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定時制高校の卒業って難しいの!?生徒はどんな人が多いのか調べてみた

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かつてやんちゃをしていて中卒のままだった人が一念発起して勉強を始める場所というイメージが強いでしょう。

私の知人の父親がこのタイプで、卒業するのにどれだけ大変だったかを高校生の頃に聞かされたことがあります。そのお父さんは、子どもが生まれて安定した職に就きたいと思い、自ら決断したそうです。

とにかく仕事をしながらの勉強は、想像を絶するほどの根気と努力を要することだけはひしひしと伝わってきましたのを今でも覚えています。

そこで、定時制高校の受験に関する情報と、学校生活や進路に関する情報に分けてまとめました。

ここでは定時制高校についての基本的な受験情報をできるだけ分かりやすくお伝えしていきます。「生徒に見られる特徴」、「入学試験」、そして「入学時の倍率」の3つについて紹介します。

定時制高校はどんな生徒が多いの?

定時制高校はどんな生徒が多いの?

文部科学省委託事業「高等学校定時制課程・通信制課程の在り方に関する調査研究」(2011)によると、定時制高校に通う生徒に見られる特徴は次の2つです。

1つは、働きながら学び直しを決意している生徒が全体の40%を占めています。

1982年においては全体の80%の生徒が働いていたものの、その割合は減少傾向にあるようです。

もう1つは、ひとり親家庭の生徒は全体の30%を占めています。

それぞれ事情は人によって違いますが、経済的な事情を抱えている場合も多く見られます。

定時制高校の入学試験はどうなっている?

定時制高校の入学試験はどうなっている?

一般的に、国語・英語・数学の3教科の試験が行われています。

もちろん、定時制高校の受験であっても内申書を提出しなければなりません。20歳以上の受験生については、学力検査を行わないという高校もあります。

また、社会人への受け入れも行っている定時制では、内申書の中身は合否にあまり関係しないとも言われています。

その代わりに重要視されるものが面接です。

面接時における態度ややる気が感じられない人は合格することはとても厳しくなってしまいます。面接の時間は10分くらいで、受験生1人に対して面接官の人数は複数です。

質問の内容については、入学してから頑張りたいこと、卒業してからの目標など、奇をてらったものは見られません。

倍率や合格ラインは?

入試の難易度は各都道府県によって異なり、私立よりも公立の方が倍率は高くなります。たとえ応募人数が定員に満たない場合であっても、合格点に達していなければ不合格の高校も存在します。

2016年の時点で都内には、公立と私立を含めて59校、神奈川県には公立の定時制が21校あります。いずれも倍率はおよそ1倍くらいですが、人気の高いところは高倍率です。

都内では「東京都立八王子拓真高等学校」で2.21倍(2017)、神奈川県は「横浜市立横浜総合高等学校(単位制総合学科Ⅱ部)で1.49倍(2016)といずれも高い倍率を誇ります。

学力にあまり自信がないのであれば、倍率の低いところを受けるようにしましょう。

定時制高校の学校生活について

定時制高校の学校生活について

もっと具体的に定時制高校の中身について、次の4つに的を絞り話していきます。

「授業の形態」・「学費」・「卒業率」・「進路状況」のそれぞれに関して紹介していきましょう。

授業のスタイルは?

全日制と同じく先生から直接的な指導を受けて学んでいきます。かつては夜間に授業が行われるのが普通でしたが、現在では、次の3つのスタイルで授業を受けることが可能です。

午前中の4時間、午後の4時間、そして夜間の4時間と、組み合わせて学ぶことができるようになりました。

これにより、卒業までに4年を要していましたが、全日制と同じ3年で卒業することができるようになったのです。

授業料はどれくらいかかるの?

2014年より「就学支援金制度」が実施されており、保護者の所得に応じて授業料から減額されるというものです。

基本的な枠組みは、公立の定時制高校で「月に2,700円」、私立の定時制高校で「月に9,900円」となっています。

ただし、授業が単位制で行われている場合は、これに該当しません。

公立高校であれば、授業料と給食費を含めて10万円くらいです。中には、PTA会費や生徒会費などの費用がかかるところもあります。

私立高校は、高校によってばらつきが見られるので、あくまでも参考程度に考えてください。入学金と年間の授業料を合わせて、15万円~45万円くらいは必要だと考えておきましょう。

この他に、施設設備費などの費用が発生する傾向が強いです。

定時制高校を卒業するのは難しい?

定時制高校を卒業するのは難しい?

卒業率は約70%で、私立よりも公立の方がこの割合はグンと下がる傾向にあるそうです。

全日制高校の中退率は1%くらいなので、いかにその割合が高いかが分かります。私立の定時制高校の中には、卒業率の高さを掲げて売り出しているところもあるくらいです。

文部科学省の調査(2010)によると、退学の理由として、「進路変更」(41.7%)、「学校への不適応」(26.5%)と続きます。

しっかりと卒業後の目標を描いていないと、途中でブレてしまって、無事に卒業することができません。

卒業後の進路は?

文部科学省の「学校基本調査」(2017)によると、定時制高校を卒業した後は、就職をする生徒が41.0%と最も多いです。

ついで、専修学校(16.9%)へ進んだり、大学(12.8%)へ進んだりする生徒がいます。問題は卒業をした生徒の約30%は、進学も就職もしないままに社会へと巣立つことになっていることです。

ちなみに、全日制高校においてこの数値は5%とその違いは歴然としています。

まとめ

定時制高校を受験するにあたり比較的誰に対しても門戸は広く開かれているのが現状です。20歳以上であれば、面接だけで合否が判断される場合もあります。

通う生徒の特徴として、仕事をしながら学んでいる生徒は約4割、ひとり親家庭は約3割と、かつての生徒像と様変わりしています。

また、「就学支援金制度」が実施されているため、公立の定時制高校であれば授業料は安いです。

しかし、せっかく入学しても卒業率は70%とあまり高くなく、公立であればこれよりももっと低くなります。

そのため、卒業後の具体的なプランを思い描いておくことが大切です。

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