今、小中学生の間で大流行している「スクイーズ」をご存知でしょうか。スクイーズの専門店は連日大賑わいで、時間制限を設けた予約制となっているようです。「スクイーズ」とは一体何なのでしょうか。食べ物?キャラクター?スクイーズの正体とその魅力についてご紹介します。
☆スクイーズとは?
スクイーズとは、発泡ウレタンや低反発スポンジなどから出来た玩具で、握った感触を楽しむものです。スクイーズはスイーツやパンなど食べ物の形をしたものが多く、ふわふわ、もちもちとした不思議な感触がやみつきになり、コレクションしたくなってしまうようです。
発泡ウレタン等を使用した感触の気持ちいい玩具は昔からありましたが、最近では「スクイーズ」と呼ばれるようになり、人気が再燃しているようです。
スクイーズ専門店が大人気
原宿には日本初のスクイーズ専門店がオープンし、土日など混雑が予想される日にちはネットからの予約制となっているほどの人気となっています。スクイーズのお買い物ができる時間は1時間で、この制限時間内に商品を選んでお会計も済ませなければいけません。
また、予約時間前にお店の外に並ぶことが禁止されており、店内に入ってからもお店の方の開始案内があるまでは商品に触れてはいけないなど、厳しくルールが設けられています。この専門店でお年玉をスクイーズにつぎ込む子も珍しくありません。
スクイーズの魅力は見た目だけじゃない!
スクイーズといえば本物そっくりに作られた見た目の可愛さが特徴ですが、魅力はそれだけではありません。食べ物モチーフが多いスクイーズですが、見た目のリアリティに加えて、香りまで本物に近づけているものが多く発売されています。
ショートケーキのスクイーズはいちごの甘い香り、メロンパンは焼きたてのクッキーのような香りなど、それぞれのスクイーズに合った香りがついています。また、触った感触もスクイーズによって大きく異なっていることがスクイーズの魅力です。
プリンやゼリーなどのスクイーズはプルプル柔らかい触り心地で、ベーグルは硬めのしっかりとした触り心地など、その豊富な種類がコレクターを増やしている秘密ではないでしょうか。
☆スクイーズの定番人気は?
・食パン系スクイーズ
クリームパンやクロワッサンなど、パンのスクイーズは豊富な種類が発売されていますが、食パン型のスクイーズは触り心地の良さで人気があります。
中でも牛乳ひたしパンというシリーズのスクイーズは、その名の通り牛乳がしみ込んだ食パンのようにしっとりと柔らかく、握るとしゅわしゅわと縮む感触がやみつきになること間違いなしです。香りはスタンダードなミルクの他に、いちご、抹茶、バナナ、コーヒー等があります。
・プリン系スクイーズ
プリンやゼリーなどプルプルとした感触のスクイーズも定番人気となっています。プリン系のスクイーズにはウォーター入りでプルプルとした触り心地を再現しているものが多く、スポンジとはまた違った触り心地が癒し効果大です。
牛乳果物プリンというシリーズはプリンを握ると中に隠れていたフルーツがごろっと出てくるところがポイントです。
・ロールケーキ系スクイーズ
生地のふわふわ感と、中に巻いてあるクリームのしっとりとした感触の違いを楽しむことができるのが、ロールケーキ系スクイーズが人気となっているポイントです。
ホールの状態のスクイーズと、カットされている状態のスクイーズの両方が発売されていますが、カットされているタイプの方がより中のクリームの感触をダイレクトに楽しむことができます。
カットされているタイプは、コンビニでよく見かけるスプーンで食べるロールケーキのようなパッケージがされているのも面白いです。
変わり種スクイーズ
・お餅系スクイーズ
まるで本物のお餅のようにのびるスクイーズが人気です。
お餅系スクイーズはこんがり焼けたシンプルな切り餅のスクイーズはもちろん、のばすと中のあんこといちごが透けて見えるいちご大福のスクイーズなども発売されています。
・飛び出る系スクイーズ
握った時だけ中身が飛び出すスクイーズも人気です。
枝豆のスクイーズはさやの部分をにぎると中の豆がむにっと飛び出てくる仕組みになっています。手を離すと元に戻るので、枝豆を食べる時の、豆がつるっと出てくる感触をエンドレスで楽しむことができます。
他にもチョココロネのチョコクリームが飛び出すスクイーズや、みかんの中身が飛び出すスクイーズなどが人気となっているようです。
スクイーズはリアルすぎて危険?
スクイーズの本物そっくりのつくりは、その香りも相まって大人でも一瞬本物と勘違いしてしまうほどリアルなものがたくさんあります。
リアルすぎるために、小さな子どもが誤って口に入れてしまうという危険性も考えられ、スクイーズの中にはその単純なつくりにしては対象年齢が高めに設定されているものがあるほど。
スクイーズを安全に楽しむためにも、小さな子どもに遊ばせる際にはしっかりと保護者の目が届くところで触らせるか、表示されている対象年齢を守ることが大切です。
スクイーズは手作りもできる
近頃のスクイーズブームのおかげで、人気のあるスクイーズはネットでは売り切れの状態が続き、ネットオークションで値段が跳ね上がっているものも数多くあります。
争奪戦に参加するのも良いですが、とりあえずあの触り心地を体感したいという方には手作りすることをおすすめします。
ブームの流れに乗って、手芸品店や百円均一ではスクイーズの手作りキットが販売されています。手作りすることによって誰ともかぶらない自分だけのオリジナルスクイーズを手に入れることができます。
☆スクイーズの癒し効果に大人も夢中!
スクイーズの不思議な触り心地は、子どもだけではなく、スクイーズにはまる子どもを持つ大人をも夢中にさせてしまうほどの癒し効果があります。
スクイーズの専門店には、専門店に直接来店しなければ手に入らない限定スクイーズもあるため、子どもと一緒になって商品を物色し、予定外の大出費となる親子も少なくないそうです。
スクイーズはキーホルダーやマグネットなど色々なタイプがあり、大きさも様々です。控えめなサイズの物であれば会社のデスクに置いておいても邪魔にはなりませんし、ストレス解消グッズとしてお気に入りを探してみるのはいかがでしょうか。