運動会のお弁当作りは気合がいるものです。今のママたちのお弁当はクオリティーがとても高く、ママたちの悩みの一つでもあります。料理が好きな方なら問題ないかもしれませんが、苦手で普段から色合いや盛り付けが上手にできない方はお弁当作りが憂鬱です。
そんな方におすすめしたいのは作り置きです。作り置きをすることで、翌日はお弁当箱に詰めるだけでよく、余裕を持ってお弁当作りをすることができます。お弁当が綺麗にできない1番の理由は時間に余裕がないからだと感じます。
その原因を解決することが出来れば、朝にゆっくり焦ることなく作れるので、ワンランク上のお弁当ができるはずですよ。ただ、暑い時期は作り置きの注意点を覚えておく必要があります。一体どのような注意点があるのでしょうか?
作り置きの注意点
作り置きはお弁当を作るうえでとても、効率よくできるポイントです。しかし、作り方を間違えてしまうと、食中毒になってしまう可能性もあります。食中毒になることなく、おいしくお弁当をつくるためには、どんなことに気を付けたらいいのか見ていきましょう。
汁気をきる
汁気があると細菌が繁殖しやすいと言われています。そのため、煮物などを入れたい場合は、汁気がなくなるまでしっかりと煮詰めるようにしましょう。煮詰める時間がない時は、前日に汁気をしっかりとっておくようにして下さい。
また、冷蔵庫や冷凍庫へ入れて保存しますが、その際にはしっかりと冷めたことを確認してから入れて下さい。というのも、温かいまま入れてしまうと蒸気が出てしまい、余分な水分が出てしまうからです。蒸気の水分にも細菌が繁殖してしまいます。極力、水分をとってから保存するようにしましょう。
味は濃いめにする
味を濃い目にすることで、塩気が増します。塩分は殺菌作用があるので、お弁当にはもってこいです。醤油や塩を調味料として使用するおかずは、いつもよりも少しだけ、濃いめの味付けにするようにしましょう。
彩り野菜にも火を通しておく
お弁当の彩りでブロッコリーやトマトなどを入れる家庭は多いです。ただ、基本的にお弁当に生ものを入れてはいけません。そのため、加熱をしていないトマトなどはお弁当にはいれないようにしてください。彩り野菜は前日にしっかりと茹でて火を通しておきましょう。
素手で触らない
作り置きをする際に、出来上がったものをカップに詰めたりします。その時に、つい手をつかってしまうことがありますよね。しかし、手をいくら洗っていたとしても、菌がたくさんついているのです。
特に、前日にカップに詰める時に手を使ってしまうと、次の日食べるまでにどのくらい雑菌が増えるのか考えると恐ろしくなります。作ったおかずはそのまま、鍋など入れておくか、ビニール手袋をしたりしておくと手を使う心配が減りますよ。
当日にすることとは?
お弁当作る当日にしないといけないこともいくつかあります。例えば、おにぎりを前日に作っておくと、食べる頃には固くなる可能性も高いです。となれば、当日におにぎりを作る方がおいしいはず。では、料理工程の中で当日に行った方がいいことを見ていきましょう。
揚げ物
揚げ物はしっかりと中まで火が通るため腐りにくく、お弁当にはもってこいのおかずです。ただ、前日に揚げてしまうと水蒸気などで雑菌が増えてしまうことがあります。その危険性を防ぐために、揚げ物は当日揚げるようにしましょう。
当日に揚げるのは、大変に感じるかもしれませんが、前日に衣まで付けて下準備をしておけば、大変ではありません。むしろ、揚げている間に違う作業ができるので、効率よくお弁当作りができますよ。
温める
前日に作り置きして置いたおかずは、必ずお弁当に詰める前に温めるようにしましょう。そうすることで、細菌の心配を最小限にすることができます。夏場によくあるのが、冷凍して置いたおかずをそのまま入れておく…。
これの意図は保冷材の意味を込めてだと思いますが、手作りおかずの場合は危険です。保冷材の代わりになるおかずを入れたい場合は、市販で売られている「自然解凍OK」と記載されている冷凍食品を使いましょう。そうすることで食中毒の心配はなくなりますよ。
汁気への対策
煮物や揚げ物など汁気を気にして十分に汁気をきったり、冷ましてからお弁当に詰めたとしても、多少出てきてしまいます。そんな時に活用するのがお弁当用のカップです。お弁当用のカップの中には、水分を吸ってくれるものもあるので、購入しておくと便利です。
お弁当箱も殺菌しよう
お弁当の出来上がりだけ、気にしてお弁当の殺菌はきちんとしていますか?お弁当を普段使わない方は、一度綺麗に洗ってから使うようにしましょう。また、頻繁にお弁当を使っている方も一度カビがはえていないか?お弁当箱の隅に汚れは残っていないか確認してください。
普段使用していると、洗いが雑になってしまうこともあります。しかし、運動会は暑いところにお弁当を置いておく可能性もあり、食べるのは自分だけではないのでいつも以上に綺麗に保つように心がけて下さい。おすすめの殺菌方法をご紹介ます。
熱湯消毒
お弁当箱を熱湯に入れるだけの殺菌方法です。沸騰したお湯にお弁当箱を入れて数分置いておきましょう。その後は綺麗なタオルやキッチンペーパーなどで綺麗に水滴をふき取りましょう。
お酢
お酢は殺菌作用がとても強いです。キッチンペーパーなどにお酢を付けて、お弁当を拭くだけで殺菌完了になります。お酢の匂いが気になるのでは?と感じる方もいますが、実際にしてみるとそこまで気になりませんよ。
アルコールスプレー
アルコールでの殺菌はよく耳にしますよね。アルコールスプレーは吹きかけて自然乾燥することで殺菌ができます。この3つの方法の中で最も簡単で手間のとらない殺菌方法です。時間がない方におすすめになります。
まとめ
運動会は場所によっては室内で保管してくれるところもありますが、ほとんどが自分で管理しなければいけません。だからこそ、作り置きの注意点の1番のポイントが「食中毒」になってくるのです。
作り方や詰め方次第で大幅に食中毒になるリスクを低くすることが可能になります。そのためには、しっかりと知識を身につけておく必要があるのです。
しっかりと殺菌、食中毒予防をして作り置きをしておきましょう。きちんとしてあれば、食中毒の心配することもなく、運動会の当日にバタバタすることもなくなりますよ。