我が家にいる愛猫の、茶トラ猫。
元野良猫でした。
車のエンジン部分に入っていたところを、母が見つけました。
声が枯れていて、身体も真っ黒で、猫か犬か判別不能でした(-_-;)
身体を綺麗にすると、なんとも美しい茶トラ猫でした。
しかも茶トラのなかでは珍しいメス。
里親探しのつもりで保護したのですが、飼うことに決めました。
その時に連れて行った動物病院についてまとめました。
☆野良猫の保護の仕方
我が家の愛猫は弱っていたため、難なく保護することができました。
弱っている場合や、人なつっこい猫を保護するのはそれほど苦ではないかと思います。
しかし大抵の野良猫は警戒心が強く、触ろうとすると威嚇してきたり、人の姿を見るだけで隠れる猫がほとんどです。
警戒心や恐怖を感じた猫は、機敏な速さと強さで動いて暴れます。
無理に捕まえようとすることは、かなり困難です。
むやみに近づいても、怪我をするため危険です。
野良猫は野生ですので、怪我しないよう様子をうかがいながら近づきましょう。
保護の仕方ですが、一番は人間(自分)に慣れてもらうことです。
ごはんをあげても、人間がいると、どんなにお腹が空いていても近寄ってきません。
野良猫の見える位置にごはんを置き、自分は離れた場所で見守ります。
根気よくごはんをあげて、誰がエサをくれるのか、野良猫に覚えてもらいます。
手の上でごはんを食べるようになったらベストです。
そして子猫を保護する場合は、注意が必要です。
野良猫が生後間もない子猫の場合、近くに親猫がいるケースが多いようです。
子猫は生後3か月までは、まだ親離れできていません。
子猫をだけを連れていってしまったら、親猫も子猫も悲しみが残るだけです。
可能でしたら、子猫と親猫を一緒に保護することがベストです。
里親募集にかける場合は、一緒にしてあげましょう。
保護を急ぐ必要がある時、近所の目が気になってごはんがあげられない場合。
その場合は、‘保護箱(捕獲箱)’を使います。
1万円以下で、ペットショップで売っているのを見たことがあります。
或いは、住んでいる地域に動物愛護団体があれば、そちらで貸してもらえると思います。
行政機関や保護ボランティアさんが貸してくれるところもあります。
☆自宅で一時保護する場合
拾ったその足で動物病院へ連れて行くのは難しいかと思います。
しかしペット不可の賃貸に住んでいる方は連れて帰れませんし、一軒家に住んでいる方も家族の了承がなければ連れて帰れませんね。
我が家も、猫を拾った時は賃貸マンションに住んでいました。
ペット不可の賃貸でも、大家さんに事情を話せば、ペット飼育を許可してもらう場合があります。
その場合は、条件付き(管理費等値上げ)、期間制限等、大家さんの提案をのまなければなりませんが…。
我が家も交渉しましたが、わりと新築だった為か、大家さんには断られてしまいました(大体断られると思います)。
すぐにペット可の賃貸に引っ越したのですが、引っ越すまでは知り合いの方に預かっていただきました。
突発的に自宅に連れて帰るのではなく、準備をしてから保護しましょう。
猫用のトイレやごはん、寝る場所も用意してあげたいですね。
☆その猫は本当に野良猫?
野良猫だと思って連れて帰った猫がもしも、他の家で飼われていた猫だった場合。
窃盗罪になります。
まあ、事情を話せば大丈夫だとは思いますが(-_-;)
保護したら、本当に野良猫かどうか確認しましょう。
・交番に相談
・インターネットの掲示板を見る
・動物病院の迷子情報
・近所の貼り紙
などなど…
首輪をしていなくても、どこかの家から脱走した猫の場合があります。
人懐っこい、避妊・去勢されている猫は要注意です。
しっかり確認してから保護するか、病院に連れていくようにしましょう。
☆保護したら病院へ
大体どこの動物病院も、午前午後で分けて診察しています。
まずはインターネット等で口コミを見て、評判のいい病院へ電話をすることをお勧めします。
電話口で猫の様子や初診費用の相談をしてみて、対応の良し悪しを判断したうえ、ご自分が親切で感じがいいと思ったところに行くのが一番良いと思います。
病院の受付の方の態度は、そのまま病院の評判に出ます。
おそらくこれから先何年もお付き合いしていく病院になるので、慎重に選びましょう。
良い病院が見つかるといいですね。
☆病院検査でかかる費用はどのくらい?
初診で、ノミダニ駆除、回虫駆除含めて、3,000円くらいでした。色々相談しているうちに、獣医さんから猫エイズと猫白血病の検査をすすめられました(野良を保護した場合は受けた方がいいと言っていたので、おそらくどこの病院でもすすめられると思います)。
猫が疲れていたため、別の日に猫エイズと猫白血病の検査を実施しました。
費用は1万くらいです。
今度は避妊をすすめられましたが、猫が弱っていたため、元気になるまで待つことに。
1年待って避妊手術をしました。
費用は3万くらいです。雄の去勢だと1万いかないくらいと言っていました。なんやかんやで病院でかかった金額は5万弱。避妊や去勢や、猫エイズと猫白血病の検査の必要がなければ、3,000円ほどです。
ちなみに、病院に連れて行く場合、猫は、キャリーバックに入れて連れていきましょう。
抱っこや放し飼いで動物病院に来ている方もいますが、拾ったばかりの猫をその状態にするのは危険です。感染症などの心配があるからです。
キャリーバックは、猫専用のものがホームセンターなどで売っています。
費用は5,000円弱くらいです。
☆まとめ
野良猫を見かけたら、猫好きな方なら放ってはおけませんよね。
しかし保護する前に、確認しなければならないことは沢山あります。
なんの準備もしないで自宅に連れ帰るのは自分が困るだけです。
その場でごはんをあげるのも注意が必要です。
猫にごはんをあげるのを嫌がる人もいます。
野良猫の繁殖やフン被害で困っている地域・住民の方も沢山います。
近隣住民に嫌煙されないよう注意しましょう。