幼稚園や保育園と違い担任と顔を合わせる機会が少ない小学校は担任との信頼関係を築くのが難しいです。そのため、ちょっとしたことで不信感を抱きやすく、子供からの話を聞いて更に不安を感じる方もいます。
また、担任と合わないと感じたり、なにかトラブルがあった時に苦情を言いたくなることでしょう。しかし、メディアで特集されているようなモンスターペアレントにもなりたくないですよね。
小学校の担任に不信感を抱いた時や、苦情を言いたくなったらどうしたらいいのか考えていきましょう。
小学校の担任不信感・合わないどうするべき?
大切な子供を預けている担任に対して不信感を感じてしまうと、なかなか不信感をぬぐいきることは出来ません。また、担任との相性が合わないと余計に子供を預けることに不安を感じることでしょう。
保護者にも保護者の考えがあり、担任も担任なりの考えがあります。それぞれ子供のことを思ってのことなのですが、担任と保護者の信頼関係ができていないと1年間お互いに心地よく過ごすことができません。
担任に不信感を感じたり、合わないと感じたらどうしたらいいのでしょうか?
・不信感をなぜ感じるか考えてみる
担任に対して不信感を感じる原因を考えてみましょう。例えば「クラスの落ち着きがない」「トラブルが多い」などです。トラブルが多いと、今は自分の子供が巻き込まれていなかったとしても、いつ巻き込まれるか分かりません。
子供同士のことなので一年間まったくトラブルなく過ごすことは出来ないです。しかし、頻繁にトラブルがあると担任はどうしているのか?と気になりますよね。また、同じトラブルが起きているのであれば、担任の力不足ということも考えられます。
・他の保護者の意見を聞いてみる
担任と合わないと感じてしまうと、そこから担任の良いところを見つけることは難しいです。そのため、違う視点で見える他の保護者に意見を聞いてみましょう。
聞く時もあなた自身の意見は言わずに「担任の先生どう?」と相手が自由に意見を言えるような聞き方をしてください。そうすることで、他の保護者はどう感じているのか?素直な気持ちを聞くことができます。
また、聞けるのであれば、いろんな保護者に聞いてみて下さい。それぞれ見方が違いますし、同じ意見が出てきたりすることであなたが担任を見る目も変わるかもしれません
。あなた自身が感じた気持ちも大切ですが、いろんな視点から見た担任を知ることも大切にしましょう。
・子供と担任の相性がどうなのか考える
担任は子供にどう接しているのか?がポイントになります。子供から人気のある先生は子供のことをよく見ている先生だと感じるからです。そのため、子供から担任の先生について聞いてみて下さい。
また、一日だけではなく数日にわたって聞くことがポイントです。担任も子供に注意することがあるでしょうから、たまたま子供に聞いた日が注意された日だと担任のことを悪く言ってしまうかもしれません。
そのため、一日だけではなく何日か聞くようにしましょう。あなたの子供だけではなく、他の子供とも話す機会があったら意見を聞いてみて下さい。いろんな子供に聞くことで、本来の先生の姿が分かるかもしれません。
・疑問に思ったことはストレートに聞く
不信感あったり、合わないと思うときは担任に対してマイナスなイメージを持っている状態です。そのため、何かトラブルがあったり子供から聞く話に疑問を持つとどんどんマイナス思考になりモヤモヤしてしまいます。
なので、何か気になることがあった場合はストレートに聞くようにしてください。
聞く時はオブラートに包まずにいう事が大切です。オブラートに包もうと思って話をすると、長引いてしまいますし、本当の気持ちが伝わりにくいため、良い方を考えながらストレートに聞くようにしましょう。
ただ、不信感を抱いている方に話す時に喧嘩腰になってしまったり、嫌な良い方をしてしまう可能性がありますので、伝え方は事前に考えておきましょう。
小学校の担任への苦情を言っていいの?
小学校の担任の対応がどうしても納得できなかったり、クラスの状況が良くないと苦情を言いたくなります。しかし、小学校との長い付き合いを考えると苦情を言いたくない気持ちもあります。
そんな時は、小学校が苦情と捉えないような言い方をすればいいのです。苦情を言いたくなった時はどのようなことに気を付けて伝えればいいのでしょうか?
・冷静になり言うべきなのか考える
保護者同士で話している時は盛り上がり冷静に判断できていない時があるので、その場の雰囲気で急に行動するのではなく、一度、問題を自宅に持ち帰り冷静に判断しましょう。
保護者同士で話していたまま学校に連絡してしまうと、気持ちも大きくなってしまい嫌な良い方をしてしまったり、言わなくてもいいことまで行ってしまう可能性があります。そうなることがない様に冷静に考える時間をとるようにしてください。
・簡潔にわかりやすく内容をまとめておく
苦情を言いたいと思うということは、きっといろんな気になることがあるからでしょう。そのため、話す内容をまとめておく必要があります。
頭で考えているだけだとのちに、話し忘れたことが出てきたり、言いたい事をしっかりと伝えることができない可能性もあるのです。そうなることがない様に、携帯や紙にまとめておき、伝えたい事は分かりやすく簡潔に伝えられるようにしてください。
小学校側もストレートに簡潔に伝えることによって理解しやすく話し合いもスムーズに行えますよ。
・今後どうしてほしいのかも伝える
気になることや不安な気持ちを伝えた後は、今後どのようにして欲しいのか?という気持ちも伝えましょう。そうすることで、学校も改善方法を見出しやすいですし、お互いの捉え方の違いが出にくくなります。
また、今後の気持ちを伝えることによって「苦情」と言うよりも「話し合い」という形にとらえてもらえられるはずです。子供を預けて、成長させてくれる小学校との関係はなるべく良好にしておきたいので、話し方なども気を付けて伝えましょう。
まとめ
小学校の6年間はとても大切な時間になります。子供が初めて「勉強」を知る場所です。だからこそ、子供も保護者も不安なことがあるでしょう。
また、担任は毎年変わることが多いので、前年度の担任との信頼関係ができていたり、評判の良い先生だと余計に今年度の担任に不安を感じることがあります。何よりいろんな事件があるからこそ、担任を信頼しきれない保護者も多いはずです。
親なら誰でもそんな複雑な気持ちは理解できます。ただ、こちら側が信頼しないと担任との距離ができたままです。そうなることがない様に、気になることはすぐに聞き、担任を信頼できるようにこちらも努力するようにしましょう。
こちら側が近づいてみると担任の良いところが見つけられるかもしれませんよ。