皆さんにはお孫さんはいらっしゃいますか?
もしくはお子様はいらっしゃいますか?
自分の子供が成人し、その子が自身の家庭を築いた時というのは、今まで一生懸命育ててきた息子が一人前になったと実感する時ではないでしょうか。そんな時何ともいえない達成感とさみしさ、そして喜びに包まれるといいますよね。
まだ結婚されていない、という方も想像するだけでもその気持ちが得られるのではないでしょうか。そして待望の孫が産まれた時なんて、最高に幸せですよね。男の子でも女の子でも、孫の存在は目に入れても痛くない気持ちだと思います。
自分の子供には育てる責任がありますが、孫に対しては責任があまり無いので、思う存分甘やかしてしまっていいですよね!でも嫁との関係が良好で無いと孫に会いたくてもなかなか会えないという事態になってしまいます。
ましてや離婚してしまって、嫁が子供と一緒に暮らすことになればこの先全く会えないという可能性も・・・今回はそんな時のことについて話したいと思います。
☆孫に会えないのはなぜ?
待望の孫が生まれて喜びもつかの間。孫になかなか会えないという方も多いようです。理由は様々でしょうが、息子夫婦が住んでいる家が遠方であったりすると、なかなか会えないですよね。
お正月や夏休み、大型連休にしか会えないこともしばしば。もし遊びに来ると分かった時から首をながーくして待っていることと思います。そして孫が成長するにつれて会いに来てくれる頻度も少なくなってきます。
成長することは嬉しいことですが、同時にさみしさも募りますよね。「おじいちゃん」、「おばあちゃん」と言って来てくれる間はできるだけ一緒にいたいと誰しもが思うことなのではないかと思います。
会える頻度は少なくとも、会えるのであればそれだけでも幸せと思うべきかもしれません。・・・というのも、なかには孫に全く会えていないという方もいるからです。大体の場合が嫁との関係があまりうまくいっていないから。
「嫁姑問題」という言葉があるくらいなので、トラブルも多発しております。どちらも自分自身の意見を押し通しているため、いっこうに距離が縮まらないという状況です。
嫁からすれば、大好きな人のお母さんですが、大好きな人と同じくらいの愛情を持てるか、と聞かれたらそうでないこともあります。反対に姑からすれば、大切な息子が好きになった人ですが、息子と同じくらいの愛情を持てるか、と聞かれたらそうではないでしょう。
そういった背景があるのでお互いが努力をしながら歩み寄るものですが一度こじれてしまうと修復が困難です。ご主人の立ち回りも大きく影響してくるものですが、なかなか難しいですよね。
そんなこじれてしまっている嫁姑の場合は孫に会いたいと思う祖父母に対して、大切な我が子を会わせたくないと思う嫁がいます。そうなると事態はさらに深刻です。そんな事態になってしまう前に考えたいことは、お互い完璧ではない人間ということです。
どんなにいいお嫁さんや、いい姑さんでも、嫌になる時くらいありますよね。それが赤の他人であった両家が一緒になるということだと思うのです。お互い大切に思えば、お互いが答えるようになりますし、きつく当たれば、会いたくないから連れて行かなくなってしまうのです。
コミュニケーションを取るように心がけていきたいですよね。
☆離婚した場合、孫にもう会えない?
離婚とは当人同士だけの問題でなく、家と家の繋がりを切ってしまうことですよね。結婚も相手の家の事がからんできますが、離婚の場合はもっとシビアで大変といいます。
でも、たとえ家と家の繋がりが切れてしまったとしたとしても、祖父母の立場からしたら孫に会いたいと思うのは自然な感情なのではないかと思います。
当然それは分かれた片親からしてもそうでしょうが、祖父母も気持ちは同じくらい強いと思います。しかもどの祖父母にとっても孫という存在は特別なものですよね。自分が生きているうちに、孫に会えるのはこの上ない幸せだと思います。
では実際嫁が子供を引き取った場合夫側の両親は孫に会えるのでしょうか?離婚の仕方によって変わってきます。円満離婚で離婚の際に、子供に会える話をつければもちろん会うこともできますし連絡を取ることだってできます。
しかし、離婚するということは何か無ければその選択をしませんよね。その選択をしたということは恐らくできるだけ相手方とは付き合いたくはないものです。そういった場合は会えない可能性が高くなってしまいます。
祖父母は孫に会いたいと思った時会うことは可能なのでしょうか?それは特別な場合を除き、一般的には祖父母には孫に会うための交渉権は認められていないようです。
こういった事態にならないためにも離婚時の面会交渉の取り決めを行う場合に親と一緒に祖父母の場合も会えるように決めておくことです。さらに、離婚した後別の方と再婚をしてしまうとますます会えなくなってしまう可能性が高くなります。
あとで後悔しないように事前にしっかり相談しておくことが大切です。離婚後の面会をよく思わない親は多いかと思いますが子供にとって祖父母とはこの世に複数いない大切な存在と言えます。
祖父母とのコミュニケーションを多く取っていた子供とそうでない子供の場合は、コミュニケーションを多く取った子供の方がお年寄りにも親切で優しい子が育つと言われています。子供にとって害のある人達でなければ関係を持ち続けていく方がよいのではないかと思います。
☆まとめ
いかがでしたでしょうか?
子供にとって親はかけがえのない存在ですが祖父母の存在も大きなものだと思います。離婚した後でも円満な関係を保ち、遊びに行ったり、お泊まりをしたり、旅行をしたりしているケースも多くあります。
しかし、会えないケースがあるのは確かですし、離婚をしていなくても会えていない・・・なんてことも。最愛のお子様が生まれたのはお二人が結婚し夫婦になったからです。そして、結婚相手であるご主人や奥様を育ててくれたのは、当たり前かもしれませんが、ご両親がいたからですよね。
めぐりめぐって家族とは一つに繋がっています。
大人の気持ちより、最後は子供の気持ちを大切にしてほしいと思います。