毎日通勤で満員電車に揺られている中、またいつ電車が停まるだろうかとヒヤヒヤしてる方はいませんか?
突然の電車による遅延は仕事や学校などに打撃を与えます。そして上司から怒られることにうんざりという方は多いことでしょう。果たして電車遅延は遅刻扱いになるのか?
法律的にどうなのだろうか。
そこで、電車遅延による遅刻で怒られるのは法律的に問題なのかを紹介します。
電車遅延なのに遅刻扱い?
電車遅延による遅刻に対して批判が多いことは確かです。電車遅延が原因で遅刻扱いされることに納得いかないという方は多いでしょう。
しかし、何度も繰り返し起きる電車遅延。
一度や二度ならまだ話は分かります。
ですが、何度も電車遅延で遅刻となると、さすがの上司も「君、もう少し行動をわきまえなさい」と言われても仕方がありませんと思いませんか?電車遅延は予知できませんが、対策ならとれるでしょう。
例えば電車遅延になるのを想定して…
・通勤時間を早める
・通勤の仕方をかえる
・その日、午前中に終わらせなければならない仕事を前夜に持ち帰る
このような対策を行うことで万が一電車遅延で遅刻してしまっても、職場に穴を開ける事は減らせそうです。
では、穴を開けなければ遅刻していいのか?
それはまた違いますよね。
基本的に遅刻はしてはいけません。
大人の考え方として対策は常識なんですよ!
電車遅延で遅刻!怒られる前にすべき3つの事
毎度毎度、電車遅延にての遅刻は怒られて当然でしょう。
しかし、やむ終えず遅刻しそうだと事前に把握した場合、上司に怒られるのを軽減させることができます。ですが上司によってですのでご了承ください。上司に怒られないようにする方法をご紹介します。
①前もって上司に連絡を入れ、その旨を説明する。
その際は、しっかりと気持ちのこもった謝罪をいれましょう。
メールは禁止です。
直接電話でのやり取りがマナーです。
②遅延証明書を提出
遅延証明書は配られることが大半ですが、それ以外にも窓口での受け取りも可能です。
切符や定期券を提示しますと発行できます。
③日頃から上司とコミュニケーションをとる
部下として自分がどんな人であるのかを上司に信頼させておくことで扱い方が有利になることもあります。
電車遅延による遅刻って許されないことなの?
電車遅延が原因で遅刻。
それは許されないことかと言ったら、五分五分でしょう。
いろんな意見が出てくると思います。
・電車が遅延したのだから自分は悪くない。
・電車遅延が多発していても対策をとらない、または対策をとっている。
・遅刻しないことは社会人としての常識!な固定概念。
・世間体。
これらがほとんどで、最終的に結局は上司と自分のやり取りにかかってくる問題だと思うのです。
ここでは自分の上司の人格がどんな人にあたるのかをそれぞれ見ていきましょう。
上司にもいろんなタイプがおられるかと思います。
〈上司のタイプ〉
・厳しい
・傲慢
・説教好き
・温厚
・臨機応変
などといった人格を見て、そのタイプに合わせて対応できればなおいいでしょう。
電車遅延による遅刻には許す、許さないの問題ではなく、上司と部下の距離感を重要視することが必要だと思います。ストレス社会となっているこの現代では、日本人特有の世間体、常識にこだわり過ぎている視点から見るととても生き詰まりを覚えます。
~でなければならない、~すべきだという考え方を捨てなければならない。
遅刻で上司から怒られるときの暴言などによって、実際にうつ病などの精神疾患になる方が年々増えてきているのが現状です。
それが、今で言うパワハラですね。
パワハラによって人生が崩れることだってあります。心が傷つきズタボロでうつ病などの精神疾患になってからでは立ち直りはききません。ですから上司から人への接し方を今一度、見直していただきたいと願っております。
そういう方を増やさないために、抗議などの行為で示させなければ伝わらない世の中へと変わりつつあるのが非常に残念ですが。
電車遅延が遅刻が原因で減給?法律的に問題ないの?
遅刻して激しく怒られパワハラを受けたという方はいませんか?
「職場環境配慮義務」民法第415条
パワハラやセクハラの被害に遭われた時に、
職場環境配慮義務違法として、会社が損害を賠償しなければならないのです。
ですからこのようにパワハラを受けたという方は、会社側は法律上違反しているとされますので速やかに通報することをお勧めいたします。電車遅延の遅刻が原因で減給された方は特に多いでしょう。
まず始めに疑問に思うことの1つ、「電車遅延によって遅刻したのになぜ自分が食らうのか」ですよね。自分が遅刻したわけではないのにとみんなそう思うはずです。がしかし、電車遅延の遅刻が原因で減給されたからといって残念ながら法律上に問題にはならないのです。
「ノーワークノーペイの原則」をご存知でしょうか。
労働契約法第6条が定める労働契約、分かりやすく説明いたしますと、「遅刻した分は給与は発生しませんよ」とのことです。ですから欠勤もそうですが遅刻も自己責任ということになります。成人を迎えてこれから就職なされる方はしっかり頭に叩き込んでおきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
満員電車の中の突然の電車遅延。私はそれがしんどくなり、転職した経験がありました。電車遅延にならないために対策を考えていただきたいものです。
駅によっては毎日のように電車遅延を起こしているところもあるのだそうですよ!イライラが積もる一方で、上記に記載しましたように対策を心掛けましょう。上司との間をギクシャクさせないためにも工夫は大事なことです。
厳しい世の中ではありますが、生活していくには乗り越えなければならないことなのです。毎日の通勤でお疲れになられているでしょう。時には体をリフレッシュさせてあげてください。
体を労わることも大切なことなんですよ!
このストレス社会に負けない体を作り上げるのもステキではありませんか?