年子って、子供の成長を一気に2倍に楽しむことができていいですよね。
小さい時は可愛さが2倍、大きくなれば学校行事の楽しさも2倍になります。
私自身、仲良しの年子のお姉ちゃんがいるので、その楽しさは実感しています。
そんな年子の妊娠には流産の危険性があるかもしれないとのことです!
年子の妊娠について、その注意点やメリットなどをふまえて詳しく説明していきます。
年子の定義は?
年子の定義は「同じ母親から生まれた一つ違いの子供」のことをいいます。
なので、上の子供が2歳になるまでに次の子供が生まれれば、その二人は年子ということになります。
具体的にどういうことかというと、例えば上の子の誕生日が8月1日だった時、翌々年の7月31日までに次の子供が生まれれば「年子」になります。
ただし、生まれる月によっては、学校に通うようになった時に1学年違う兄弟と2学年違う兄弟と稀に同学年の兄弟が出てくることがあります。
2学年違ったり同学年だと年子じゃないのでは?と考える方もいらっしゃるかと思いますが、年子の定義はあくまで「同じ母親から生まれた1つ違いの子供」です。
その場合でも、年齢が1つ違いの場合は年子になります。
年子妊娠は流産の可能性も?
では、年子になるためには、お母さんは次の子をいつまでに妊娠できればいいのでしょうか?
妊娠期間は十月十日と呼ばれるように、約10か月間、280日間といわれています。なので、最低でも上の子の2歳の誕生日の1日前より、10か月前には妊娠しないと年子にはならないということです。
よく病院では「体の負担を考えて1年以上妊娠は空ける方がいいですよ」と言われることが多いです。
昔は、母体の回復も待てずに子作りをしたと、恥ずかしいことだと言われることもありました。(現在は年子だから恥ずかしいと言われることはほぼほぼありません。生まれることに罪なんかありませんからね。)
年子の妊娠でも1年を過ぎていれば問題はありませんが、1年以内に妊娠した場合に、流産になる可能性があるといわれています。
これは、年子で妊娠する場合、上の子はまだ母乳を飲んでいることがあります。
授乳をするとき、お母さんの体の中ではオキシトシンというホルモンが分泌されます。
このホルモンには妊娠中に伸びた子宮の収縮を促して出血を早く止める役割があります。
授乳しているときにキューンとお腹が締め付けられるような感覚になることがありますが、これがオキシトシンの働きによる子宮の収縮なんです。
この子宮の収縮が原因で流産のリスクが高まると言われています。
また、妊娠中はあまり重たいものを持たないようにと言われますが、年子の妊娠では上の子を抱っこしないといけないことがあります。
1歳の子供は予想以上に重たいので、重たい子供を抱っこするのも流産のリスクを高める一因とされています。
ただし、流産は胎児の染色体異常が1番の原因だと言われているので、年子妊娠が流産に直結してくるとは一概には言えません。
年子妊娠は出産が楽って本当?
年子妊娠は出産が楽だと言われていますが、これはそうである場合とそうでない場合があるみたいです。
ただし、スピード出産になることは多いようです。
第一子のだいたい半分くらいの時間で出産する方が多いみたいです。
この出産までの時間が短いことで、陣痛の痛みや出産時の痛みの時間も短くなるということで出産が楽になると言われている可能性が高いです。
痛み自体に関しては、第一子とあまり変わらなかったという声が多くあったので、第二子の出産も決して楽とは言えないかもしれませんね・・・。
出産が楽かどうかはその人の体質が大きく関係してくるという考えが濃厚なので、これだけ個人差があるんですね。
年子妊娠で注意してほしいこと
年子を妊娠した時に気を付けてほしいことをまとめてしました。
■断乳が早くなることがある
先ほど授乳によるオキシトシンの分泌で子宮が収縮すると言いました。
流産のリスクが高間ある可能性があるので、第一子への授乳を早めにやめることになるかもしれないことを覚悟しておきましょう。
■重たいものをなるべく持たない
上の子を抱っこしなければならないこともありますが、必要以上に重たいものは持たないようにしましょう。重たいものを持つのも、流産や早産のリスクを高める可能性があるので注意をしましょう。
■血流をよくする
お腹の中の赤ちゃんは胎盤を介してお母さんの体から栄養や血液をもらって大きくなります。血流が悪くなると、この栄養が十分に送られなくなってしまう可能性があります。
血流をよくするために、体を冷やさない格好をしたり(特にお腹周りをあったかく!)、足マッサージをしたり、軽い運動をしたりしてください。
■葉酸を摂取する
最近はテレビでもよく出てくるようになった葉酸。
葉酸は赤ちゃんの脳や神経を作るのにとっても大事な栄養素です。葉酸のサプリメントもたくさん出てきているので、積極的に摂取するようにしましょう。
胎児の順調な成長は流産の予防にもなります。
■しっかりと睡眠をとる
睡眠を十分にとることで体をしっかり休ませましょう。
過度な運動や仕事は体の負担になります。妊娠中はデリケートになっているので、流産を引き起こさないためにもストレスを溜めず、ママ自体も元気な体でいましょう。
年子を妊娠した時だけでなく、妊婦さん全員に共通して気を付けてほしいこともいくつかあります。
妊娠中はとにかく体を大事にしてくださいね。
まとめ
年子の妊娠によって、上の子の授乳を少し早めにやめなければいけない可能性があるのはちょっと寂しい気もしました。
それでも私たち年子の姉妹のように大きく成長できているので、少し早いくらいの断乳は重く考えすぎなくても大丈夫だと思いますよ。
流産のリスクもないわけではありませんが、気を付けて過ごせば大丈夫ですよ。
年子の妊娠の場合にも、普通の妊娠の時と同じように自分の体を大事に過ごしてほしいと思います。
近い歳の兄弟がいることはその子にとっても頼もしく、うれしいことだと思います。
年子を妊娠されている方も、出産頑張ってくださいね。