最近よく聞く「騒音問題」。今回は洗濯機に関しての騒音問題について考えていきたいと思います。洗濯機はそれぞれの生活によって使用する頻度・時間が違う…。
例えば、男性の一人暮らしの場合であれば、8時以降の夜に使うことが多く、家族で住んでいる方は朝に使用することが多いでしょう。こんなにも生活リズムが違う人たちが、同じマンションで住んでいれば、ある程度の配慮は必要となってきます。
でも、騒音と言われてもお仕事をしていたりすると、どうしても洗濯をする時間をずらすことができない方も多いはず。そんな時、騒音問題を解決するにはどうしたらいいのでしょうか?
洗濯機の音/上の階下の階どこまで響くの?
一般的に洗濯機の音が響くのは下の階だけだと思われています。しかし、実は上の階の方や隣の方にも音が聞こえているのです。そしてマンションの構造によっては上の上の階まで響いてしまうことも…!
洗濯機の音がこんなにも周りに響いているとは思いませんよね?深夜や早朝に洗濯機を使用している方で、周りに注意をされなかった方たち。周りの方が我慢してくれているかもしれません。それでは、あなたへの印象が悪くなってしまう一方です。
そうならないためにも、洗濯機の使い方や騒音にならないポイントをしっかりと抑えておく必要があります。迷惑をかけないために、お互いが心地よく住むために。どうしたら洗濯機の音が小さくなるのか?騒音問題へと発展しないのか?勉強していきましょう。
洗濯機を確認しよう
洗濯機の騒音についてのポイントが2つあります。まず、1つ目は洗濯機が正しく置いてあるか?ということ。頻繁に使用しているからこそ、わざわざ確認することもないでしょう。でも、頻繁に使用しているからこそ洗濯機は正しい位置からずれていくのです。
1.洗濯機は斜めになっていない?
洗濯機をよく見てみましょう。斜めになっていませんか?斜めになっていることによって、振動が大きくなるのです。ただ、大きく傾いていない限り水平かどうかの確認はしづらいですよね?そんな時は、水準器のような道具を使うことがおすすめ。
洗濯機が斜めになっている場合、洗濯機の置き方で水平にすることができれば問題ありません。ただ、置き直しても水平にならない場合は、防犯マットの様なもので高さを調節してみましょう。
防犯マットを使用することで、洗濯機を水平に置くこともでき、騒音も解決するなんて嬉しいですよね。
2.洗濯機の足は緩んでいない?
洗濯機によっては高さが調節できるものがあります。その場合、知らないうちに緩んでいる可能性大。足が緩んでいると、洗濯機が安定しないことが原因で騒音がしているのかもしれません。
緩んでいるのかを確認するのは簡単。洗濯機をゆすってみて下さい。緩んでいる場合、グラグラと動くはず。
3.排水は出来ている?
「排水が関係するの?」と思いますよね。私も騒音と排水は関係ないと考えていました。しかし、聞いて納得!排水口よりも排水のパイプが高いと上手に排水されず、その結果、騒音を招いてしまうのです。
排水口を確認してみましょう。もし、排水パイプの位置が正しくないことが判明したら、洗濯機の高さを変えるか、排水しやすいパイプに変更するか工夫をしてみて下さい。
騒音で悩んでいる方、まずはこの3つをよく見てみましょう。今、騒音で悩んでいない方でも、もしかしたら騒音となる原因があるかもしれません。マンションに住んでいるのであれば、近隣の方へ迷惑をかけないように定期的に調べるようにしてください。
洗濯機を使用するときに気を付けるポイント
ポイント2つ目は、見落としがちな洗濯機の使い方。騒音と聞くと洗濯機の問題だとほとんどの方が考えます。しかし、使い方によって騒音を招くこともあるんです。確かに、洗濯機のタイプによって音が大きくなったり、小さくなることも。
でも、洗濯機を使用するときに、気を付けることがあるのであれば、試してみる価値があると思いませんか?ここで紹介するポイントはどれも、簡単なものばかりです。
使用頻度が高いからこそ、使い方に気を付けておきましょう。
1.洗濯物を入れすぎない
洗濯機の説明書にも書いてあり、洗濯機本体にも記載されてますが、洗濯物を入れすぎないようにしましょう。洗濯物を入れすぎてしまうと、脱水する際に振動が大きくなる。これが騒音へと繋がるのです。
何回も洗濯機を回すのが面倒くさくて、どうしても洗濯物が多いと詰め込んでしまうこともあるでしょう。実際に私もやってしまうことがあります。
しかし、洗濯物を入れすぎることは、騒音だけではなく、洗濯機が壊れる可能性も高くなる。
このことを聞くと、洗濯物を入れすぎていいことなんて1つもありません。それなら、騒音対策のため、洗濯機を壊さないために、規定の量を守って洗濯をしましょう。
ちなみに、毛布などの大きなものを洗う時も騒音へと繋がってしまいます。できることなら予約などを使用して、極力迷惑のかからない昼間に洗うようにして下さい。
2.洗濯ネットは大きいものを使用しない
洗濯ネットはサイズが小さいものから大きいものまで、種類がたくさんあります。ネットのサイズが小さければ小さいほど、洗濯機に対する反動が少ないので騒音にはなりにくい。
反対に大きいネットを使用していると、反動が大きくなり騒音へと繋がってしまいます。同じように、小さいネットを1度の洗濯でたくさん使用するのも、反動が大きくなるのでやめておきましょう。
「洗濯ネットのサイズはどのくらいならいいの?」と疑問が出てくるでしょう。しかし、これは洗濯機の容量などによって変わってくるので、正しいことが言えません。ただ、洗濯をしていて音が気になるようであれば、洗濯ネットのサイズを変えてみる価値はありますよ。
洗濯ネットは100円均一でも購入することが可能なので、いくつか買って試してみるのもおすすめです。
まとめ
洗濯機の騒音対策はどれも難しいものばかりではありません。定期的な点検をしておくことと、使い方を変えるだけでだいぶ変わってくると思います。
洗濯物は生活する中で欠かせないもの、そして、近隣トラブルになるのも避けたいですよ寝ね。そうならないためにも、自分の生活を客観視してみることも大切。
マンションはいろんな方が住んでいるからこそ、洗濯機のように日常生活の音に敏感に気を付けなければいけません。洗濯機はほとんどの家庭が使っているので「お互いさま」と思いがちですが、お互い様なのであれば、お互いが気を付けて、良好な関係を築いていきたいですよね。