冠婚葬祭/マナー

法事に親戚はどこまで呼ぶ?呼ばれたら参加しないとトラブルになる?

法事で親戚トラブルになるということは、テレビなどでよく拝見します。しかし、そのトラブルはいつ自分の身に起きてもおかしくないことです。というのも、結婚式のように「うちは呼んだのに、相手は呼んでくれなかった」ということが起きてしまったり…。「

せっかく呼んだのに来なかった」ということもあったり…。法事となると少しシビアになってしまう方は多いです。

しかし、故人の方も自分が原因で親戚同士がもめてしまっては、悲しい思いをしてしまうだけ…。そうなることのない様に、親戚を呼ぶ範囲はどう決めたらいいのか?参加しない場合はどうしたらいいのか?この2つを追及してみました。

施主様は親戚を呼ぶ範囲が決められるからこそ、自分の目線で考えてしまいがちです。苦手は親戚は招きたくないと感じてしまうかもしれません。しかし、親戚づきあいはこれから先ずっとあることです。

施主様にお子様がいれば、その親戚とは子供や孫の代までお付き合いする方になるかもしれない。そういうことまで考えて、自分の目線ではなく、親戚づきあいがスムーズに行えるようにしましょう。

法事に呼ぶ親戚はどこまで?

法事は故人が亡くなってから、段々と親戚の呼ぶ範囲は狭くなるのが一般的です。なので、お通夜・お葬式が一番多くいろんな方が来てくださり。そこから、招く人が少なくなるというイメージですね。では、具体的にどのくらいの範囲を呼ぶことになるのでしょうか?

・一周忌

一周忌はまだまだ、多くの親戚に来ていただく法事になります。分かりやすく言うと、お葬式に来ていた親戚すべてですね。付き合いが浅かったとしても、一周忌までは声を掛けるようにしましょう。

・三回忌

三忌は親戚の仲でも深い付き合いの方に来てもらうようにしましょう。遠方の方だったり、法事にくることが難しい方は、無理に招く必要はないでしょう。イメージ的には一周忌に来て頂いた方の中でも、連絡を多くとったり会ったりする方に来てもらう事になります。

・七回忌

七回忌からはだんだんと規模が小さくなっていきます。そのため家族だけで行う方も多くなるでしょう。例えばお正月やお盆に親戚で集まることがありますよね?その方たちで行うということです。

・十三回忌

十三回忌からは服装もラフにしていくようになります。親戚の呼ぶ範囲というのは七回忌とそこまで変わりません。ただ、招く際に「ラフな格好でも構いません」と伝えることを忘れないようにして下さい。

参加しないとトラブルになる原因

法事に参加しないことで、トラブルになることが多々あります。招く側も食事やお土産などいろいろ準備をすることがあるので、しっかりと人数を把握しておきたいのです。そんな招く側の気持ちも考える必要がありますね。トラブルとして多い3つの例をご紹介。

・故人と近い仲なのに出席しない

施主様と仲が良くないことを理由に、故人の子供など近い間柄なのに、参加しないとトラブルになりやすいです。親戚同士の仲が良くなかったとしても、法事というのは故人の方に対して行うものになります。

思うところもあるかもしれませんが、招かれた以上、よっぽどのことがない限り、参加するようにしましょう。

・理由なしに断る

法事の連絡が来た際に、断ることはいろんな理由があるので、仕方ありあません。しかし、遊びの誘いとは違うのですから、きちんと断る理由を伝える必要があります。施主様も故人を思い、招く方を決めているので、その方たちに雑な断り方をされてしまっては、気分が良くないはず。

そんな些細なことからトラブルになってしまう可能性もあるのです。断る際には、きちんとした理由を伝えるようにしましょう。

・ドタキャンをする

どんな予定でもドタキャンは絶対にしてはいけません。法事でドタキャンなんてもってのほかです。相手がどんな気持ちになるかも予想できるはず。

どんな理由があるにしても、ドタキャンをしてはいけません。どうしても急用の場合は、直接電話をして謝るようにしましょう。ドタキャンは最もトラブルに発展しやすいので、絶対にしないようにして下さい。

法事にいけない場合の断り方

法事に出られない場合の断り方を知っておきましょう。それぞれ仕事や子供の行事など、法事にどうしても出られない理由があるはず。実際に私自身も子供が小さいことが理由で法事に出れずに、断ることになったこともあります。

しかし、その時も、なるべく早く伝えることや、施主様に理由を伝えることで理解してもらうことができました。このように、正しい断り方をしたら、その後、トラブルになることもないので、覚えておきましょう。

・早めに返信をする

欠席をする場合は、なるべく早めに返事をするようにしましょう。というのも、施主様は食事などの予約をするためです。ギリギリで返信をしてしまうと、キャンセルの電話をしないといけなかったり、相手に迷惑をかけることになります。

そうなることのないように、欠席するのであれば、すぐに返事をするようにして下さい。また、欠席理由は具体的なものは伝えなくても大丈夫です。

法事を欠席する時のマナーとして具体的な理由は伝えてはいけません。「どうしても都合が合わず…」と言った少し曖昧な言い方で断るようにしましょう。

・お香典を渡そう

法事に行かないとしても、香典は渡すのがマナーとなります。遠方で渡せない方は供花を送るなど、なにかしらのものを送るようにしましょう。この時に気を付けて欲しいのは、金額です。法事へ行く方は、それなりに金額を入れますが、これは食事などがついてくるからこそになります。

法事へ行かないのであれば、だいたい3,000円~5,000円が無難でしょう。できれば、法事が行われる前には渡すようにして下さいね。

・後日お参りに行く

当日いけなかったのであれば、後日、お参りに行くようにしましょう。そうすることで、法事を欠席したとしても、施主様は嫌な気持ちになることはありません。ただ、お参りに行く場合は、事前に都合のいい日にちを聞くようにして下さいね。

まとめ

一般的なお付き合いをしている場合は、呼ぶ範囲はこのようになります。しかし、結婚式のように、呼ばれたのであれば、こちら側も呼ぶべきです。なので、自分がどなたの法事に出てきたのかも、把握しておくことが大切になってきます。

法事でトラブルが起きないように、きちんと呼ぶ範囲や、断る際の気を付けるポイントを抑えておきましょう。

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