夫婦関係

でき婚を後悔する女性!幸せじゃないのに幸せアピールをするのは?

「でき婚」は、かつては恥じらいを持って語られることが多かったですが、ポジティブに捉えるために「授かり婚」みたいな言い換えも登場してきました。私の同級生にも「でき婚」した人はいますが、うまくいっている家庭もあれば、離婚してしまった夫婦もいます。

ホントに「でき婚」って幸せになれる要素が多いのでしょうか!?

そこで今回は、「でき婚」についていろんな観点から紹介していきたいと思います。

「でき婚」に見られる特徴は?

「でき婚」をしている人だけに見られる何か際立った特徴はあるのでしょうか!?

ここでは下に示す2つの観点を通して、「でき婚」を客観的に捉えていきたいと思います。

「でき婚率」が高いのはどこ?

厚生労働省が発表した「出生に関する統計(平成21年)」によると、都会よりも地方の方ができ婚率が高いことが分かります。トップは沖縄県(42.4%)、2位は佐賀県(37.5%)、3位は福島県(36.7%)、圧倒的に地方でのでき婚率が高くなっています。

逆に、でき婚率が最も低いのは、東京都と神奈川県(19.5%)という結果です。第1次産業が盛んで最低賃金が低く、高校を卒業後すぐに就職する若者が多い地方ででき婚は高く、都会では少ない傾向にあると言えます。

また、避妊に関する意識が薄いことも1つの要因として考えられます。厚生労働省が発表しているデータ「衛生行政報告例」によると、10歳~49歳女性1万人あたりの中絶件数が最多は鳥取県、次に熊本県、佐賀県と軒並み地方が続くことから見ても、避妊への意識が低いと言わざるを得ません。

第1子が「でき婚」で生まれる割合は?でき婚の多い年代は? 

嫡出第1子出生にでき婚が占める割合の全国平均は、25.28%です。これは長男や長女として誕生した4人に1人ができ婚によって誕生しているという驚くべき事実です。このデータには、未婚の母が出産した子どもは母数に含まれていないので注意してください。

厚生労働省が発表した「出生に関する統計(平成22年度)」によれば、でき婚によって生まれてきた子どもの割合は、20代前半が60%を占めていることが分かります。

ちなみに他の年代に目を向けると、30代以降は10%、20代後半は20%、10代では80%と、年齢が若くなるにつれてでき婚率が高くなっているのも大きな特徴です。

「でき婚」を後悔する理由

いくつか考えられる中から代表的なものを3つ挙げて話します。

前章の内容も含めて読んでもらうと、さらに分かりやすくなります。

精神的に幼いことが多いから

先に紹介したように世代が若くなるにつれ、でき婚の割合が高くなる傾向です。つまり、精神的に大人の男性として、女性として完成されたとは言えないレベルです。ある意味、男性は責任を取る形で婚姻関係を結んだため、愛情よりも義務が先立ってしまいます。

中には若くても精神年齢の高い人はいますが、そういう人はレアな存在です。お互いが自分を中心にしか考えることができずに、結局、些細なことがきっかけでいつもケンカが絶えないような家庭になってしまいます。

経済感覚に乏しいから

精神的に幼くして父親や母親になって迷惑を被るのは、この世に生を受けてきた赤ん坊です。独身の延長線上で給料が入れば湯水のごとくお金を自分のために使うことが多く、家庭を顧みることすらありあません。

夫はギャンブルや釣りなどの自分の趣味にお金を費やすことが多く、女性はコスメや洋服などへの購買欲が衰えることがありません。夫婦になり家計を同じくして、生まれた子どもを支えながら生活していくためには、収入と支出のバランス感覚が必要です。

2人の時間を確保することが難しいから

子どもが生まれてしまうと、どうしても生活の軸は子どもが中心になってしまいます。誰もが1度は思い描いてしまう甘い新婚生活からは程遠い、大変な子育てという現実が待っています。思い出の場所へ出かけたいと思っても、なかなかそれを行動に移すことは難しくなってしまいます。

2人とも子育てを楽しむことができればいいですが、若くして親になってしまうと相手を思いやることができず、ストレスや不満のぶつけ合いになってしまうこともあります。

式を挙げることができなかったから

順番が逆転してしまうのですから、タイミングがズレてしまうのも仕方がありません。その日の生活を営んでいくことだけで精一杯で結婚式の費用を貯めることはできなかった人が多いでしょう。

そして何よりも、お互いにしっかりと結婚を認めてもらうために必死に働いたり、育児を頑張ったりする人が多いため、機会を逸してしまいます。気付いた時には子どもは3歳くらいになっていて写真だけで済ませる人や、そのまま式を挙げない人もいるようです。

「でき婚」をアピールする理由は?

SNSなどを通じて今の私は幸せいっぱいですと強く訴えっている女性を目にしたことはありませんか!?なぜそこまでして「でき婚」であることを世の中の人に知らしめたいのでしょう。

賞賛を浴びたいから 

若くしてママになったことを周囲にアピールして、羨望の眼差しを浴びたいという気持ちの表れでしょう。SNSをやっている人の多くは他者とのつながりが欲しくて、自分の情報を発しています。つまり、今の自分の姿を認めてもらいたいという承認欲求が強く出ているのです。

育児に追われている中では、「親だから当たり前」という言葉のもとで褒められる機会は減っていきます。沈んだ自分の心の安定を保つために行っているとも言えるでしょう。

現実逃避したいから

SNSは、誰もが自分の理想の姿を演じることができる手軽なツールです。ホントは夫に対して不満ばかりあるけれど、そんな気持ちを払しょくするかのようにラブアピをしてしまうのでしょう。自分の描いた理想にそぐわない現実は捨て去り、都合のいいように塗り固めてしまっているのです。

そうすることによって、私が選んだ道は間違っていなかったと自分で自分を納得させたいのでしょう。ホントに幸せな人は、わざわざ自分からアピールするようなことはしません。「幸せ」の定義って他人によってさまざまですし、幸せな人ってなぜかしら周りの人がすぐに気が付きます。

まとめ

「でき婚」をした人の多くは、幸せとは程遠い現実を送っていることが多いと言えるでしょう。

日本における「でき婚率」は、10代で8割、20代前半で6割と若い世代に多く見られる傾向にあります。また、都市部よりも地方において、「でき婚率」が高いことが示されています。

「でき婚」をして後悔してしまっている女性に限って、必要以上に幸せアピールを行っていることがあるかもしれません。

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