えましょう。引き延ばすだけ、余計に言いづらくなってしまいます。

まとめ

第一子の子育ては、親子共々だれでも初めての経験です。次々とわからない事や悩み事が起こり、不安や不満で押しつぶされそうになることもあります。

私は、いい子育てとは、親子ともストレスのない状況にいる事であると思います。もちろん、あまり考えることなく、自分勝手な振る舞いによるストレスレス状況では、よくないのは言うまでもないことです。

しかし、過度なストレスに対しては、必要以上に付き合う必要はないと思うのです。「習い事」も確かに、今の時代お子さんにとってもプラスに働くことが大いに考えられます。

また、大人が整え与えてあげられるいい環境でもあるかもしれません。お子さんに寄り添い、お子さんの声を聴いて、様子を見て、感じてあげてください。

そして「どんな大人に育てたいのか」を貴方なりに考えてあげることが、きっと子供さんにも伝わります。

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