引っ越しをするには、ある程度のお金の用意が必要。しかし、お金が少なくても引っ越しできます。
そのためには、敷金の後払いできる物件を探したり、引っ越しに対して節約できる部分はとことん節約するようにしましょう。
実際に敷金の後払いは可能なのでしょうか?
そして、お金がなくても引っ越しする際にはどのような準備が必要なのでしょうか?
敷金の後払いは可能!メリットやデメリットは?
結論から言うと敷金の後払いは可能です。今は「敷金礼金ゼロ」という物件が多く存在します。しかし、気を付けて欲しいのは「退去時に必ず支払うことになる」ということ、入居時は安く済んでも、退去時にはある程度のお金を用意しておかなければなりません。
とはいえ、引っ越しをする際に最もお金が掛かる敷金礼金がないのは、お金がない方にとって大きなメリットですよね。そこで、敷金の後払いに関しての知識をもう少し付けておきましょう。それを踏まえたうえで、引っ越し先を考えてみて下さい。
敷金後払いのメリット
敷金後払いのメリットは、初期費用がほとんどかからないということです。その分、他の引っ越し費用に回すことができます。
例えば、大きな家電などを移動させるためには引っ越し業者を頼まないといけません。このように、どうしても削れない費用に本来なら敷金となるお金を回すことができるので、初めの負担が減ります。
敷金後払いのデメリット
敷金後払い可能な物件は、何か問題がある事があります。本当なら敷金礼金は最初に払うはずなのに、その条件を変更しなければいけない何かが貸主側にあるということに…。
その問題ってどんなものか気になりますよね。例えば…
・長期間の空室を避けたい
・立地条件が悪くなかなか借り手が見つからない
ということです。個人的にはこれらの問題であれば、住むのに不便さは感じません。しかし立地条件が悪いのであれば、車やバイクを持っていない方や学生にとっては不便に感じる部分ではないでしょうか?
そのような方は、敷金ゼロと聞いて決めるのではなく、立地条件なども詳しく調べてから借りるようにしましょう。
お金がないけど引っ越ししたい時の準備と注意点
引っ越しでお金が掛かるのは敷金だけではありません。それ以外にも引っ越すために必要な費用はいくつかあります。その費用をなるべく抑えるためにはどのような工夫をしたらいいのでしょうか?
節約するポイントや引っ越し前にする準備をお伝えしていきます。
仲介手数料はなるべく安いところを探そう
仲介料金は節約できる部分です。業者によっては無料だったり平均金額の半額ほどで行っているところも。なるべく安くするためには、いくつかの仲介業者を周り、どのくらいの手数料がかかるのかを把握しておきましょう。
ただ、同じ物件があるかどうかは分かりませんので、比較が難しいです。事前に手数料はどのくらいかかるのか?(例えば、物件に対して何パーセント・家賃何か月分…など)をスタッフの方に聞いてみてもいいかもしれません。
手数料は仲介業者によって変わってきますので、安くしてくれるように交渉してみる価値もあります。
引っ越しシーズンを避けて探そう
敷金ゼロの物件が出てくる時期が、引っ越し時期の過ぎた5月頃からです。それ以前では敷金ゼロの物件が少ないということに…。お金はなくてもある程度、物件を選んだりしたいですよね。
急ぎの引っ越しであれば仕方ありませんが、少し時期に余裕があるのであれば引っ越しシーズンを避けて、物件が多くなる時期を待ちましょう。
また、引っ越しシーズンを避けることは敷金ゼロの物件が増えるだけではなく、家賃の交渉もしやすい時期になります。お金がない時期は家賃も安くしたい。
資金ゼロで満足するのではなく、家賃交渉もしてみて下さい。借主さんが優しかったり、どうしても早く貸したい場合は家賃を下げてくれる可能性が高い。
立地条件を考慮する
立地条件がいいとやはり家賃は上がってしまいます。そこで、立地条件の中で妥協できる部分を探しましょう。例えば…
・自転車やバイク、車があるから駅から遠くても良い
・線路が近くても大丈夫
・近くにスーパーやコンビニがなくても平気
というような、立地条件が少し悪いところにすると家賃が安くすむ可能性が高い。ただ、電車を頻繁に使用する方はちょっと難しいかもしれません。というのは、立地条件が悪いというのは多少なりとも少し不便に感じる生活をすることになるからです。
立地条件の妥協できる部分はいくつも出すのではなく1つ2つ程度にしておきましょう。そうでないと、住みにくさを感じて、またすぐに引っ越したくなってしまいます。
お金を節約するためにも、何回も引っ越しを繰り返すことのないようにしましょう。
クレジットカードで支払いをする
クレジットカードで支払いをすると、手元にお金がなくても引っ越しすることができます。というのは、クレジットカードの支払は翌月や数か月後になるからです。しかし、業者によってはクレジットカードを使用することが出来ないところもあるので、事前に確認して下さい。
クレジットカードは仲介業者だけではなく、引っ越し業者も使えるのか確認すると、手元から出ていくお金を最小限に抑えることができます。
ですが、引き落としされる月には、痛い出費になりますので、事前にある程度の収入が見込める場合のみにしましょう。
例えばボーナスが入るという予定があればクレジットカードの支払いをおすすめします。そうでない限りは、のちに生活が苦しくなってしまうのでおすすめしません。事前にしっかりと予定を組むようにしましょう。
フリーレント物件を狙おう
フリーレントという言葉はなかなか聞いたことがないかもしれません。実際、テレビなので紹介されることも少ないのです。
しかし、お金がない方にとってはとてもおすすめの物件。というのは、初めの2カ月くらいの家賃が発生しない物件がフリーレント物件だからです。ただ、初めの家賃が発生しない分、住み続ける期間を約束しなければなりません。
その期間というのも1年から数年となるので、卒業間近の学生や、転勤の多い社会人の方には向いていません。
フリーレント物件で気を付けて欲しいのは、約束の期間よりも早く解約することになると、無料になった家賃を支払わないといけなくなる可能性があるからです。フリーレント物件を探している場合は、その物件にどのくらいの期間住めるのかを考えてから契約するようにして下さい。
断捨離をする
引っ越しするにあたって荷物が多いと、いろんなことにお金を使うことになります。例えば
・荷物を入れる段ボール
・引っ越し業者に頼む場合は荷物の多さで料金が変わる
ということが当てはまります。引っ越しを考えているのであれば、これを気に断捨離をしてみましょう。
断捨離するといっても捨てるだけではなく、リサイクルショップへ持っていくと、もしかしたらお金に変わるものもあるかもしれない。そうなれば引っ越し費用を更に浮かせることが出来ますよ。
まとめ
お金がないときでも、引っ越すことは可能です。ただ、敷金ゼロのデメリットも理解しておくことが大切。前払いにしても後払いにしても退去する時の料金が変わるわけではありませんが、後払いにした分、一気に高い請求が来る可能性があります。
退去する前にはある程度の費用をまとめて用意しておくようにしましょう。
また、敷金以外にも引っ越しの節約する部分がたくさんあります。紹介したことを行っていただくと、運が良ければ何万円も変わってくることもあります。
事前に知識を増やして、準備しておくことが大切。素敵な物件が見つかるといいですね。