日々快適な生活を送るためには、ご近所とのトラブルは出来るだけ避けたいですよね。
実際どのようなトラブルが多く発生しているのか、もし発生してしまった時にはどのような対処を取るべきなのか等をまとめていきます。
目次
ご近所トラブルランキング 第10位~第6位
ここではまず、一般的にどんなご近所トラブルがよく起こってしまうのか、具体例とともにランキング形式で紹介します。
第10位は、「植木」関連でのご近所トラブルです。
植物を育てるのは良いですが、すくすく育ちすぎて隣の敷地に侵入してしまったり、通路の邪魔になったり、花に虫が寄ってきたり、植木鉢が落下したり、水やりをしたときに水漏れが起こって下の階の人とご近所トラブルになってしまったり、というケースがあります。
第9位は、「嫌がらせ」関連でのご近所トラブルです。
悪口や陰口、ウワサ話などをご近所に言いふらされたり、悪質なケースでは覗きや盗聴、ゴミを投げ入れられるといった、生活時間を知っているご近所だからこそのトラブルも起こっています。
第8位は、「異臭」関連でのご近所トラブルです。
「タバコ」は別でランクインしているので、ここでの異臭とはタバコ以外を指しています。臭いの強い植物を育てていたり、まるでゴミ屋敷のような状態になってしまっている場合は、両隣だけでなく、フロアやそのエリア全体に臭いが広がっているケースもあります。
第7位は、「共有スペースでのマナー」関連のご近所トラブルです。
同じマンションに住んでいる人みんなで使う共有スペースを独占したり、マナーの悪い使い方をしていてトラブルになってしまうケースや、マンションの廊下に物を置いて通路を塞いでしまうというご近所トラブルも起きています。
第6位は、「ゴミの出し方」関連でのご近所トラブルです。
特に多いのが、ゴミの分別ができていないということが原因でご近所トラブルが起こるパターンです。中には出したゴミ袋を勝手に開けて「分別できてないから分別しました」とわざわざ持ってくるような人もおり、さらに揉めてしまうようなケースも見受けられます。
ご近所トラブルランキング 第5位~第1位
ここからは上位にランクインしている項目の紹介です。
第5位は、「ペット」関連のご近所トラブルです。ペットは排泄物の臭いだけでなく、鳴き声もトラブルの原因になってしまいます。ご近所さんがペットの体毛アレルギーなどを持っている場合は、よりこじれてしまうこともあります。
第4位は、「タバコ」関連のご近所トラブルです。
ベランダやバルコニーでタバコを吸った場合、ご近所に副流煙としてタバコの煙が流れこみ、トラブルになってしまいます。特にご近所に小さな子供がいる家庭がある場合は、過敏に反応される可能性もあります。
第3位は、「車」関連のご近所トラブルです。
迷惑駐車や、駐車場に出し入れする時にぶつかったり、などのトラブルがよく発生しています。
第2位は、「あいさつ」関連のご近所トラブルです。
「挨拶をしたのに、返してくれなかった」など、些細な勘違いから印象が悪くなり、トラブルに発展する可能性もあります。
第1位は、「騒音」関連のご近所トラブルです。
テレビの音や子供の泣き声など、人によって心地よい音のボリュームは異なっているため、トラブルの原因になりやすいです。
ご近所トラブルの原因は子供?
では最も多い、「騒音」が原因のご近所トラブルでは、どんな音を「うるさい」と感じ、騒音問題に発展してしまうのでしょうか。
アンケートによると、テレビや掃除機、洗濯機といった「機械が立てる生活音」よりも、足音や泣き声、怒鳴り声などの「感情的な音」の方が、うるさいと感じる人の割合がかなり高いという結果になりました。
マンションや集合住宅の場合、大人であれば足音に気を付けるなどの対策ができますが、子供はいくら気を付けていても、赤ちゃんであれば泣いたり、どうしても走ってしまうケースがあります。
ご近所トラブルでの上手な謝り方
時には、隣や下に住んでいる人が「うるさい」と怒鳴りこんできたり、「静かにして」と手紙を書いて来る場合があります。ここで、逆ギレしてしまうと、深刻なご近所トラブルに発展してしまうことがあります。
ご近所トラブルでの上手な謝り方としては、まず謝ることです。しかし、ただ「すみませんでした」と言うのではなく、続けて「言いにくいことを言ってくださってありがとうございます」とお礼を言うと、相手の怒りを少し緩和することができます。
「特にうるさいのは何時ごろでしょうか」「どんな音、どのぐらいの音でしょうか」と、逆に質問をしてみると、真剣に対策を立てているとアピールできて好印象です。
マンションや集合住宅での騒音によるご近所トラブルの中には、自分ではないのに、騒音を立てている部屋だと思い込まれて、怒鳴りこまれるケースもあります。
すでに、床にマットを敷いていたりなどの騒音対策をしている場合は、しっかり伝えましょう。ここでポイントなのは、あまり長々と説明すると言い訳っぽく聞こえてしまうので、簡潔に伝えることが大切です。
ご近所トラブルはどこに相談すれば良い?
それでは、実際に自分がご近所トラブルに遭ってしまった場合、どこに相談すれば良いのでしょう。自分で監視カメラなどを購入するという方法もありますが、一般的には、まずその地域の「自治会」に言ってみるのがおすすめだとされています。
自治会でも手を焼くほどの大きなご近所トラブルの場合は、「市役所」に相談してみましょう。また、「警察」に相談してみようと考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、警察は「家」対「家」で揉めている場合、民事不介入としてあまり深入りしてくれないとされています。その場合は、近所や地域全体の問題として相談するという方法が良いでしょう。警察相談専用電話「#9110」に一度かけてみてください。
また警察は「現行犯」の場合なら必ず動いてくれるので、通報する担当や見張る担当などを決めるなど、ご近所と協力してトラブルを解決することを目指しましょう。
ご近所全体でトラブル解決を目指しましょう
ご近所トラブルランキングの第1位は「騒音」でした。子供の有無や、夜勤など各家庭によって生活時間帯が違うマンションや集合住宅の場合、怒鳴り込んで来たり、手紙を入れられるなど、深刻なご近所トラブルに発展するケースもあります。
相手が怒鳴り込んできた場合は、まず謝り「何時ぐらいがうるさかったか」など詳細を聞くと、真摯な印象を与えられ、相手の怒りを鎮めることができるでしょう。
ご近所トラブルを相談するなら、自治体、市役所、警察などに相談するのがおすすめです。特に、迷惑行為が現行犯で行われた場合の警察の対応は素早いです。