冠婚葬祭/マナー

結婚式のスピーチは子連れでも大丈夫!?定番スピーチのポイントとは!?

人生の大きな節目である結婚式で、スピーチを頼まれることもしばしばありますよね。

でも、結婚式のスピーチってどんなことを話せばいいの?自分の子供を一緒に連れて行っても大丈夫なの?と悩むこともあると思います。

そこで今回は結婚式のスピーチについて、子供連れでも大丈夫なのか、取引先の時はどうすればいいのかといった所に焦点を当ててご説明していきます。

結婚式のスピーチは子供も一緒でも大丈夫なの?

結婚式のスピーチは子供も一緒でも大丈夫なの?

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結婚式のスピーチを子供と一緒にやっていいかどうかの判断は、正直とても難しいところです。

子供さんがあまり落ち着きがなく、大声を出して走り回ってしまうようなタイプでしたら、一緒にスピーチをするのは好ましくありません。

せっかくの晴れの舞台が、子供さんの泣き声や大声で台無しになってしまうこともあり得るからです。

先にそういったことが予想できるなら、親に子供を預けたり、親しい友人に預けたりするのがいいでしょう。

もしどうしても子供を一緒に連れて行かなければならない場合で、子供さんが落ち着きのないタイプでしたら、スピーチは諦めるべきでしょう。

子供さんを見ていることに徹底していた方がいいでしょう。しかし、子供さんがおとなしくて大声を出したりしないタイプでしたら、一緒にスピーチをするのもできなくはないと思います。

実際に、「おめでとう」と一言子供さんがスピーチで言ったことによって、会場の空気が和んだという話もあります。

子供と一緒にスピーチをしてはいけないというルールはないので、どちらがいいのか悪いのかといった所は決めることができません。

しかし、いずれにしても、結婚式を挙げられる方に子供と一緒でも大丈夫かの確認を取ることは必須です。確認を取って、子供と一緒でも大丈夫との返事があれば、一緒にスピーチをしてもいいと思います。

もし一緒にスピーチをする場合には、せっかく一緒なのですから、ちょこっとだけ子供さんにしゃべらせてあげてくださいね。

結婚式のスピーチ!取引先の時はどうする?

結婚式のスピーチ!取引先の時はどうする?

次に、取引先の方の結婚式の時には、どんなスピーチがいいのでしょうか。

まず、先ほどの子供と一緒にスピーチをしてもいいかどうかは、取引先の場合には控えた方がいいでしょう。

状況把握ができない子供は何をするかわからないので、安全策をとってお一人で参加されることをオススメします。

では、スピーチの内容についてですが、取引先の方の結婚式の場合は、お仕事の話を絡めた文章がいいでしょう。

例えば、

・鈴木さんは長年品質管理のリーダーとして会社に貢献してくれました。

・正確な仕事ぶりに周りからの人望も厚く、とても感心するところがありました。

・田中さんは私の働いているカフェにいつも食材を届けに来てくれました。

・毎日納入しに来てくれるたびに仲良くなって、今では何でも話せる大切な友人です。

といったように、仕事でのエピソードを含めると、取引先の方の結婚式ならではのスピーチになります。

しかし、仕事の話といえども、仕事での失敗話は相手に失礼になるので絶対にやめましょう。相手の方とのいい思い出をスピーチにしてみんなに伝えてあげることが大切です。

他にも結婚式のどんなスピーチの場合でも守ってほしいマナーがあるので、いくつか紹介していきます。

■忌み言葉や重ね言葉はNG

別れを連想させる言葉や、不吉なことを連想させる言葉、繰り返す言葉は縁起が悪いとされているので使わないように気をつけましょう。

使ってはいけない言葉は以下の通りです。

別れる、終わる、離れる、飽きる、壊れる、死ぬ、滅びる、閉じる、失う、戻る、返す、退く、出る、重ね重ね、たびたび、つくづく、重々、さらに、ますます

■砕けすぎの内容や話し方はやめよう

結婚式には親しい友人だけでなく、会社の人や取引先の人、新郎新婦の親族などたくさんのゲストが出席しています。

たとえ新郎新婦と親しい仲だとしても、下品な話やふざけた話し方、いつも通りのタメ口などは悪い印象を与える原因になってしまいます。

会場に来ているみなさんが聞きやすく、安心のできる内容や話し方にしましょう。

■自慢話はやめよう

新郎新婦の晴れ舞台であるのに、自分の自慢ばかりをするのはよくないことです。

先ほど仕事の話を織り交ぜたスピーチにするといいとお伝えしましたが、あくまで相手を評価した話や、相手との関係についての話であって、自分の仕事の話や実績について話すのは失礼にあたります。

話の話題は新郎新婦が中心になるように文章を作りましょう。このように、スピーチをする際に守ってほしいマナーがあるので、皆さんも気をつけてくださいね。

結婚式の定番スピーチはこれ!

結婚式の定番スピーチはこれ!

では、結婚式で使える定番のスピーチをご紹介します。

自分のスピーチを作るときの参考にしてくださいね。

■友人へのスピーチ

たつやさん、さやかさん、ご結婚おめでとうございます。

本日は素敵な結婚式にお招きいただきまして、ありがとうございます。

わたしは新婦のさやかさんの幼馴染のななみと申します。

さやかさんとは、家が近かったので、小さいころからよく家に遊びに行っていました。

いっしょにおままごとをして遊んでいたことを今でも覚えています。

高校からはお互いの道を進むことになりましたが、こうして今まで親しくお付き合いができているのも、さやかさんが陰でわたしのことを支えてくれていたおかげです。

わたしはすぐに考え込んでしまうタイプの人間で、よく落ち込むことがありました。

そんな私にすぐに気づいて、「大丈夫、ななみはななみのままでいいんだよ」と励ましてくれました。

今でもその言葉が胸に残っていて、辛い時に思い出して元気をもらっています。

そんな優しくて、人の気持ちにそっと寄り添うことができるさやかさんに、たつやさんは惹かれたのではないでしょうか?

たつやさん、どうかわたしの一番大切な友人であるさやかさんのことをよろしくお願いします。

わたしのかけがえのない大切な人であるさやかさんと、たつやさんお二人の幸せを心からお祈り申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

■取引先の方へのスピーチ

遠藤さん、村田さん、本日はおめでとうございます。

わたしはN株式会社総務部の鈴木と申します。村田さんは派遣オペレーターとして、現場で活躍をしてくれました。

多くの社員をまとめる力は群を抜いており、とても感心するところがありました。男性社員にも負けずに元気に働く姿は、周りの人たちにとっても元気の源でした。

優秀な人材をお送りいただいたS派遣会社様にはとても感謝しています。

ありがとうございます。

夫婦になると、今までとは違う大きな壁が立ちはだかることがあるでしょう。しかし、会社で見せるようなパワフルさ、そして素敵な笑顔で、力を合わせて乗り越えていってください。

素敵なご家庭を築かれることを願い、はなむけとさせていただきます。

本日は誠に、おめでとうございます。

ありきたりなスピーチでは、なんだか物足りないと思います。

せっかくスピーチの機会をいただいたのであれば、自分しか知らないエピソードや人柄を紹介し、オリジナリティあふれるスピーチにしてくださいね。

まとめ

スピーチにはいくつかマナーがありました。

絶対にダメなことはダメ、子供と一緒にスピーチをしていいかのような曖昧なことはしっかり新郎新婦に相談しておく、というように、状況によっても判断することが大事です。

結婚式はとても幸せな場であるのですから、みんなが気持ちよく聞くことのできるスピーチにしたいですね♪

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