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サイレントベビーにしたい?赤ちゃんの時おとなしい事が将来に悪影響!?

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「サイレントベビー」って言葉を耳にしたことがありますか?

恥ずかしながら、私はこれまでまったく聞いたことがありませんでした。「自閉症スペクトラム」であれば、これまで幾度となく耳にしましたし、調べたこともあります。

「サイレントベビー」って言わんとする意味は、何となく想像できますが、具体的には分かりません。いったいどんな特徴を持った赤ちゃんを指して使われる言葉なのでしょう。

そこで今回は、「サイレントベビー」に関する情報をまとめて紹介します。できるだけ客観的な情報を得られるように、小児科医へのインタビュー記事を参考にしています。

「サイレントベビー」っていったい何?

「サイレントベビー」っていったい何?

若い親御さんに広く知られているようですが、実は、これは医学的な用語ではありません。一般的には、次のような状態にある赤ん坊を示す言葉だと認識されています。

泣いたり、笑ったりなどの乳幼児特有の感情が表に現れず、発語も見られない大人しいといった特徴を持つ赤ちゃんを指示して言うようです。そのような特徴のある子どもは、大きくなってからがとても大変だという見解がまことしやかに語られています。

いろんなブログやサイトを覗き見ると「サイレントベビー」という言葉だけが独り歩きしてしまって、多くの親御さんを不安に陥れている感が強いです。忙しくて泣いていたのにあやすことができずに強い責任を感じて、自分を責めてしまうお母さんもいると耳にします。

それが日常茶飯事であれば、子どもの発達に何らかの影響は見られるかもしれませんが、数回であれば気にしなくても大丈夫です。

そのため責任感の強い親御さんであればあるほど、ネットに書かれている情報を鵜呑みにしてしまって不安な気持ちを抱いているかもしれません。

時代が変わるにつれて親の子どもへの関わり方も変化し、医学的な根拠に乏しい情報がインターネットなどを媒体とし爆発的に広まっていったのでしょう。

しかし、そのような状態にある赤ちゃんをまったく気にしなくてもいいわけではありません。詳しくは次の章で話しますが、あくまでも懸念事項の1つとして心の片隅にでも留めておいてもらえれば幸いです。

「サイレントベビー」に似た特徴が見られる懸念事項とは?

一概にこれだからこうと決めつけるのは、早過ぎるような気もしますが、心配される可能性もあります。いわゆる「自閉症スペクトラム障害」の疑いが少なからず否定できません。

大きな括りの中では、「注意欠陥多動性障害(ADHD)」や「学習障害(LD)」と並んで「発達障害」の1 つとして分類されています。

「発達障害」の1つである「自閉症スペクトラム障害」は、さらに細かく「自閉症」、「アスペルガー症候群」などに分けることが可能です。

イギリスの児童精神科医、ローナ・ウイングは、「自閉症スペクトラム」の定義として次の3つを掲げています。

・同じ年頃の子どもと交流を行うことが難しく、幼児期の関心は他者よりも自分の興味がある物に目が向くことが多い。

・話し方が平板で感情がこもらず、相手との会話を楽しむよりも自分の好きなことについて話し続けたり、皮肉などの言外の意味を捉えたりすることが難しい。

・自分なりに見通しをつけて動くことができないため、特定のものを蒐集したり、繰り返し同じ行動をとったり、強いこだわりが見られる行動をとってしまう。

そして次に示す内容は、これらのような特徴が「サイレントベビー」に挙げられているものに当てはまるものもあります。

乳幼児期においては、視線が合わなかったり、呼ばれても反応しなかったり、他者に関心を示さなかったりなどという特徴が見られます。

また、発語の遅れや、話し始めるようになってからは空気を読めない会話や、相手の言葉のオウム返し、独り言などのコミュニケーションにおける問題も生じてきます。

これらのような症状が見られるようでしたら、信頼できる人に一度話してみるとスッキリするかもしれませんよ。

小児科医が語るサイレントベビーを生み出す家庭環境とは?

小児科医が語るサイレントベビーを生み出す家庭環境とは?

現役小児科医である竹中恵美子先生のインタビューをもとに話していきます。竹中先生が診察する中において、「サイレントベビー」に当てはまる子どもを診察した経験があるそうです。

子どもたちは、家庭ではほとんどお世話をしてもらえていなかった場合が多かったと話しています。

不安で怯えていたり、親に抱きかかえられると拒絶したり、家庭背景がとても複雑であることが多いと続けて語っています。診察に訪れる母親に竹中先生は、あまり背負いこみ過ぎないようにしてくださいと伝えているそうです。

出産から4ヶ月~6ヶ月くらいは最も「産後うつ」の状態に陥りやすいと言われています。この時期は自分を責めてしまいがちになりやすく、診察室に入ると、急に泣き出してしまう母親もいるほどです。

近頃は、我が子が自閉症ではないか、発達障害なのではないかと、とても不安になってしまう母親が多く見られるとのこと。

ネットの情報に踊らされるのではなく、ちょっとでも心配に思ったり、不安を感じたりすることがあれば、健診の際に相談するようにしましょう。

悶々と抱え込んでいるよりも、専門家に客観的なアドバイスを求める方が賢明です。

まとめ

「サイレントベビー」という用語は、医学的なものではないので、あまり必要以上に不安にならないでください。

ネットで広く拡散してしまって、必要以上に親御さんの不安を煽っているような感じが拭えません。

しかも、母親としての役割を全うしようと頑張っているお母さんほど自分を追い込んでしまう傾向が強く見られます。

とても頼もしく見えるママ友がいるかもしれませんが、誰もが初めから満点の母親でいるわけではないのです。そんな時は、思い切って周りを巻き込むくらいのつもりでいると気が楽になりますよ!

あまり一人で抱え込まずに、信頼できる人に相談したり、かかりつけのお医者さんに話したりして、客観的な意見を聞くことも大切です。

ただし、「自閉症スペクトラム」の症状に「サイレントベビー」に似た特徴が見られますので、念のため覚えておくようにしましょう。

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