2歳ころになるとトイレトレーニングの時期が気になってきますよね。
2歳にもなるとある程度、言葉が話せるようになってくるので、トイレに関する言葉を言える子も多いです。例えばおしっこのことを「ちっち」といったり、おむつが濡れたらおしりを叩いて教えてくれたりもするでしょう。このような、子供の様子が多く見られる時期が2歳なのです。
ただ、トイレトレーニングの主は子供になります。いくら親がトイレトレーニングをしようと思っても子供のやる気がなければ進みません。そこで、いいきっかけとなるのは保育園です。今回はトイレトレーニングと保育園の関係性について調べてみました。
トイレトレーニングはいつから?
トイレトレーニングの始める時期は保育園によっても違いますし、子供によっても違います。トイレトレーニングを始めるためには、子どもの様子をしっかり観察しておく必要があるのです。
保育園と連携をとって子どものトイレトレーニングを始める時期を見極めましょう。では、トイレトレーニングの始めるタイミングで、子どもはどんな行動をするのでしょうか?
トイレに興味を示す
トイレトレーニングを始めたいのであれば、親や兄弟がトイレに行くところを見せてあげましょう。トイレに興味を持ち始めたら、トイレトレーニングを始める良い時期です。「下の子はオムツが取れるのが早かった」という話を聞くことが多いと思います。
これは、上の子がトイレへ行く様子を見ているからです。特に、年の差が少ない兄弟であれば上の子が、トイレのドアを開けたまま排泄をすることもあるでしょう。このような環境があるため、下の子はトイレに興味を持つのが早く、結果オムツが取れるのも早くなるのです。
排泄を教えてくれる
オムツで排泄をした後は、蒸れたり、動きにくかったりと気持ち悪さを感じます。年齢を重ねていくと、この感覚がわかってくるのです。
2歳くらいになるとオムツを換えることで、スッキリする感覚や、新しいオムツの気持ちいい感覚を感じることができます。子どもが排泄を教えてくれるようになったら、トイレトレーニングを始めてもいいでしょう。
排泄の感覚が安定する
新生児のような赤ちゃんは、排泄の感覚も狭く安定していません。しかし、2歳ころになると排泄の感覚が安定してきて、おむつを替えるタイミングが一時間に1回など分かりやすくなってきます。
排泄の時間が安定することで、トイレに連れていくタイミングがわかるので、トイレトレーニングにはもってこいの時期なのです。
保育園に任せても大丈夫?
トイレトレーニングを行うことで中心になるのは、やはり親です。ただ、保育園と協力してトイレトレーニングをすることで早くパンツへ移行することが可能になります。トイレトレーニングの中で、保育園に頼っても良い部分はどこなのでしょうか?
トイレトレーニングのきっかけを作ってもらう
保育園ではある程度の時期になると、クラス全員がトイレトレーニングをするようになります。
今まで、自宅でトイレに連れていっても興味が持てなかった子ども達も、友達がトイレへ行く姿を見ることでトイレに興味を持ちます。なかなかトイレトレーニングができない子どもは保育園にきっかけを作ってもらいましょう。
トイレに行く感覚を教えてもらう
子どもは保育園で過ごしている間は、きちんと時間に合わせて生活をしています。その中で、だんだんと子どもはトイレへ行くリズムを覚えていくのです。なので、保育士にトイレへ行く感覚や時間を教えてもらいましょう。
そうすることで、休日や保育後もトイレへ行くタイミングを理解できます。保育園と全部一緒にしなくてもいいので、気が付いた時にだけでも行うと、子どもはトイレへ行くタイミングがわかり、そのタイミングで排泄ができるようになってきますよ。
トイレトレーニングの助言をもらう
子どもによっては、思うようにトイレトレーニングが進まないこともあります。また、家と保育園で様子が違うことも多いです。
そのためには、保育士にどう過ごしているのか?トイレトレーニングがどのような状態なのか?を聞いておく必要があります。そうすることで、休日も家でスムーズに行えるようになるのです。トイレトレーニングは保育士との連携がとても大切になります。
トイレトレーニングが始まって家庭で気を付けること
トイレトレーニングが始まってから、気を付けることはたくさんあります。ただ、休日となると出掛ける予定があったり、パンツよりもオムツの方が都合がいいこともあるでしょう。そういう時は、無理して行う必要はありません。
というのも、無理して行ていると親も余裕がなくなってきて、トイレトレーニングをイライラして行ってしまうのです。子どもも怒られながら、イライラされながらでは、トイレトレーニングは進みません。
親も余裕を持ってトイレトレーニングを進めていけるようにしましょう。では、自宅で気をつけた方がいいこととはどんなことでしょう?
平日を同じように過ごす
トイレの感覚やトイレへ行くタイミングなどできる限り気を付けてあげましょう。特に、トイレでの排泄が成功する回数が多くなっている時期には、気づいた時にトイレへ促してあげるようにしましょう。
子どもの気持ちを優先する
トイレトレーニングを始めたばかりの子供だと、パンツの感覚が嫌だと感じてしまうこともあります。そういう子どもには無理にパンツを履かせる必要はありません。オムツを履かせたまま、トイレへ促してあげれば十分です。
たくさん褒めてあげる
排泄ができたり、排泄する感覚がわかったら十分に褒めてあげましょう。家庭でよくある、気を付けて欲しいことは「おもらしをした時に怒る」ということです。親の気持ちとしては、1日のうちに何回も着替えをしたり、おしっこを拭いたり…。嫌になりますよね。
ただ、子どもはそれでもトイレへ行こうと頑張っています。おしっこが出たことでパンツが濡れる気持ち悪さを感じることもできます。漏らしてしまった時には「次はトイレでできるといいね」「おしっこ出たこと教えてくれてありがとう」などと、暖かい言葉を掛けてあげましょう。
まとめ
トイレトレーニングは保育園に全部任せることは出来ません。というのも休日があったり、平日でも保育時間が子どもによって違うからです。でも、保育園と協力し合っていくことはとても大切になります。
子どもが混乱しないようにできるだけ、保育園と家庭での環境を一緒にしてあげましょう。例えば給食の前に必ずトイレへ行っているのであれば、家庭でもそうしてください。
同じ環境にしてあげることで、スムーズにパンツにできる可能性は高くなりますよ。保育園の先生と子どものトイレトレーニングの様子を見守ってあげましょう。