子供が欲しいなと思っている女性や夫婦はとっても多いことでしょう。
子供ができることは、奇跡といっても過言ではないほど確率の低いもので
なかなか妊娠しなくて落ち込む方も少なくありません。
だからこそ、大切な彼と仲良くしたあと妊娠しているかどうかとても気になりますよね。
勇気を出して買った妊娠検査薬は、はたしていつから使えるのでしょうか?
正しい妊娠検査薬の使い方や、フライングして使った場合などいろんなシチュエーションについてご説明していきます。
目次
妊娠検査薬ってなに?
妊娠検査薬とは、尿の中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)と反応して妊娠が陽性か陰性かを調べる試薬のことを言います。
どうして反応するのかというと、受精卵の子宮への着床によって、卵巣内で黄体ホルモンの分泌を長く続かせるhCGが胎盤から分泌されます。
尿の中にもこのhCGが含まれるので、妊娠検査薬はそれに反応すると陽性になります。
受精卵が着床してから初めてhCGが分泌されるので、妊娠していない時には妊娠検査薬は反応しません。
稀に想像妊娠といって、妊娠していないのにあたかも妊娠しているような症状が出る場合がありますが、この時は妊娠検査薬が陽性になることはありません。
妊娠検査薬は性交後いつごろから使ってもいいの?
この妊娠検査薬の正しい使い方について詳しく説明していきますね。
妊娠検査薬には早期検査薬と通常検査薬の2種類があります。
早期検査薬はhCGの濃度が最低でも25mIU/mLに達すると反応するようになっており、順調にhCGが増えていくと着床から3日くらいでこの数値になります。
なので使用する目安は、排卵日か性交日の2週間後または生理予定日以降としています。
基礎体温など測っていて自分の排卵日がわかっている場合には、そこから14日後以降に使用しましょう。
わからない場合には、性交日から14日後以降に検査をしましょう。
また、排卵日もわからず性交回数も多い場合には、生理予定日以降に検査をしてください。
この早期検査の目的は「可能な限り早く妊娠を知る」ことであり、排卵日がずれて遅かったり、なんらかの理由で陰性が出る場合もあります。
早期検査薬で陰性が出たとしても、そのまま生理がこなかったら通常検査薬で検査をしてみましょう。
では通常検査薬はhCGの濃度が最低でも50mIU/mLに達すると反応するようになっており、順調にhCGが増えていくと着床から5日くらいでこの数値になります。
使用の目安としては、排卵日か性交日の3週間後以降または生理予定日の1週間後以降とされています。
さきほどの早期検査と同じように、排卵が遅れていたり、検査日の3週間前以降にも性交がある場合には、たとえその検査で陰性だったとしても妊娠の可否はできないので、そのまま生理がこなければ再度検査をすることをおすすめします。
妊娠検査薬をフライングして使うとどうなる?
自分が妊娠しているかどうか、やっぱりできるだけ早く知りたくなってしまいますよね。
女性ならだれでもそうだと思います。
では、妊娠検査薬をフライングして使っても反応はあるのでしょうか?
妊娠検査薬をフライングして使った場合、大概の場合は反応しません。
しかし、通常の排卵よりも早く排卵が起きていた場合や受精卵の発達が早かった場合などは、フライングしても陽性になることがあります。
また、不妊治療でhCG製剤を使っている場合や、流産や中絶から時間が経っていない時には誤って陽性になることがあります。
排卵の時に急増する黄体形成ホルモンが間違って反応して陽性になることもあります。
双子の場合、妊娠検査薬が陰性になることも⁉
先ほどの反対で、誤って陰性が出ることもあります。
代表的なケースとしては、検査の時期が早すぎたということです。
正しい検査時期よりも早く使用した場合に、着床しているがhCGが反応するほどの値になっていなかったり、そもそも妊娠していなかったりして、陰性になります。
正常な妊娠だとしても、遅い時期に検査を行ったり双子などの多胎児だった場合に、hCG分泌の量が多すぎて、人によっては試薬が正常に反応するhCGの上限を超えてしまう場合があります。
よって、妊娠していても陰性が出てしまうこともあります。
他にも、水分摂取が多くて尿が薄まると、反応できるだけのhCG濃度になっていなくて陰性になったり、胎児の発育停止でhCGが低下したり受精卵の染色体異常で異常にhCGが分泌されたりすると、検査薬が正常に反応せずに陰性となることもあります。
おすすめの妊娠検査薬
最近はどの妊娠検査薬も精度が良く、手に取りやすいデザインになってきました。
その中でもおすすめの妊娠検査薬をご紹介しますね。
■チェックワン
スタンダードな通常検査薬では断トツの人気。
判定結果が消えずに残るのもうれしいですね。
同じシリーズのチェックワンファストとチェックワンデジタルは生理予定日当日から使うことができる早期検査薬で、こちらもおすすめです。
■p-チェック・s
低価格な通常検査薬で人気のp-チェック・s
ピンク色のポップなパッケージで手に取りやすくてうれしいですね。
採尿部が大きくて使いやすく、判定窓と終了窓の形が違うので結果がわかりやすいのもポイントです。
■ドゥーテスト
こちらもシンプルで使いやすい通常検査薬です。
採尿部が大きく、かける時間が2秒ととても短いため、検査が苦手な人でも使いやすいです。
値段も比較的安くてお手頃です。
■ワンステップ
どうしても早く妊娠が知りたい!という方に生理予定日3日前から使用できる早期検査薬です。
生理予定日3日前の検査で82%、2日前の検査で90%、1日前の検査で95%、当日の検査で99%と、高い確率の判定になっています。
ドラッグストアなどでの取り扱いが少なく、通販などで買うことができます。
1本当たりの値段が198円ととても安いので、事前に買っておいて使うことをオススメします。
まとめ
妊娠検査薬はそんなに安いものではありません。フライングしすぎて、検査薬を使いすぎてしまったり、使ったとしても妊娠していなかったりと、いろんなことがあります。
やっぱり、正しい時期に正しい使い方で検査することが大切です。
早く知りたい気持ちをグッとこらえて、正しい時期に使ってくださいね。