電車でスマホや携帯を触っている方を多く見ます。ただ、優先席でスマホや携帯を触るのはいいのでしょうか?優先席でスマホを触っていると、周りが見られないため優先席に座りたい方が近くにいても気づくことができません。
気づけたとしても遅くなってしまいます。優先席は座ることが必要な方のためのものです。必要としている方が吸われずに、元気な方が座っているのは疑問を持ちます。
ただ、そんな時に注意する勇気はなかなか持ち合わせていません。心の中で思っていてもいざ口に出して注意しようとすると一歩を踏み出せないでしょう。しかし、注意の仕方を知っていたらどうですか?
若い学生などに注意をすると逆ギレされたりしそうで、怖いかもしれませんが、伝え方さえ知っていればスムーズに席を譲ってくれる可能性が高くなります。注意をするためには優先席の意味などをきちんと知っておく必要があるので、一緒に見ていきましょう。
電車の優先席のメリット
電車の優先席は必要なものだと思いますか?きっと必要だと思っている方が多いため作られたのでしょう。実際に高齢者や妊婦さん・障害者の方は助かっている方が多いです。
公共交通機関を使用する方はいろんな方がいるために、健常者のためだけでは不便さが出てきます。皆さんが使いやすくするための環境づくりとして「優先席」が作られました。
また、通勤時間などの満員電車の際にも優先席があることで、高齢者や障害者・妊婦が座れる可能性が高くなります。どの時間帯でもみなさんが過ごしやすく、乗りやすい電車にするために優先席はなくてはならない場所なのでしょう。
では、ここで1つ疑問が出てきます。「優先席は対象者以外は座れないの?」ということです。「優先席」と言われているように、対象者の方を優先するべき席になるので、優先席があいていればどんな方でも座ることができます。
他の席と優先席の違いは、優先席に座っている時に高齢者や障害者・妊婦が来た際には積極的に譲ることが必要です。きっと高齢者や障害者・妊婦からは席を譲ってほしいことを自ら言うことは出来ません。そんな方たちが近くに来た時はすぐに譲ってあげましょう。
電車の優先席のデメリット
メリットが多く感じる優先席ですがデメリットはどんなことがあるのでしょうか?デメリットを調べてみると、少し納得できるようなものも多く感じました。
・電車が満員でも座りずらい
電車が満員だったとしても「優先席」というだけで座りづらさを感じます。きっと満員電車の中で座りたいと感じている方はとても多いはずです。優先席も優先されるべき席なので他の方が座っても問題はありません。
とはいっても、実際に健常者が優先席に座るとなると少し抵抗があります。
・座っていると周りからの目が気になる
「席が空いているから」「誰か来たらすぐに譲ろう」と思っていても、周りからの視線が気になってしまいます。視線が気になるとソワソワしながら席に座っていることになる…。そんな居心地の悪い状態で座りたくないですよね。
・優先席を必要としている方が、他の席に座りづらくなる
障がい者の方など優先席を探して、そこまでたどり着くまでが大変な時もあります。優先席の対象者の方も優先席以外の席に座っても問題ありません。しかし、混んでいたりすると優先席に座った方がいいのか?と疑問を持つ方もいます。
対象者の方が優先席に座ることで、普通の席が一つ空く…。確かにそうかもしれませんが、優先席が遠かったらそこまで行くことが大変に感じることでしょう。優先席のデメリットもあることを頭に入れておくことが大切かもしれません。
優先席でスマホをしている方への注意方法とは?
優先席のメリット・デメリットを知り優先席の意味をきちんと理解したところですね。そこで、優先席でスマホを触ったりしてはいけないと決められているわけではありません。ただ、大きな音で音楽を聞いていると、周りにいる方は気持ちがいいものではないです。
そのようなマナーの部分について伝えられるとスムーズにスマホに対しての注意をすることができます。
・頭ごなしに怒らない
スマホをしていることがなぜいけないのか?丁寧に教える必要があります。頭ごなしに怒られると相手もイライラしてしまう可能性があります。イライラされてしまってはお互いに話し合いが進まずに、最悪の場合、喧嘩に発展してしまうかもしれません。
そうなることのない様に、なぜスマホがいけないのか?周りはどう感じているのか優しく丁寧に教えてあげられるといいですね。
・周りが迷惑だと感じていることを伝えてみる
スマホや携帯の音が大きかったり、通話をしている場合周りの人がどのような気持ちになるのか伝えましょう。電車は密室になりますし、みんなが最低限のマナーを守らなければいけません。
そのため、通話をしたり、大音量で音楽を聞いている場合、非常識だと感じる方が多いのです。そんな時は「音が漏れているから音量小さくしてもらえないかな?」「電話するのは外でしてもらえると嬉しいな」と優しく話しましょう。
そうすることで相手も怒られているわけではないので、すぐに対応してもらえるかもしれません。相手がもし、怒ったりイラッとしている姿があったとしても、喧嘩にならないように冷静に話すようにしましょう。
・優先席でスマホがいけないと決まっているわけではない
昔はペースメーカーの方が近くにいると影響があると言われていたが、今は携帯電話から3㎝離れていれば問題がないそうなので、隣に座っていたとしても影響があるとは考えにくいです。
ただ、マナーとしの問題になります。話をしている時に「スマホや携帯電話がいけない!」などと間違えたことを言うことがない様にしてください。注意と言っても違反しているわけではなくマナーを守る大切さを伝えられるといいですね。
まとめ
優先席でのスマホは基本的には問題ありません。ただ、いろんな方がのる電車でどのようなマナーが必要なのか?どうしたらトラブルなくみんなが気持ちよく乗ることが出来るのか?というところが重要です。
電車なので、周りの方もいるため大きな声で話すのではないく、静かに話すようにしてください。大きな声で話すと注意を受けた方のプライドが傷ついてしまうかもしれません。
「もし自分だったらどう感じるのか?」と考えながら話すようにするとスムーズに話が進みますよ。