結婚によって生じるのが、夫婦双方の実家との付き合いです。日本ではお世話になっている方へお中元やお歳暮を贈る習わしがありますが、嫁の実家に贈るメリットはあるのでしょうか?
基本的に嫁の実家と何らかの交流があるのであれば、お中元やお歳暮は贈っておきたいですね。日頃からイベントのたびに贈り物をしている場合は、一年の締めくくりにお歳暮だけを贈る方法もおすすめです。
もし嫁の実家が遠方にあり、お中元やお歳暮を手渡しできないときは配達でも構いません。しかし、お墓参りは人任せにすることはできませんね。もし墓参りに行けない場合は、嫁の実家へ誠意のある対応をしましょう。
ここからは、嫁の実家へお中元やお歳暮を贈るメリットや墓参りについて詳しく解説していきます。
嫁の実家にお中元やお歳暮を贈るメリットとは?
夫の実家へは嫁が気をまわしてお中元やお歳暮を贈っているが、嫁の実家には何もしない…これでは夫婦仲に亀裂が入る原因になってしまいますね。夫婦が今後仲良く過ごしていくためにも、実家の扱いは平等にしましょう。
できれば嫁の実家へは、夫が先導してお中元やお歳暮を贈りましょう。面倒くさいと思われるかもしれませんが、年にたった2回頑張るだけで大きなメリットがあるのです。
・嫁からの評価が高くなる!
「自分の親を大切にしてくれる。」これはどんな人でもうれしいこと。いまだに日本には結婚=夫の実家に嫁ぐというイメージが残っているため、嫁の実家が軽視されている家庭も多く見られます。
ですが夫が嫁の実家を大切にしてくれなければ、嫁も夫の実家を大切にできないのです。夫が少しだけ嫁の実家に気を回すだけで、嫁の評価は急上昇することでしょう。
・嫁の実家の好みが把握できる!
嫁のお父さんやお母さん、兄弟・姉妹の好みを把握している夫は少ないのではないでしょうか。相手に喜んでもらうお中元やお歳暮を選ぶには、まず相手の好みを知ることが大切です。嫁に色々と質問しながらお中元やお歳暮の品を選べば、夫婦の会話も増えるため、有意義な時間を過ごせるでしょう。
・嫁の実家に喜んでもらえる!
夫がお中元やお歳暮を贈ってくれたと知ったら、嫁の実家はとても喜んでくれることでしょう。効果的に嫁の実家へアピールする方法をご紹介します。
まずお中元やお歳暮は配達してもらいましょう。できるだけ日時指定をするなどして、嫁のお父さんやお母さんが在宅するタイミングで受け取れるようにしてください。また配達の送り状には、あなたの名前と携帯電話の番号を記載します。
嫁の実家がお中元やお歳暮を受け取ったら、数日以内にお礼の連絡が入ることでしょう。送り状を見ていたら、あなたの携帯電話に連絡が来ます。嫁に連絡が入ったとしても、あなたが選んだ品であることを伝えてくれるはずです。
・嫁の実家へ帰省したときの話題が増える!
嫁の実家へ頻繁に帰省しない場合、たまに帰省すると会話が弾まないことは珍しくありません。普段離れて生活しているため共通の話題も無く、気まずい時間が流れてしまうのです。
しかしお中元やお歳暮を贈っておくと、「この前はありがとう。」、「どんな食べ物が好きですか?」など、会話の話題が増えます。そこまで長時間話せる内容ではありませんが、お互いの距離を縮めるきっかけのひとつにはなるでしょう。
・嫁の実家からお中元やお歳暮をもらったときは?
嫁の実家からお中元やお歳暮をもらったら、あなたが電話で感謝を伝えましょう。まず受け取ってすぐに、届いたことを報告してください。もし食べ物だった場合は、その後においしく食べた旨と感想を伝えると良いでしょう。
ここまでする必要があるのか?と思うかもしれませんが、会話をするきっかけになればいいのです。離れて暮らす娘夫婦が喜んでいるとわかるだけで、嫁の実家は喜んでくれます。
嫁の実家へ墓参りに行くべき?行けないときはどうする?
お中元やお歳暮は配送することができますが、墓参りは自分の足で出向かなければいけません。近場に嫁の実家がある場合は簡単ですが、遠方となれば時間もお金も掛かってしまいます。
基本的に行けるのであれば、嫁の実家の墓参りに夫も顔を出しましょう。ただし行けないときは無理をする必要はありません。絶対に行かなければならないものではありませんので、里帰りのタイミングに合わせてください。
またお墓が嫁の実家の近くに無い場合もあるので、嫁と事前にお互いの実家について話し合っておくことをおすすめします。
ただし嫁の実家へ墓参りに行けないからといって、何もせずに終えるのはもったいない!嫁の実家へはそれなりの配慮をしておきましょう。
・嫁の実家に墓参りに行けないことを謝罪する
墓参りについての考え方は、家庭によってさまざまです。嫁の実家がどのように考えているのか確認する意味でも、謝罪の連絡をしましょう。
もしわからないことがある場合は、直接嫁の実家に質問してください。こうすることで、無理をすることなくお互いの意思を尊重できます。
夫の実家へ墓参りに行っているのであれば、早い段階で嫁の実家の墓参りにも行くべきです。いつだったら里帰りできるのか、予定を決めておくことをおすすめします。
・嫁の実家にお供え物や花を贈る
墓参りに行けないときは、代わりにお供え物や花を贈りましょう。気持ちを伝える意味合いのため、高価なものを贈り必要はありません。お菓子や線香など、消費できるものがおすすめです。
またお菓子や花を贈る場合は、できるだけ日持ちするものを選んでください。数日で賞味期限を迎えるものだと、お供えできる期間が限られてしまいます。嫁の実家がもらっても困らないものを贈りましょう。
まとめ
嫁の実家へお中元やお歳暮を贈ると、たくさんのメリットがあります。嫁の実家からお中元やお歳暮をもらっているのにもかかわらず、何もお返ししないでいると非常識だと思われてしまうので注意しましょう。
また嫁の実家の墓参りについても同じです。何も知らないからと放置していると、関係性が悪化する原因も繋がります。
これからも長く付き合い続ける必要がある嫁の実家には最大限の配慮をして、良好な関係を築いてください。