断乳を始めると、あまりのおっぱいの痛さに驚くお母さんも多いのではないでしょうか?
ガチガチに張ったおっぱいは、固く痛いので起きているのも寝るのも苦痛ですよね。苦しい断乳の痛みのピークはいつまで続くのか、紹介します!
断乳の痛みのピークはいつまで続くの?
断乳の痛みは、断乳を始めて最初の授乳時間を過ぎたあたりから徐々に強くなってきます。
本来なら母乳を赤ちゃんにあげている時間なのに出すことができていないので、母乳が溜まったおっぱいはどんどんガチガチに固まっていきます。
母乳は乳腺で作られるので、溜まったままの乳腺がボッコリと膨らみ目で見てわかるくらいおっぱいがボコボコになってきます。
夜になると仰向けで寝れないくらい重くなってきて、その痛みが三日ほど続きます。痛みのピークはその三日ほどで終わり、四日目以降から徐々に収束してきます。
しかし、断乳方法を工夫したり正しいおっぱいケアをしてあげることで痛みを抑えたり張らないように気をつけることができます。
正しいおっぱいのケア方法や断乳方法を紹介します。
正しい断乳後のケア方法
断乳してからのケア次第で、おっぱいの張りを最低限に抑えたり痛みのピークが長続きするのを防ぐことができます。また正しくケアできないと、乳腺に母乳がたまってしこりの原因になったり乳腺炎になる可能性もあります。
辛い断乳時期を乗り越えるために、ぜひ正しいケア方法を実践しましょう!
どうしても痛いおっぱいは冷やすと和らぐ
どうしても痛くて寝れない時は、おっぱいを冷やしてあげましょう。
タオルに包んだ保冷剤をあてたり、冷水で冷やしたタオルで包み込むようにしてあげると痛みが和らぎます。私はよく、濡らしたタオルを冷蔵庫にストックしておきキンキンに冷えた状態で当てていました。夏場の暑い時期は母乳も分泌しやすくなるのでぴったりです。
湯船には浸からずシャワーで済ます
お湯に浸かって温まると血行がよくなり、母乳の分泌量が増えます。
せっかく減ってきた分泌量がまた増えてしまうので、入浴はシャワーで済ませましょう。
適度な圧抜きとおにぎり絞りですっきりしよう
断乳後のガチガチなおっぱいはそのまま放置してはいけません。
適度に母乳を外に出してあげないと乳腺炎の原因になってしまいます。
痛みのピークが続く三日間は日中2回ほどと寝る前に少量の圧抜き、痛みのピークが過ぎたらおにぎり絞りで母乳を出し切りましょう。
適度な圧抜きの仕方
おっぱいを揺さぶり、おっぱいがつーんとなって母乳を出す状態にしてあげます。
お辞儀の姿勢で屈んだら、おっぱいを両手で挟みぎゅっと押します。
縦を挟んだら横も挟んで乳腺全体から母乳を出してあげます。
出しすぎないように気をつけます。一回ずつ押したらそれで十分です。搾乳のようにリズムよく出さないように気をつけましょう。
反対側も同じようにします。
母乳を出し切るおにぎり絞り
おっぱいを揺さぶり、おっぱいがつーんとなって母乳を出す状態にしてあげます。
お辞儀の姿勢で屈んだら、おにぎりを握るようにおっぱい全体を両手で包みます。
固まった乳腺をほぐすように全体的に押していきます。かなり力を入れるので痛みを感じますが頑張りましょう!
母乳が止まり、おっぱいが柔らかく乳腺の張りがなくなるまでやります。反対側もやります。
おにぎり絞りはその後一週間後、二週間後、と間隔をあけて行います。
一ヶ月経つ頃にはほとんど出なくなります。
張らない断乳の方法
断乳を決めたきっかけはなんでしょうか?服薬や病気など、急に断乳をせざるをえない場合はどうしてもおっぱいは張ってしまいます。
もし急な理由ではないのなら、張らないような断乳方法を試してみましょう。
まずは夜間断乳から始めよう
急に丸一日断乳するのではなく、夜間の授乳を止めることから始めましょう。こうすることで、昼間の飲む量は変わらず夜間の飲む量を減らすことができます。
母乳は、赤ちゃんが飲む量に合わせて作られているので飲む量が減れば自然と作られる量も減ってきます。また、朝の授乳はしっかりすることで古い母乳を溜めないようにできます。こうして夜に飲んでいた量だけ徐々に減らしていくようにしましょう。
母乳の分泌量が多い方だと、朝起きた時にすごく張っているかもしれませんが朝の授乳ですぐにすっきりします。それに、完全断乳に比べて痛みも少ないです。
昼間の授乳回数を減らそう
夜間断乳ができるようになったら、昼間の授乳回数を減らしていきます。外に出かけて、赤ちゃんがおっぱいから気が逸れるような遊びをすると回数を減らしやすいです。
また、授乳を寝かしつけに使用しているのならいっぱい運動させて赤ちゃんが自然に眠れるような遊び方をすると授乳せずに寝てくれるようになります。
夫がいる時間帯なら、お風呂や夜の寝かしつけを代わってもらうととても助かります。仕事などで帰りが遅くワンオペ育児のお母さんは、夫の休みに断乳時期を合わせたりしてもいいでしょう。
どうしても1人でやらないといけない方は、お風呂にいつもと違うおもちゃを持って行って気をそらす・赤ちゃんだけ洗ってお風呂を早く済ます(自分は赤ちゃんが寝てから入ります)・夜の寝かしつけは抱っこや添い寝じゃなくておんぶで行うなど工夫をするようにすると断乳時期を乗り越えやすいです。
複数回授乳している方は、一週間くらいかけて一回ずつ減らしていくような緩いペースで行いましょう。
最後の授乳が終わる
最後の授乳が終わって、おっぱいの調子はどうでしょうか?
母乳が作られる量を徐々に減らしていくと、最終的には1回分で丁度いいだけの母乳しか作られなくなっています。最後に飲んでもらった次の日には、おっぱいの張りも比較的少なく痛みも感じずに過ごすことができます。
ゆっくりとしたペースで行うことが、張らない断乳方法です。
痛みの少ない断乳で辛い時期を乗り越えよう!
これから断乳する方も、今断乳中の方も正しいケアの仕方で辛い時期を乗り越えましょう!母乳が飲みたくて泣いている赤ちゃん相手に、辛さを感じることもあるかもしれませんが頑張ればいつか必ず報われます!
自分のおっぱいのためにも、赤ちゃんと楽しく遊ぶためにも、辛い断乳時期を乗り越えましょうね!