妊娠/出産

切迫早産の兆候は?子宮頚管ってなに?検診の時に聞いてほしい事3選

切迫早産というのは、赤ちゃんが正期産前に産まれてきてしまう危険性があることを言う様です。妊娠中に切迫早産になることは、珍しいことではありません。体質的なものもありますし、妊娠中に過ごす環境によっても切迫早産になることもあるのです。

理想的なマタニティーライフは、トラブルがないこと。では、切迫早産にならないためには、どのようなことに気を付けないといけないのか?切迫早産に関係してくる子宮頚管は一体なんなのか?を勉強しておきましょう。

ここで1つ大切なことを伝えさせてください。

いくら気を付けていても切迫早産になる時はあります。そんな時、自分のことを責めないで下さいね。切迫早産になると自己嫌悪になったり、マイナスに考えてしまいがちです。

でも、そのように考えてしまうと、残りのマタニティーライフが辛いものなってしまうので、「赤ちゃんがちょっと休んで」と言ってくれていると思ってゆっくり過ごすようにしましょう。

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☆切迫早産の兆候

切迫早産の兆候はあるものの、少しわかりにくいのが特徴。というのは、これから紹介する3つの兆候は妊娠中であれば切迫早産でなくても、ありえる症状だからです。

しかし、マタニティーライフを送るうえでお腹に意識を向けてどのような状態なのか?を常に気を付けておくことは大切。これからお伝えする症状が頻繁に起きたりする場合には、切迫早産の兆候かもしれませんので、産院に連絡したり、受診するようにしましょう。

・下腹部が痛くなる

下腹部痛というのは妊娠初期にもよくある、生理痛のようなものです。妊娠6カ月頃からは胎動も感じるために、下腹部痛なのか、胎動で痛みを感じるのか、分からいことも多い。

そんな時は、ゆっくり横になって痛みが治まるかどうか様子を見ましょう。横になっても痛みが続く場合は胎動ではなく、下腹部痛の可能性が高いです。

人によりますが、下腹部痛のような痛みが背中に出る方もいます。下腹部痛のように、お腹が大きくなってきて腰痛や背中が痛くなる場合もあるので、見極めるのが難しいです。しかし、背中の痛みも横になって収まることがなければ切迫早産の兆候かもしれません。

・お腹が張る

切迫早産の特徴として「お腹が張る」事が多いです。切迫早産と診断されることの多い、妊娠中期は出産に向けてお腹が張ることが増えていきます。その中でも、お腹が張ることがあまりにも多い場合は、切迫早産の兆候の可能性が高いです。

頻繁にお腹が張っていると感じた場合は、どのくらいの感覚で張っているのか?という事を意識しましょう。大体の目安として、1時間に3回以上、張るようであれば切迫早産の兆候だと考えるお医者さんは多い様です。

・不正出血

不正出血と言っても「綺麗な赤い出血」「茶色っぽい出血」「量の多い・少ない」といろんな症状があります。多くの妊婦さんは、ちょっとした出血では産院へ行かないことが多い。しかし、妊娠中は出血することに敏感になってほしいです。

問題のない出血もありますが、そうでなかった場合「なんで早く病院へ行かなかったのだろう…」と後悔してしまうかもしれない…。そのような思いをしないために、ちょっとした出血でも病院へ問い合わせをするようにしましょう。

「このくらいの出血で?」と思う出血もあるかもしれませんが、連絡することで次の検診まで安心して過ごすことができますよ。不安な生活を送るのは、赤ちゃんにとっても良くありません。不安なことがあれば、すぐに不安を取り除くようにしていきましょう。

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☆子宮頚管とは?

子宮頚管というのは子宮口から膣の間のことを言います。分かりやすく言うと産道という表現になるはず。出産に向けて子宮頚管が短くなっていくのですが、切迫早産になっていると、正期産の前から子宮頚管が短くなっている可能性があるのです。

そのため、7カ月頃になると子宮頚管を測る産院が多い様子。なので、切迫早産の診断を受ける方は7カ月頃が多いと言われています。

となると、子宮頚管の長さはどのくらいあったら安心なのか気になりますよね。平均的には36週前は4㎝程の長さがあると安心できます。切迫早産と言われる方は3㎝前後だったりすることが多く、あまりにも短い場合は入院になることもあるのです。

「1㎝でそんなに変わるの?」と思う方も多いはず。しかし、この1㎝が赤ちゃんにとってはとても重要。お腹の張りなど、切迫早産の兆候があると感じている方は、検診の時に子宮頚管の長さを聞いてみてもいいかもしれません。

☆検診の時に聞いてほしい事

切迫早産にならないために、もしなってしまった時のために、検診で聞いておくことをお伝えします。検診の時に先生によっては一方的に話しをして終わってしまうことも…。先生も忙しそうにしているため、質問したくてもできない妊婦さんは多いです。

私も2人の子供がいるので検診時に質問しづらい気持ちも分かります。しかし、赤ちゃんのためを思って頑張って聞くようにしましょう。どうしても先生に聞きづらい時には、看護師に聞くのもいいですよ。

・どのくらい動いていいのか?

切迫早産の兆候である張りや出血がある場合はもちろん、それ以外の時にもどのくらい動いていいのかを聞いておきましょう。そうすることで、子宮頚管が短くなることを防げたりするはずです。私は切迫早産になり絶対安静になっていました。

その時は、入浴やトイレ・食事以外は横になっていないといけなかったのです。上の子がいる場合は、どうしても動くことが多くなります。そんな時、どのような工夫をしたらいいのか聞いてみると上の子との接し方に迷わないはず。

(私は2人目の妊娠中、上の子の抱っこはお腹に負担がかからないように、座ってするように言われました)

・日常生活で気を付ける事

日常生活はいつも通り過ごしてもいいのか?何か気を付けることがあるのか?聞いておきましょう。妊娠中に気を付けることでよくあるのが…

1.重たいものを持たない

2.長時間の運転をしない

3.疲れたら休むようにする

この3つは気を付けるように言われることが多いです。やはり、妊婦さんの体に負担が掛かるような事は良くないということが分かりますよね。

・どんな症状がでたら連絡するのか?

次の検診までに、どのような症状が出たら危険なのか?受診したらいいのか?を聞くことを忘れずにして下さい。特に、切迫早産と言われている方は、ちょっとした出血や張りでも危険な事があります。

自分の身体の変化にすぐ気づけるように、先生にどんな症状が危険なのか聞いて置くことはとても大切なのです。

☆まとめ

切迫早産の兆候はどの妊婦さんにもあり得る症状。初産婦さんはちょっとした体の変化に不安になって病院を受診する方が多いです。

しかし、経産婦の方は上の子がいたりすることで、ちょっとした変化になかなか気づけないことがあります。特に、ちょっとした張りや出血は大丈夫だと自己判断してしまうことがある…。

妊娠中の症状で自己判断してしまうのは危ないこともあります。検診の時にしっかり先生とコミュニケーションを取るようにしましょう。

そうすることで切迫早産を防げる可能性が高くなるはずです。

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