子育て

<読み聞かせ>絵本を低学年高学年に読み聞かせる効果ってあるの?

絵本の読み聞かせ、していますか?

していると答えた方は、何歳まで読み聞かせを続けようと思っていますか?幼児期の読み聞かせは、子供の情緒を育てるのにとても大切だと言われますね。

夜寝る前の読み聞かせなど続けている方も多いのではないでしょうか?では、小学校の低学年、そして高学年への読み聞かせにはどのような効果があるのでしょうか。

小学校低学年への読み聞かせの効果とは

幼児期の延長として読み聞かせを続けやすい小学校低学年。

学校にも読み聞かせをしてくださるボランティアの方が来てくれたりと力を入れているところも多いですよね。幼児期と違って、少し長めの絵本を聞く力も備わってくるようになる年頃なので積極的に読み聞かせをしてみましょう!

そもそも読み聞かせには「子供の情緒を安定させる」「想像力を豊かにする」「聞く力を身につける」などいろんな効果があります。低学年のお子さんに読み聞かせることで、まだまだその効果が出てきます!

特に、今までの園生活とは違って身の回りのことを全部自分でやるようになった1年生のお子さんは、親の方も「自分でできるから」と任せることが増えましたね。

もちろん自分でできることをやってもらうのはとても大切ですが、その分親との関わりが減っているのも事実。そういう時間を埋めるのに、読み聞かせがとても大切なんです。

まだまだ親の愛情を存分に感じたい低学年ですから、親とのふれあいの時間を作ってあげるようにしましょう。親の声というのは、子供にとって情緒を安定させてくれる大切な薬のようなものです。幼児期の頃を思い出し、親子で懐かしい時間を思い出せますよね。

特に小学一年生のお子さんは、入学して環境が変わり、知らず知らずのうちに不安や寂しさを心の抱いています。戸惑いを隠しているお子さんもいるでしょう。(本人が気付いていないだけで、環境の変化には子供も大人も関係なくストレスがかかっています。)

夜寝る前の10分だけでもいいですから、絵本を読んでみましょう。情緒も安定し、ゆったりとした落ち着きを与えてあげることができます。幼い頃から聞いていた親の声に、お子さんもホッと安心してくれます。

一緒に過ごす時間が減る分、毎日のふれあいを大切にすることで親子関係をうまく構築することができます。読み聞かせのように距離が近く、声を聞いて落ち着いて向き合うことはとても大切です。

小学校低学年向けの絵本は、本屋さんにもコーナーわけされて置いていることが多いです。しかし、年齢の枠にとらわれずお子さんが興味を抱いた本を読んであげることが大切です。たとえそれがどんな絵本でも、お子さんの「読みたい!」と思った意欲を消さないようにしましょう。

小学校高学年への読み聞かせの効果とは

「小学校高学年にもなったら、読み聞かせは必要ないんじゃないの?」

「自分で読めるんだから読んであげる必要ってあるのかな?」

と、思っている方も多いのではないでしょうか?

確かに、ある程度の厚さの文庫本でもスラスラと読める年齢ですよね。学校によっては「朝読書」の時間を設けているところも多いのではないでしょうか?

実は高学年でも、絵本の読み聞かせは積極的に行うべきなんです!むしろ「多感な高学年」だからこそ絵本の読み聞かせをしてほしいと思います。もちろん高学年向けの、少し量も多いものを選びましょう。

この頃になると、じっと集中して話を聞ける時間も幼児期や低学年の時とは比べ物にならないぐらい長いですよね。自分で漢字もある程度読めるようになると、自ら読書をするようになります。

読書はとても大切で、子供の脳はどんどん知識を吸収していきます。本で読んだ世界がどんどん脳に詰め込まれていき、将来の糧になるのです。

そこで、短い時間でも構いませんから読み聞かせの時間を作るようにしましょう。毎日でなくても構いません。多感な時期なので、恥ずかしがったり嫌がるお子さんもいるかもしれませんし親子のペースで「今だ」と思った時に何気なく読んでみます。

読み聞かせは、読書とは違って自分のペースで物事が進みません。まるで映像のない映画を見ているような感覚です。絵でしか知ることのできない世界と、親の口から放たれる物語を子供自身が「脳内で映像として作り上げる」のです。

これは自分で行う読書とはまた違った想像力の働き方をしてくれます。そして、多感な時期だからこそ多くの影響を読み聞かせから受けるのです。それは情緒の安定にもつながります。

選ぶ物語も少し内容の重たいものを選びましょう。読み聞かせのいいところは、読んだ後に親子で感想をすぐ話し合うことができるところです。

「命」を題材にした本であれば読み聞かせ後に「感想を聞かせて」と親子で共有し合うといいでしょう。聞く力と話す力を身につけることができます。

また、読み聞かせのように耳で聞いた情報は、読んだ情報よりも深く記憶に残ります。子供自身が後で内容を思い出し、考えるきっかけを与えることができますね。こうして考えたことを発表し共有できる力をつけておくことは将来的にもとても大切になってきます。

国語力をつけるという点でも、高学年の時期もまだまだ読み聞かせは欠かせないですね。本を選ぶ時は、お子さんと「テーマ」を決めてお互いに読みたい本を本屋で探してみるのも面白いのでおすすめです。お子さんの意外な好みを知ることができます。

もしかしたら、とびきり子供向けの絵本を選んでくることもあるかもしれません。ですが改めて読むことで、親自身もお子さんに対して幼児期の読み聞かせとはまた違った発見ができるかもしれませんね。

心の成長に大切な読み聞かせはいくつになっても効果がある!

筆者も子供を産んでから、読み聞かせの会に行ったり、園で先生方の読んでいる絵本を聞いたりする機会が増えました。大人になってからも読み聞かせを聞く効果はあるなと毎回思います。

もちろんお子さんと着眼点は違いますが「人の話を聞く大切さ」「どうしたらみんなが聞いてくれる話し方ができるか」など新たな発見もあります。また、感動的な話だと心にも響きますし、面白い絵本だと童心に返って純粋に楽しめます。

普段の生活では得られない、癒しの効果があるなと常々感じます。

また「この話は子供の時に読んだけど、今は全然違う感想を持った」と感じることもあるでしょう。読み聞かせは、読み手の表現の仕方によっても受け取り方が変わってきます。大人にも様々な発見をあたえてくれる読み聞かせを、ぜひこれからも続けていきましょう!

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