同居すると、嫁姑問題が出てきます。というのも、距離が近すぎてしまってお互いの見えなくても良い部分まで見えてしまうからです。本当に血のつながりがある親子でも、距離が近すぎるとうまくいかないことがあるのに、嫁姑となると更に距離感が大切になってきます。
しかし、同居しているとなかなか距離感をつかむことができずに、段々とトラブルへと発展してしまうのです。その結果、嫁姑の仲が悪くなってしまい、これからの生活でどのように暮らしていけばいいのか分からなくなってしまう…。
お子さんが結婚した年齢にもよりますが、同居する年数は何十年と長いものになるはず。その何十年もの間、トラブルが続いたり、イライラする生活をしたくないですよね。同居する際に、どのようなことに気を付けなければいけないのでしょうか?そして、トラブルとなる原因は?そんな疑問を解決していきましょう。
☆同居でうまくいかない理由
同居がうまくいかなくなる理由の第一位は「距離が近すぎる」ということです。確かに一緒に暮らしていたら、どうしても距離は近くなってしまいます。それは同居している以上どうもできないことです。では、同居している中で、嫁姑お互いが嫌だと感じる行動はどんなものでしょう?
・干渉しすぎる
同居していると、どうしてもお互いの行動が気になってしまいます。というのも、同居していると「今、何をしているか?」が分かってしまうからです。嫁も姑もそれぞれの考えが合って、生活しているのに、その生活リズムに対して干渉しすぎてしまうと、トラブルの原因になってしまうのです。
同居しばかりの時は、お互いの生活リズムがつかめずに、イライラしてしまうことも多いかもしれません。ただ、口を出す前に「自分が言われたらどう思うか?」と考えることが大切です。
・価値観を押し付ける
嫁と姑は元々は他人であるために、お互いの考え方が違うところが多いです。しかし、それぞれの良い分があり、それぞれの考えがある。そして、自分がすべて正しいわけではありません。そのことを理解していないことが原因で、価値観を押し付けてしまいトラブルに発展します。
初めは、自分の価値観を伝えることよりも、相手の価値観を聞くようにしましょう。そうすることで、お互いに歩み寄ることができるはず。歩み寄ることで、お互いの価値観を理解することが出来、トラブルなく過ごすことができます。
・気を使いすぎる
「気を使う」ということは同居する中で間違ったことではありません。しかし、気を使いすぎてしまうと、お互いに家で過ごす時間が窮屈になってしまうのです。それだけではなく、気を使いすぎてると、お互いの本音をする機会が減ると言われています。
本音を知ることが出来ないということは、仲良くなることが出来ないということです。仲良くなるには、ある程度お互いの意見やタイプを知っておく必要があります。気を使わないようにするのは難しいので、なかなか、嫁姑の距離が縮まらないと感じた場合は、世間話を良くするようにしましょう。
会話が増えると、いい意味で気を使わなくなってきますよ。
・孫への接し方
孫が可愛いのは十分にわかっています。しかし、出産後の嫁はガルガル期というものに入っているかもしれません。ガルガル期というのは「子供を誰にも触らせたくない」などという感情になってしまうもの。私も子供を産んだ時に「私の子供」という感覚が強い時期がありました。
このガルガル期といわれている時期に孫を勝手に抱っこしたり、キスをしたり、頬をくっつけたりしないようにしましょう。孫なのだから抱っこしても問題はないのです。しかし、嫁の気持ちを考えてあげて下さい。
産まれたて、以外にも孫が可愛いあまり、子供の教育やしつけに口を出したりしてはいけません。子供を育てているのは嫁なのです。姑からしたら、嫁の子育てで気になるところがあることでしょう。それでも嫁は一生懸命に子育てをしているのです。その子育てに口を出してしまうことが嫁姑問題に発展してしまう原因になりますよ。
☆同居で嫁姑が仲良くいるためのコツ
同居する中でトラブルに発展していく原因がわかったところで、仲良くいるためのコツをお伝えします。同居する中で、嫁姑は十分な距離感を保つことが大切になります。
ただ、距離感と言われても「どのように距離を保ったらいいのか?」「正しい距離はどのくらいなのか?」と分からないことがあるはず。そこで、どのようなことを気を付けて生活したらいいのか見ていきましょう。
・お互いの考えを尊重する
嫁姑の関係上、嫁は意見を言いづらいです。そのため、お互いが意見を言いやすい環境にすることが大切になってきます。例えば、食事や掃除など日々の生活の中で決めることってありますよね。そんな時に、嫁の意見を先に聞くようにしましょう。
そうすることで、段々と嫁も意見を言いやすくなってきます。嫁の意見を聞くようにすると、新たな嫁の部分が見えるので、より仲良くなるきっかけができるでしょう。
・言葉の選択を考える
同居していると、嫌なことを伝えないといけないこともあります。そんな時は、伝える前に一度自分の中でかみ砕くようにしましょう。「どのように伝えたら相手がスムーズに聞き入れることができるのか?」を考えるだけで、嫌な言い方をしないで、伝えることが出来るのです。言葉の選択を間違ってしまうと、喧嘩になってしまったりするので、言葉の選択を間違えないように心がけましょう。
・同居だが別居している感覚でいること
距離感を保つことが難しいと言いました。すごく極端なことを言うと「家庭内別居」をしているような感覚でいましょう。別居していると考えると、相手のことが気になったとしても伝えることはなくなるはずです。
また、干渉しすぎることが減ってきます。別居というとマイナスなイメージがありますが、同居している中で距離を保つためには、別居している感覚でいることはプラスになるはずです。
同居を解消するのも1つの手
嫁姑も人間同士で、個性の強い方も多いです。そのため、どうしても歩み寄ることが出来ないと感じたら、同居を解消してみましょう。同居を解消へ踏み切るには、少し大変かもしれませんが、距離ができることで、嫁姑の仲が良くなる可能性が高いです。
同居していることで「どうしても干渉してしまう」「イライラしてしまう」など、どうにもならない場合は、同居の解消も視野に入れてみましょう。
☆まとめ
同居をすると、どうしても必要以上に嫁姑の距離が近くなってしまいます。そのため、同居をする前に「同居が向いているのか?」と考えられるといいですね。私は姑と仲良くさせてもらっていますが、同居は断りました。
とても素敵な義母で、好きなのですがパースが合わないのです。きっと同居をしていたら、トラブルが多くなっていたと思います。私のように、距離があるからこそ良好な関係が築けることも多いです。同居にこだわらずに、嫁姑が仲良くいるためには、どのような状態がベストなのか考えましょう。