新居が決まって、引っ越しが終わると、まず気になるのがご近所付き合いですよね。
賃貸ならまだしも、購入となれば、長いお付き合いになりますので、できるだけトラブルにならないように生活していきたいものですよね。しかし、子どもがいる家庭では、いくら注意を払っていても、神経質な方などからすると、子どもの何気ない行動や言動がとても気になるものなのです。
そして、酷くなると、嫌がらせを受けるようになった。と悪化するケースも少なくはないのです。もし嫌がらせを受けてしまっているならば、どのように対策すれば良いのでしょうか。では早速、よくあるご近所トラブルからみて、対策を考えていきましょう。
☆よくあるご近所トラブル
一番多いのが子どもの走る音や騒ぐ声です。「引っ越しをしてきたときは、赤ちゃんだったので、それほど気にはならなかったのですが、幼稚園の年中さんぐらいから兄弟で、はしゃぎ回ってとにかくうるさいです。」「マンションの上の部屋が、夜11時をすぎてもまだ、ドタバタ走る音がします。
朝が早いため就寝も早いのですが、とてもじゃないけどゆっくり眠れません。」など子どもがいる家庭に対してさまざまなクレームがあります。生活音は当の本人は悪意がなく、気づかない場合がほとんどです。
また、子どもが小さいときはなかなか言うことを聞いてくれず、走り回ったり飛び跳ねたりして、周囲に迷惑をかけてしまうことがあります。しかし、一度上の階の部屋の子どもの走る足音がうるさい。などと気になりだしたら、気になってしまうものなのです。
特に子どもがいない家庭や未婚の人にとっては、あまり理解を示してくれなかったりします。
その他にも子どもがいる家庭のトラブルには、
・ピアノや音楽のスピーカーの音がうるさい
・朝から怒鳴り声が聞こえてくる
・家の前の道路に座り込んでたまって遊んでいる
・家の周りでボール遊びをされて、花壇を壊された
など、ほんの些細なことから、大きなことまでたくさんありました。
そして、子どもの騒音についで多かったのが、ペットです。ペットの吠える声や、足音、臭いなど、こちらもトラブルに発展しかねないことが、多々あります。そして、タバコです。タバコの煙は風によってながれていきます。
ですので、本人は気づいていないだけで、においが隣の家の洗濯物についてしまったり、煙を吸ってしまって不快な思いをされている方も中にはいるのです。車をもっていれば、駐車場の横の車にこすってしまったり、駐車スペースをとりすぎているなどのトラブルもあります。
自分では気づかないことでも、隣人にとっては大きなストレスになってしまっていることがあるということを常に頭に置いておかなければいけません。では、そんな苦情に対しての対処法をご紹介します。
まず、子どもの走る音に関しては、簡易な防音マットをひくことをおすすめします。また、車の乗るおもちゃなどにはタイヤに滑り止めテープなどをはり、少しでも出る音を少なくしましょう。ピアノは時間を決めて、弾くように子どもとルールを決めましょう。ボールに関しては、公園に行くように促しましょう。
次に、ペットに関しては、家の中ではゲージに入れておくようにしましょう。マットをひいたりして足音をきこえないように対策をとりましょう。無駄吠え防止グッズなどもありますので、こちらを利用するのも良いでしょう。
タバコに関しては、加熱式タバコを利用するなど、近隣に迷惑のかからないように配慮した喫煙の方法をとりましょう。このように、少しだけ「もしかしたら、この行為近隣に迷惑かけてるかも」と考えるだけで、防げるトラブルはたくさんあります。
次は、それでも、何かにつけてクレームを言ってこようとする、近隣の方がいる場合の対策法をご紹介します。隣人からの嫌がらせは、酷くなれば引っ越しを考えざるを得なくなります。では、どんな嫌がらせがあるのでしょうか。
☆ご近所からの嫌がらせに対する対策法
変な噂をたてられたり、聞こえるように悪口を言われたり、今まで仲良くしていたご近所からも無視されるようになったりする嫌がらせは女性に多く見受けられます。また、家の前にゴミをばらまかれたり、わざと大きな音でドアを閉めたり精神的に追いつめてきたりします。
そんな嫌がらせを受けたときには、町内会や管理人などに相談してみるとことをおすすめします。第三者をはさむことによって、自分たちでは解決できなかったことがすんなり解決することもあります。
それでも繰り返し、嫌がらせが止まないのであれば、防犯カメラやボイスレコーダーなどに嫌がらせの証拠を録音するようにしましょう。そうすることで、警察や弁護士に証拠として提出することができるので、しっかりおさえておくようにしましょう。
警察や弁護士に相談する際は、その後の近所付き合いがきまずくならないように、配慮する必要があります。トラブルはできるだけ避けて通りたい道ですが、ご近所の中には、難しい人に遭遇してしまうこともあります。
そんなときは、なるべく荒波をたてないように毅然とした態度をとるようにしましょう。ご近所と上手く付き合っていくには、何よりも挨拶が大切なのではないか。と私は思います。
日頃から、笑顔で「おはようございます」「こんにちは」と交わせていれば、少し不快に思っていた相手でもその気持ちが「感じがいい人だし、このぐらいなら仕方ないか。」と思ってくれるようになるかもしれません。
普段からコミュニケーションをとることで、トラブルも最小限に抑えることができるでしょう。
☆まとめ
今回は、さまざまなご近所トラブルについてその原因と対策についてまとめました。始めは仲が良かったのに、ちょっとしたことからトラブルになり嫌がらせをうけるようになってしまったケースも少なくはありません。
長く住んでいると、子どもが成長したり、両親を介護するようになったりと、生活の流れも変化していきます。自分では気づいていないことでも、隣人にとってはストレスになっていたこともありますので、日頃から隣人とコミュニケーションをとるようにしましょう。
そして、「何か少しでも気になることがあれば遠慮なく言ってくださいね。」と一言声をかけておくだけでも変わってくるはずです。上手に付き合いながら、互いにストレスなく過ごしていけるといいですね。